千羽鶴のつなげ方と色の順番!キレイなグラデーションの作り方

千羽鶴

千羽鶴のつなげ方と色の順番はとても重要です。千羽鶴はつなげ方や色の順番にルールはありませんが、美しく仕上げるためには華やかになる色の順番や見栄えの良いつなげなど方法があります。ここではグラデーションの作り方など詳しく紹介します。

千羽鶴をつなげる時の色の順番

千羽鶴

千羽鶴のつなげ方で色の組み合わせの決まりはありませんが、せっかく一羽一羽心を込めて折った鶴ですので、最後の仕上げとして華やかで綺麗につなげたいものです。

千羽鶴を華やかにするつなげ方のコツは色のグラデーションのパターンを決めておくことです。「薄い色・明るい色」から始めて、下にいくにつれだんだん「濃い色・暗い色」にしていくのが千羽鶴のつなげ方の色の定番です。

千羽鶴の色が、7色・10色・15色・20色の場合のつなげる色の順番を紹介します。

7色の場合

ピンク → 赤 → オレンジ → 黄 → 緑 → 青 → 紫

10色の場合(おすすめ!)

白 → ピンク → 赤 → オレンジ → 黄 → 黄緑 → 緑 → 水色 → 青 → 紫

15色の場合

白 → 薄いピンク → ピンク → 赤 → オレンジ → 淡いオレンジ → 黄 → レモン色 → 黄緑 → 緑 → 深緑 → 水色 → 青 → 藍 → 紫

20色の場合

白 → 薄いピンク → ピンク → 濃いピンク → 濃い赤 → 赤 → 茶 → オレンジ → 薄いオレンジ → 山吹色 → 黄色 → レモン色 → 黄緑 → 緑 → 濃い緑 → 薄い水色 → 水色 → 青 → 紺 → 紫

次は、「1本の糸につなげる千羽鶴の数」と「同色の連続回数」を紹介します。

1本の糸につなげる千羽鶴の数

  • パターン1:1本に40羽×25本(1,000羽)
  • パターン2:1本に50羽×20本(1,000羽)

同色の連続回数:10色の場合

  • パターン1:1色につき4羽連続×10色(1本40羽)
  • パターン2:1色につき5羽連続×10色(1本50羽)

10色が一番つなげやすいのでおすすめです。

7色や15色の場合は1本につるす千羽鶴の本数と、同色の連続数が合いませんので折るときに色の本数を調整しなければなりません。

つなげ方と色の注意点

千羽鶴

千羽鶴のNG色

  • 黒色:霊柩車、喪服、などを連想させる色なのでNG
  • 灰色:灰、遺灰、を連想させる色なのでNG

「赤色」も血を連想させることからNGという話もあります。

首を折らない折り方

千羽鶴は最後に首を折って完成ですが、首を折るのはNGという説もあります。「首を折る」という表現が死を連想させるので縁起が悪いということのようです。

日本折紙協会によると「折らないと頭ができないので折ってください」とのことです。

つなげ方の手順

千羽鶴のつなげ方

下記の条件で千羽鶴を作る手順をご紹介します。

  • 千羽鶴の色:10色
  • 千羽鶴の数:1本の糸に40羽×25本(1,000羽)

用意するもの

  • 針:洋裁用の長めの縫い針
  • 糸:種類:2本取りの木綿糸(丈夫な糸)/ 長さ:150cm程度 / 本数:25本
  • ビーズL:サイズ:6mm~1cm程度 / 数量:25個 ※なければボタンやストローでOK
  • ビーズS:サイズ:3mm程度 / 数量:25個 ※なければボタンやストローでOK
  • ループエンド:1個 ※なければビーズやストローでOK
  • 二重リング:1個

