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食材を冷凍保存すれば新鮮さを長持ちできる!
皆さんは食材を多めに購入した際、どのように保存していますか。多くの人は、腐らないように食材を冷凍保存しているのではないでしょうか。
冷凍保存することで傷みの進行を遅くすることができ、冷蔵保存や常温保存するよりも長持ちするからです。あえて冷凍保存することを前提にまとめ買いしている主婦の方も多いですよね。
カットして冷凍しておくことで時短調理にも
最近では、時短調理法などもさまざまなメディアで紹介されています。その中でも、調理しやすい大きさにカットして冷凍保存する方法がよく紹介されています。
あらかじめ使いやすい大きさにカットして、冷凍保存しておくことで、調理する際に包丁で切る手間が省けます。味噌汁や炒め物などに使う際は、それぞれの食材をあらかじめ使う分ごとにラップで包み、冷凍保存しておくことで、凍ったまま調理することが可能です。
このように、冷凍保存方法はうまく活用することで、家事の時短にもなり、とても便利に活用できます。
冷凍してはいけない食材と美味しく食べるための保存方法を解説
便利な冷凍保存方法ですが、食材の中には冷凍してはいけない食材があります。ここでは、冷凍してはいけない食材と、それぞれの食材を美味しく食べるために最適な保存方法を解説していきます。
1.水分が多い生野菜
もやしやキャベツ、レタス、きゅうり、大根など、生野菜には水分を多く含んだ食材が多いです。野菜は余りやすい食材なので、とりあえずカットして冷凍保存しているという人も多いでしょう。しかし、水分の多い野菜は、冷凍保存には向いていません。
水分の多い生野菜は、冷凍保存してしまうと細胞が破壊されてしまいます。すると、加熱調理した際にふにゃふにゃになってしまい、食感が悪くなってしまうのです。
水分が多い生野菜は、基本的にそれぞれにあった温度環境で、キッチンペーパーなどで包み保存する方法が適切です。しかし、どうしても冷凍保存したい場合は、加熱してから保存することで、細胞を破壊せず、調理した際も美味しく食べることができますよ。
2.筍
筍を和食を作る際に使う人も多いでしょう。こちらも比較的余らせやすい食材なので、冷凍保存できないかなと試したことがある人もいるのではないでしょうか。
しかし、筍は冷凍保存には向いていません。加熱処理をしても、筋が強調されてしまい食感が悪くなったり、中身がスカスカになってしまったりと、食べにくくなってしまいます。
基本的には、あく抜きした筍をカットし、水を入れた保存容器に浸して冷蔵保存が最適です。この方法では1週間が目安です。
どうしても1週間以内に使いきれない場合は、あく抜きした筍の水分を拭き取り、厚さ5mm以下にカットした後、筍の表面を覆うほどの量の砂糖をまぶします。その後、1回の使用量ごとにラップで包み、冷凍保存することで、食感をできるだけ失わずに冷凍保存することができます。
3.生肉をブロックのまま
まとめ買いした生肉を冷凍保存する人は多いですよね。しかし、ブロックのまま冷凍保存してしまうと、解凍するまでに長い時間がかかります。解凍時間が長ければ長いほど旨味が損なわれてしまうため、ブロックのまま生肉を冷凍保存するのは不向きです。
生肉を冷凍保存する場合は、ブロックのままではなく、使いやすい大きさや厚さにカットしてから、重ならないようにジップロックなどに入れて保存しましょう。
4.ブロック形状のチーズ
チーズの中でもブロック形状のチーズを冷凍保存するのもNGです。チーズは塊のまま冷凍保存してしまうと、解凍した際に食感がボソボソになってしまい、食べにくくなってしまいます。
ブロックのチーズは、それぞれのチーズの種類ごとに保存に適した温度が異なります。オーブンシートなどで包んだ後、密閉容器に入れて、カマンベールやゴーダチーズならば野菜室に、ゴルゴンゾーラなどの青カビタイプのチーズならばチルド室に冷蔵保存しましょう。
もしも長持ちさせたい場合は、薄くカットしてからラップで包み冷凍庫で保存しましょう。しかし、種類によっては冷蔵保存とさほど保存期間が変わらないものもあるので、やはり、冷蔵保存で早めに食べるに限ります。
5.生卵
あまり見かけませんが、生卵をそのまま冷凍保存することはできません。生卵を冷凍保存してしまうと、解凍した際にドロドロになってしまい、調理することができません。また、基本的にはゆで卵や卵焼きなどの加熱調理をした卵料理も、食感が悪くなってしまうため不向きです。
生卵は冷蔵庫の冷蔵室で保存しましょう。また、冷蔵室で保存する場合は、ドアポケットの卵ポケットではなく、棚にパッケージのまま保存した方が長持ちします。
食材の保存方法はそれぞれに合った方法で実践しよう!
いかがでしたでしょうか。食材はそれぞれ保存方法が異なります。良かれと思って冷凍保存したら食感が悪くなってしまったというケースも珍しくありません。長持ちさせたいときは、それぞれの食事の特徴にあった保存方法を試してください。