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カジュアルな服装で行くのはNG!
「年越しカウントダウンのついでに」「テレビ番組を見たあとその足で」とカジュアルな服装で行ってしまっていませんか?
実は初詣は神様の前に出る儀式なのできちんと正装を整えて行くのが正しいマナーです。
最近は着物を着て初詣に行く人はまれですが、鳥居をくぐる前に帽子などは取り、衣服を整えてから行きましょう。知り合いの家にお邪魔する時に玄関先でコートを脱いだり靴を脱いだりするのと同じ理屈です。
ペットと一緒に行きたい人もいるでしょう。しかし残念ながら動物は神様にとって不浄のものとされてしまうためNGな神社がほとんどです。温かい場所で待っていてもらうようにしましょう。
鳥居から手水舎まではルールにしたがって
鳥居をくぐる時は左側に立って一礼して左足から入ります。真ん中は神様の通り道だから空けておくようにという話は聞いたことがある人も多いでしょう。あまりにも人が多い場合は守れないかもしれませんが、極力真ん中は歩かないようにするのがマナーです。
基本的には左側を歩くようにとされていますが、神社によっては右側を歩くようにとルールが設けられていることもあるので事前に確認しておきましょう。
手水舎で口や手をすすぐ方法も間違っている人が多いので注意が必要です。口をすすぐ時にひしゃくに口をつけたり音を立てて水を口に含むのはNG。また手をすすぐ水や口をすすぐ水もできる限り最初のひとすくいでやり切るのがマナーです。
お願いごとは1つに
おさいせんは「神様にお願いごとを聞いてもらうため」と勘違いしている人もいるかもしれませんが本来は日々の感謝を伝える供物です。投げ入れる時は乱暴にせず丁寧に納めるようにしましょう。
金額は縁起の良い語呂合わせで5円、15円、というように1の位が5円とすることが多いですが、実は10円だけはNGです。「遠縁」になるため避けたほうがいいとされています。
二拝二拍手一拝が参拝の基本的な作法とされています。二拍手のあとにお願いごとをする人が多いのですが、一拝まで終えてからが正しい方法です。お願いごとをするときは最初に自分の名前と住所、感謝の気持ちを述べて、それから初めて自分の願い事を伝えましょう。お願いごとは欲張って複数伝えるのはNG。ひとつだけにとどめておくのがベストです。
「それでも日本人なの?」と言われないために
初詣のNG行為をご紹介しました。
海外から日本に移住した人が多い昨今では、もしかしたら日本人より海外の人のほうが正しいマナーをわかっているのかもしれません。
「それでも日本人なの?」なんてあきれられてしまわないように初詣のマナーを見直してみましょう。