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さつまいもが腐るまでの期間
さつまいもは、保存期間が長い便利な食材です。基本的な保存期間は、以下のようになります。
- 水に濡らした場合は、1週間前後
- 土付きの場合は、約1か月
- 冷蔵・常温保存で、約1か月
- 冷凍保存で、約2カ月
12℃から17℃の温度で保存すると、甘さが増して風味もアップしやすくなります。10℃以下の環境に置くと、低温障害にで黒くなってしまうので要注意!17℃よりも高い温度になると発芽してしまうので、夏場は涼しい場所で保管しましょう。
さつまいもが腐っている時のサイン5選
さつまいもが傷んでいるときは、どのような変化がみられるのでしょうか。小さな変化を見逃さないことが、安全安心への第一歩です。食中毒予防の面からも、傷みサインを把握しておきましょう。
1.変色している
さつまいもの色が変化しているときは、食べられなくなっているときのわかりやすいサインである可能性が高いです。
- 表面が黒くなっている
- 白くなって、カビが生えている
皮の部分が変色していても、切ってみれば中身は大丈夫そうに見えることもあります。しかし、カビなどが実の部分にも浸潤している可能性が否定できないので、調理するのはおすすめできません。
さつまいもの皮と実が購入当初と明らかに色が違っているときは、傷んでいるサイン。低温障害で黒ずんでいるとき以外は、変色を見つけたら食べずに破棄してください。
2.酸っぱい臭いがする
食材は、どんなものでも傷むと酸味を帯びてきます。また、異臭を放つことも共通していて、さつまいももその例外ではありません。さつまいもは調理する前は特別に強い香りがするものではないので、臭いが変わると劣化していると考えましょう。
購入したときにはになかった酸っぱい香りがしているときは、傷んでいる可能性が高いです。
3.柔らかくなっている
さつまいもは、お芋なので硬い状態が普通です。火を通したり蒸したり、ひと手間加えることによって、実が柔らかくなります。
冷蔵庫に入れていただけだったり、常温放置している状態で実が柔らかくなっているときは、腐っている証拠。ぶよぶよになっているとなると、実の水分が保存していた場所の周辺に染み出していることもあります。
4.表面がシワシワになっている
さつまいもの皮の部分や実の部分がシワシワになっているので、水分が抜けているときに見られる状態です。水分が抜けているということは、風味も落ちているので、食べない方が無難。
切ったときに実が縮んでいるのも、水分がなくなっているときにみられます。腐りきっているわけではありませんが、食べて大丈夫とも言い切れない状態です。
5.触ったときにヌルヌルしている
さつまいもは熟成してくると、皮の部分に蜜が出てべたつくことがあります。これは熟成が進み、甘みが増しているので美味しく食べられるサインです。
- 全体がヌルヌルしている
- さつまいもから手を離したら糸を引く
上記のようなときは、さつまいもが腐っているサイン。ヌルヌルした箇所から異臭が放たれているとなると、食べるのは非常に危険です。
傷みが少ない場合は食べられるのか
さつまいもの一部だけが傷んでいて、ほかの部分はまだ傷んでいないこともありますよね。こういった場合、傷んだ部分だけを切り離して、ほかの部分は調理したくなるものです。
しかし、一か所でも傷んでいるのであれば、食べない方が無難。見た目にはわかりにくくても、細菌やカビがさつまいも全体に広まっていることが想定されます。食べられそうであっても、あきらめて破棄しましょう。
切り口の表面部分だけが少し黒っぽくなっているときは、低温障害で変色している証拠です。このケースのみ、黒い部分だけを切って食べられます。切っても切っても中に黒い部分が残っていたら、全体が傷んでいるので破棄してください。
まとめ
さつまいもは、幅広い年齢層から愛される食材です。だからこそ、傷んでいるサインを見逃さず、安心して食べられるように配慮しましょう。
適温で保存すれば、さつまいもはすぐに腐りません。安いときに少し多めに購入して、上手に保存しておやつやおかずでフル活用してくださいね。