目次
スニーカーのゴムが黄ばむ原因
スニーカーのゴムの部分は長く愛用して履いていると汚れ以外で黄ばみができてしまいます。黄ばみができてしまうと、白くて清潔感のあったスニーカーも台無しになってしまいます。
スニーカーのゴムの部分の黄ばみができてしまう原因を確認しておきましょう。
スニーカーのゴムが黄ばむ原因①:日焼け
スニーカーは基本的に外で履くことが多いものです。衣類を洗濯して干していると日焼けしてしまうことがありますよね?
それと同じことでスニーカーの白いゴムの部分も日焼けによって変色し、黄ばみができてしまいます。
これは紫外線によるもので日焼けによるダメージです。また、スニーカーをきれいに洗って真っ白に洗ったのに、干しているとスニーカーのゴムに黄ばみがでてしまうの、は洗ったスニーカーのすすぎが不足していたということも原因になります。
アルカリ性の物質は乾くときに紫外線と反応してしまいます。アルカリ性の洗剤を使用してスニーカーを洗ったときに、スニーカーにアルカリ性洗剤が残ってしまっているとスニーカーのゴムに黄ばみが発生してしまいます。
スニーカーのゴムが黄ばむ原因②:酸化による経年劣化
スニーカーに限った話ではなく、どんなものでも日光や空気に触れることで酸化してしまいます。そしてその酸化によって劣化してしまいます。
但し、スニーカーのゴムに黄ばみが発生するのは日光に当たってからすぐ変色が始まってしまうのではなく、少しずつ変色していくので経年劣化ということになります。
また、箱に入れて保管して日光に当てない新品の状態でも変色が起きて黄ばみがでてしまうことがあります。これは暗所黄変という現象で、スニーカーのゴムの部分に添加された酸化防止剤の影響で黄ばみがでることがあります。
箱に入れっぱなしにして保管している場合には、ときどき風通しの良い日陰の場所で陰干ししたり、少しだけ紫外線に当てることも重要になります。
《 ポイント 》
- スニーカーのゴムの黄ばみの原因は、日焼けや酸化による経年劣化が原因です。
- スニーカーのゴムの日焼けは紫外線によるダメージ以外にもスニーカーを洗うときに使用したアルカリ性洗剤が濯ぎきれずに残っていることで紫外線に反応して変色して、スニーカーのゴムに黄ばみがでてしまいます。
- スニーカーのゴムは、空気に触れて酸化することで少しずつ劣化して黄ばみがでることもあります。
スニーカーのゴムの黄ばみの落とし方
スニーカーのゴムの部分の黄ばみは、落として元の白い状態にすることができます。何を使って落とせばきれいに黄ばみを落とせるのか紹介します。
酸素系漂白剤を使った落とし方
スニーカーのゴムの部分の黄ばみを落とす方法で1番手軽にできるおすすめの方法が酸素系漂白剤を使用する方法です。
塩素系漂白剤を使用してしまうとスニーカーのアッパー部分が色落ちしてしまう恐れがあるので、真っ白なスニーカー以外では使用することができないので注意してください。
準備するもの
- 酸素系漂白剤(液体タイプ)
- ゴム手袋
- 化粧で使用するコットン
手順
- まずはスニーカーの全体の汚れを落とすため普通に洗います。
- 洗い終えたら、ゴム手袋を着用しコットンに酸素系漂白剤の原液をしっかり染み込ませて、スニーカーのゴムの黄ばみの部分に塗り込みます。
- 黄ばみのあるスニーカーのゴムの部分すべて塗りこめたら、そのまま数時間日光に当てておきましょう。
- 日光に当てて白くなったらしっかりすすぎ洗いをしましょう。
塩素系漂白剤を使った落とし方
塩素系漂白剤を使用してしまうとスニーカーのアッパー部分が色落ちしてしまう恐れがあるので、真っ白なスニーカー以外では使用することができないので注意してください。
準備するもの
