年賀状に書いてはいけない『NGワード』5選!間違った知識で恥をかいているかも…?

年賀状のNG行為とは

年賀状は、感謝の気持ちと新年のお祝いを伝えるものなので、失礼やマナー違反がないようにしましょう。もしかしたらこれまで知らずにNGワードなどを使ったこともあるかもしれません。間違った知識で恥をかいてしまわないよう、年賀状に書いてはいけないNGワードを改めて確認してみましょう。

年賀状に書いてはいけない『NGワード』5選!

年賀状を書く日本の正月イメージ

1.忌み言葉やネガティブな表現

年賀状では縁起の悪い表現や不幸を連想させる忌み言葉は避けましょう。代表的な忌み言葉は次の通りです。

  • 去る
  • 終わる
  • 切れる
  • 衰える
  • 破れる
  • 失う
  • 倒れる
  • 離れる
  • 消える
  • 壊れる
  • 病む など

また、去年には「去る」という言葉が入り縁起が良くないためNGです。代わりに「昨年」「旧年」を使うようにしましょう。加えて、「仕事のほうも思うようにいかず」「体調が良くなかったため」などネガティブな表現もお祝いの手紙である年賀状には相応しくないためNGです。

2.句読点

祝い事や喜ばしいことは、区切りをつけずずっと続くことが望ましいとされ「、」「。」などの句読点は使わないほうが良いとされています。新年のおめでたい場面の挨拶で句読点を付けると、良いことへの区切りをつけると連想させ、縁起が悪いと考えられるからです。

若い世代では気にしない方が多いと思いますが、目上の人に対しては敬意を示すためにも使わないほうが良いでしょう。

3.目上の人に2文字の賀詞

新年の挨拶の言葉

新年を祝う言葉を「賀詞」と言います。「寿」や「賀正」など1文字2文字の賀正も多くありますが、これらにはお祝いの意味はあっても、経緯や丁寧さを表す意味あいが含まれていないため、敬語としては不十分であるそうです。

そのため、ビジネス上のやり取りや上司、目上の人には避け「恭賀新年」などの4文字賀詞や「新年おめでとうございます」を使いましょう。

4.重複する言葉

「新年あけましておめでとうございます」という文章は正しいように感じますが、「新年」と「あけまして」の意味が重複しているためNGです。

「恭賀新年」や「迎春」などの賀詞を使いながら「あけましておめでとうございます」と添え書きするのも二重賀詞となるためNGですので気を付けてください。また、「令和〇年一月一日 元旦」も「一月一日」と「元旦」の意味が同じためNGです。正しくは「令和〇年 元旦」です。

5.『A Happy New Year』は『Happy New Year』が正解

『A Happy New Year』もよく見かける文章ですが、実は間違いとのことです。『A』をつけるのは年が明ける前に新年の挨拶をする時に用いる表現となり、新年の挨拶である年賀状には適していないそうです。

赤インクや修正ペンの使用もNG

赤いインクの筆

NGワードではありませんが、年賀状を書くときの注意点として

  • 赤インクを使う
  • 修正ペンを使う
  • 訂正で二重線を引く

などもNGとされています。また、印刷だけの年賀状にならないよう手書きで一言添えるようにしましょう。

年賀状の正しい書き方

年賀状と万年筆

年賀状はお世話になっている方々への感謝の気持ちを、新年をお祝いする言葉を用いて贈る挨拶状です。基本的な書き方のマナーがあることと、用件などを伝えるのではなく親交の言葉、健康や繁栄を祈る言葉を使います。一言の添え書きは少し小さめの文字で短くまとめましょう。

  1. 文頭に賀詞『謹賀新年』などを大きめに書きます。
  2. お世話になった感謝の言葉や近況報告を簡潔に書きます。
  3. 今後の指導や変わらぬ親交を願います。
  4. 相手の健康や幸福、繁栄を祈ります。
  5. 年号と日付を文面の最後に書きます。

最後に

届いた年賀状

年賀状は「お年玉付き年賀はがき」を用いるのが一般的ですが、どのはがきを使用してもマナー違反にはなりません。その場合は、切手を貼った下に「年賀」と朱書きを必ずしましょう。

そうしないと普通郵便として年内に届いてしまいます。新年を迎えるお祝いの挨拶のため、NGワードなどを使って相手に失礼がないようにしましょう。

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