手順

鶴は下から上へつないでいきます。

  1. ビーズLの穴に糸を通してしっかり結び付けます。ビーズが取れないよう2回結んで固結びをしましょう。
  2. 針に糸を通し、鶴の下の空気穴から針を刺しまっすぐ鶴の背中の上に出します。
  3. ビーズを結んだ際にあまった糸を一番下の鶴の羽の中にしまいましょう。
  4. 2羽目の鶴の首としっぽの向きを1羽目の鶴にそろえて下の鶴の羽と羽の間に重ねます。
  5. 同じように鶴の下の空気穴から針を刺し、まっすぐ鶴の背中の上に出します。上の鶴につなげる際は隙間なくつなげましょう。これを繰り返し40羽つなげます。
  6. 40羽つなげたら一番上にビーズSを通してしっかり結び付けます。ビーズが取れないよう糸を2回結びましょう。
  7. 残った糸は切らずにそのままにします。
  8. 上記1~7を繰り返し合計25本作ります。
  9. 25本を束ねて上部で軽く結び、鶴の高さと長さと位置を調整します。鶴が下がるよう余裕を持たせます。
  10. 調整したら糸が外れないよう2回結んで固結びしましょう。
  11. 固結びした上部の糸にループエンドを通し結び目を隠します。
  12. 上部の糸をリングに通してしっかり結び付けます。リングが外れないよう2回結んで固結びをしましょう。
  13. 残った糸をループエンドの穴から下に通し、長めの位置で切ります。吊るす場所によって長さを調整する可能性もありますので余裕をもって残しておきましょう。

つなげ方のコツ

折り紙の鶴

鶴と鶴の間に隙間を作らない

鶴を糸につなげる際は、鶴と鶴の間に隙間ができないようぴったり重ねてつなぎましょう。隙間があると鶴の位置や長さがバラバラになり見栄えが悪くなります。

千羽鶴のつなげ方が悪いとせっかく綺麗にグラデーションができたのに崩れて見えますので注意しましょう。

束を分けてつなげる

千羽鶴をすべて糸に通し25本作り終えて一つにまとめる際、ズレてしまって上手に結べない場合は一度でつなげるのではなく、5本を1セットとして5セット作り、それを1つにまとめる方法をおすすめします。

手順

  1. 5本を一つに束ね鶴の高さや位置をそろえます。
  2. 一つに束ねた上部をしっかり結びます。
  3. 同じように5本を一つに束ねたものを5セット作ります。
  4. 5セット(25本)を一つに束ねて全て結びます。

千羽鶴の束が崩れたり切れないコツ

千羽鶴を25羽束ねて上部でしっかり固結びした後、ループエンドを通す前に糸の結び目にボンドをつけて固めましょう。

千羽鶴は10色がおすすめ

千羽鶴のつなげ方や色のグラデーションはきれいにみえる10色がおすすめです。

保管方法や処分方法

折り紙の鶴

千羽鶴のおしゃれな保管方法

一般的に千羽鶴は糸で束ねて吊るすものですが、アクリルケースに入れるのもおすすめです。アクリルケースに入れる色の順番にグラデーションをつけて、上は明るい色、下は暗い色にまとめれば華やかに仕上がります。千羽鶴のつなげ方に比べたらとっても簡単です。

千羽鶴の処分方法

病気で入院した際にもらった千羽鶴を病気が治ったので処分したい場合、燃えるごみとして出すことは可能ですが、作った方の気持ちや病気が治ったことを考えるとごみに出すのは気が引けますね。

他の方法として神社で千羽鶴を引き取ってもらい、お炊き上げをしてもらう方法もあります。神社によって千羽鶴のお炊き上げを受け付けていないところもあるようですので、事前に問い合わせましょう。

「千羽=多数」なので1000羽じゃなくても大丈夫です

折り紙の鶴を持つ手

以前友人が入院したとき、友人達と千羽鶴を作ったことがあるのですが、1,000羽以上ありました。1,000羽じゃないとご利益が無いのかな?と思って調べてみたところ「千羽=多数」の意味とのことで、ぴったりの数でなくてもいいようです。

今回ご紹介したつなげ方や色の順番は定番のものです。つなげ方や色の順番を工夫してオリジナルの千羽鶴を作ってみてはいかがでしょうか。

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