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グラノーラの栄養
グラノーラが大好物でばくばく食べ過ぎてしまうのですが、グラノーラは食べ過ぎても大丈夫だと思っていました。ドライフルーツやはちみつなどの糖分が多いグラノーラを食べ過ぎた時は太るかも?と思いますが…栄養もたっぷりありますからね。
グラノーラにどんな栄養があるかご存知ですか?グラノーラはシリアルの一種で、オーツ麦、ナッツ、ドライフルーツ、はちみつ、メープルシロップなどさまざまな食べ物がバランス良く入っています。
オーツ麦に含まれる栄養素
食物繊維、タンパク質、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、鉄分、亜鉛、リン
オーツ麦の食物繊維は、不溶性食物繊維(水に溶けないタイプ)と水溶性食物繊維(水に溶けるタイプ)がバランスよく含まれています。オーツ麦の水溶性食物繊維は腸内環境を整えて便秘を解消する効果、肥満を防止する効果、心筋梗塞のリスクを下げる効果があります。
また、タンパク質はエネルギーを生み出す効果があり、ビタミンやカルシウムや鉄分など美容に欠かせない栄養素も豊富に含まれています。
ドライフルーツに含まれる栄養素
食物繊維、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン
ドライフルーツに含まれるカリウムはむくみや高血圧の予防の効果があります。また、ドライフルーツの食物繊維は腸を整え便秘解消の効果があります。
ナッツ類に含まれる栄養素
ビタミンE、ビタミンB、不飽和脂肪酸
ビタミンEは抗酸化作用があり生活習慣病を予防する効果があります。また、不飽和脂肪酸は血中コレストロールや中性脂肪値を下げる効果があります。
グラノーラを食べ過ぎるとどうなる?
「便秘」になる
便秘解消といえば食物繊維ですね。グラノーラにはオーツ麦などの食物繊維がたっぷり入っていますので、便秘解消にはぴったりのはずなんですが…逆に便秘になるのはなぜでしょう?
それは、麦などに含まれる水に溶けないタイプの食物繊維が原因です。食物繊維は水に溶けるタイプと溶けないタイプがありますが、溶けないタイプの食物繊維を食べ過ぎると、胃や腸で水分を含んでどんどんふくらんで詰まるか、次から次に入る食物繊維がさらに腸に詰まっていくので、さらに便秘になります。
私のお気に入りのカルビーのグラノーラの場合、グラノーラの1食分50gに、なんとバナナ4本分もの食物繊維が含まれているそうです!
100gをあっという間に食べつくす私は、バナナ8本食べたことになり、相当の食物繊維を摂取したんですね。
「胃痛や腹痛」をおこす
グラノーラに含まれる水に溶けないタイプの食物繊維は胃の中で消化できずに胃の負担になり胃痛をおこすことがあります。また、消化不良のまま腸に移動しますが、水分で膨張して腹痛をおこすことがあります。
「下痢」になる
グラノーラに含まれる水に溶けないタイプの食物繊維が大量に摂取すると、消化不良で腸が過剰に反応して下痢をおこすことがあります。特に体調が悪い時や疲れている時は下痢をおこしやすいので注意しましょう。
「おなら」が出る
食物繊維は腸にガスを発生させます。さつまいもがそうですよね。グラノーラに含まれる食物繊維も食べ過ぎると腸にガスを発生させるのでおならが出やすくなります。
「太る」
グラノーラは意外とカロリーが高いのでダイエット食品にはなりません! なんと白米の2倍以上のカロリーがあるんです。また麦だけでも白米よりカロリーが高くなります。
- 白米100g:約170kcal
- フルグラ100g:約470kcal
- オーツ麦100g:約300kcal
また、ドライフルーツやはちみつやメープルシロップなど糖分が多いのも太る原因になります。
ダイエット中はグラノーラの食べ過ぎに注意しましょう。ダイエット中は便秘の時以外は食べない方がいいのかも。
グラノーラの食べ過ぎにならない量とは
グラノーラの1食分の目安は50gで、これを大きく超えると食べ過ぎになってしまいます。
カルビーのグラノーラ(フルグラ)の場合も、1食分の目安量は50g(お米の1合カップで約9分目くらい)を推奨しています。グラノーラ(フルグラ)の50gはご飯茶碗1杯分のエネルギーとほぼ同じです。
グラノーラは食べ過ぎなければ毎日食べても問題ありませんが、完全栄養食品ではありませんので1日1食にしましょう。
グラノーラを食べるおすすめの時間帯
グラノーラを食べる時間については特別に決まってはいませんが、朝食にグラノーラを食べるのが一般的です。
朝は寝起きで頭も体も活発に動きませんが、グラノーラにはエネルギーとなるタンパク質や糖質が豊富に含まれていますので、仕事や勉強で朝から頭を使う必要がある人には朝食にグラノーラを食べることをおすすめします。
また、グラノーラはカロリーが高いので、夜ではなく朝食べて昼にカロリーを消費するのが理想です。
グラノーラの食べ過ぎは良くありませんが、特に朝食でのグラノーラの食べ過ぎには注意してくださいね。腹痛、胃痛、下痢なども心配ですが、おならが出やすいのも要注意です。
グラノーラのおすすめのたべ方
牛乳や豆乳をかけて食べるのが定番ですが、他にも美味しい食べ方はいろいろあります。
ヨーグルト&グラノーラ
ヨーグルトに合えるのもいいですが、透明なグラスにグラノーラとヨーグルトを交互に入れて食べるのもおすすめです。見た目もおしゃれですし食べ過ぎの防止にもなりそうです。
コーンスープ&グラノーラ
スープカップにフルグラを入れ、上からコーンスープを注ぐだけです。冷たい牛乳より胃や腸に優しい食べ方です。
カレー&グラノーラライス
ごはんとグラノーラ25gをざっくり合え、インスタントカレーをかけます。
グラノーラを食べるメリット
グラノーラは食べ過ぎなければ、とても体に良い食べ物です、ここではグラノーラを適量食べたときのメリットをご紹介します。
グラノーラの主原料のオーツ麦やナッツ類やドライフルーツは食物繊維が豊富です。この食物繊維の性質は水分を良く吸収する働きがあり、便が硬くなり過ぎるのを防せいでくれて、便通が良くなり便秘の改善になります。
食物繊維が豊富なグラノーラを食べることで、体内の悪い成分を体外にだす働きがあり、悪玉菌の活動が押さえられ、善玉菌が増殖することで免疫力アップや不足している栄養分も摂取できます。
その他にも、グラノーラに含まれる食物繊維の働きは腸内環境を良くしてくれるので、免疫力もアップして健康になります。
グラノーラは食物繊維以外にもカルシウムやカリウムやマグネシウムや鉄分や亜鉛などが含まれているので、骨を強くしたり、貧血やむくみなどに効果があります。
最後に
グラノーラの食べ過ぎでお腹が痛くなったというのは分かったのですが…分かっていながらもついグラノーラをパッケージから出す時に多めにお皿に入れてしまいます。一般的に、グラノーラの食べ過ぎ予防として有効なのは「時間をかけてよく噛んで食べる」ことだそうです。
他に方法はないか?あれこれ考えたすえ私が思いついたのが冷凍保存です。少々面倒ですが食べ過ぎ防止に50gずつラップにつつんで冷凍保存しました。食べる度に1つずつ出していますので食べ過ぎ予防になっています。賞味期限を延ばす効果もありますので一石二鳥です。