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便利だからこそ気を付けたい電気ストーブ
電気ストーブは、冬の寒さをしのぐ際の必須アイテムです。すぐに温かくなるので、気軽に暖が取れる点は非常に重宝します。
しかし、電気ストーブの使い方を間違えてしまうと、火事の原因になる場合もあるのです。電気ストーブによる火災は、毎年発生しています。最悪の場合、火が大きく燃え広がり、家族や大切な人を失ってしまうかもしれません。
そうならないためにも、電気ストーブを使う上で絶対に行ってはいけない行動を把握しておきましょう。
電気ストーブを使う時の『絶対NG行為』3選
電気ストーブを使う上で、絶対に気をつけて気を付けておくべき点をご紹介します。安心安全に電気ストーブを使用するためにも、チェックしておきましょう。
1.電気ストーブの周辺にものを置く
電気ストーブの表面温度は、300~900℃あります。個体差はあるものの、非常に高い温度です。一番低い温度でも300℃ほどあるので、燃えやすいものを電気ストーブの前に置くと発火する可能性があります。
- 新聞紙
- 洋服
- 毛布や布団
- ガスボンベなど爆発する可能性があるもの
- ホコリ
上記のようなものを電気ストーブの周辺に置くと、非常に危険です。乾かなかった洋服をストーブで乾かす人がいますが、干した洋服に引火して火事になる事例はたくさん報告されています。壁際で電気ストーブを使用するときは、カーテンが近くにないかを確認しておきましょう。
就寝時に電気ストーブをつけっぱなす行為も、非常に危険。布団や毛布は燃えやすいので、絶対に就寝前には電気ストーブを消しておきましょう。冬の到来とともに電気ストーブを使用する前に、ホコリは取り除いておくと安心です。
2.つけっぱなしにして目を離す
電気ストーブは石油ストーブのように火を使わないから、燃えるものさえ近くになければ安全だと思っていませんか?仮に電気ストーブの前に燃えやすいものがなかったとしても、電化製品は何がきっかけで火の気が出るかわからないので注意が必要です。
小さな紙切れやホコリなどがじわじわと燃えていると、一酸化炭素中毒になることもあります。つけっぱなして席を立つのは危険なので、使わないときは電源をオフにしてプラグを抜いておきましょう。
3.安全確認をせずに使用する
電気ストーブは冬の期間だけ使うものなので、使用前の安全確認を忘れることが多い傾向です。
- 製品が古すぎないか
- コードに不備はないか
- プラグが変形していないか
- 電源をつけたときに、焦げたような臭いがしないか
上記のことに気をつけて、電気ストーブを使い始めましょう。
安全に電気ストーブを使うポイント
電気ストーブを使うときは、下記のことに注意しましょう。
- 着火しやすいものを電気ストーブの近くに置かない
- 使わないときはプラグを抜く
- ストーブガードを使用する
- つけっぱなしにしない
- 古いものは製造年月日を確認して、使用前に寿命を見極める
火が着きやすい環境を作らないことが、火事を招かないための第一歩です。電気ストーブのつけっぱなしは、一酸化炭素中毒を招くこともあるので、短時間でも目を離すときは電源をオフにするよう心がけて下さい。
小さなお子さんやペットがいる場合は、ストーブガードを使うのがおすすめです。ストーブの前に置くだけで、お子さんやペットが電気ストーブに近寄りすぎるのを防げます。
電気ストーブを使用しないときは、コンセントからの発火と節電を兼ねてプラグを抜きましょう。電気ストーブの寿命は、約6000時間です。冬場のみ毎日8時間ほど使用した場合、約5年で寿命を迎えます。寿命を過ぎて電化製品を使い続けると、故障や発火のリスクが高まるので要注意。
まとめ
電気ストーブは、安全面に少し配慮するだけで、安心して使用できる便利なアイテムです。ほんの少し注意して、電気ストーブで暖を取りつつ冬を乗り切りましょう。