- 塩素系漂白剤
- ゴム手袋
- ティッシュ
手順
- まずはスニーカーの全体の汚れを落とすため普通に洗います。
- 酸素系漂白剤をティッシュに染み込ませて、黄ばみがでてしまったスニーカーのゴムの部分に貼り付けてパックします。
- スニーカーのゴムの黄ばみの部分全体に貼り付けたら1時間ほど放置します。
- 放置後ティッシュを剥がせば黄ばみが落ちているので、貼り付けたティッシュをすべて剥がしましょう。
- しっかりすすいで洗剤を流せば完了です。
バスニーカーソール専用の洗剤を使った落とし方
バイオレットブライトというスニーカーソール専用の洗剤があります。インターネットの通販で購入することができるもので、塗りこんで紫外線に当てることで黄ばみをきれいに落とすことができます。
使い方の手順
- スニーカーのソール部分をしっかりと洗いましょう。
- スニーカーについている水気をしっかり拭き取ります。
- バイオレットブライトを黄ばみが気になる部分に塗り込んで、ラップを使用してスニーカーのソール全体を包みます。
- 4~8時間直射日光を当てます。
- 日光を当てたらラップを外して、しっかり水で洗い流しましょう。
バイオレットブライトを使用するときの注意点
- ソール以外の部分に塗らないようにしましょう。
- 日光は必ず直射日光を当ててください。また8時間以上当ててしまうと効果が薄れてしまうことがあります。
- 黄ばみが落ちない場合は①~④を数回繰り返してみましょう。
消しゴムやメラミンスポンジや重曹を使った落とし方
スニーカーの黄ばみ落とし方で消しゴムやメラミンスポンジや重曹を紹介しているサイトも見られますが、試してみると黄ばみは落ちにくいやり方ということがわかります。
どの方法も表面の汚れは落とせるのですが黄ばみによる変色までは落とすことができないので、消しゴムやメラミンスポンジや重曹使う黄ばみ取りは向いていないと考えましょう。
《 ポイント 》
- スニーカーのゴムの部分に黄ばみがある場合は、漂白剤を使用する方法が手軽で便利です。
- 手荒れの原因になってしまうので、必ずゴム手袋を着用してからスニーカーのゴムの黄ばみ落としをやりましょう。
- 塩素系漂白剤はスニーカーのゴム以外のアッパー部分についてしまうと色落ちしてしまうので注意しましょう。
スニーカーのゴムの黄ばみを取る時の注意点
スニーカーのゴムの部分の黄ばみを取るときの注意点は、漂白効果が高すぎてしまった場合にはスニーカーのゴムの部分の劣化させてしまう原因になってしまう恐れがあるので、放置しすぎたりすることがないように注意しましょう。
また、塩素系漂白剤を使用して黄ばみを取る場合、スニーカーのゴム以外の部分に触れてしまうと、その部分の色が落ちたり、変色してしまうことがあるのでゴム以外の部分に触れることが無いように注意してください。
塩素系漂白剤を使用するときに使っていたゴム手袋にも漂白剤はついているので、使用していたゴム手袋をしたままスニーカーを触らないように注意してください。
《 ポイント 》
- スニーカーのゴムの部分の黄ばみを取る時には、主に漂白剤をします。
- 漂白効果が高すぎてしまった場合はスニーカーのゴムの部分の劣化を早める結果になるので、放置しすぎたりしないように注意が必要です。
- スニーカーのゴム以外の部分に漂白剤がついてしまうと色落ちの原因になるので注意してください。
スニーカーの黄ばみを防ぐ方法
スニーカーの黄ばみを防ぐ方法には、洗い方と保管の仕方が重要になります。
黄ばみ防止に中性洗剤とお酢でスニーカーを洗う
アルカリ性洗剤は汗や皮脂の汚れを中和しながら落としてくれるので、スニーカー洗濯をするときに適しているのですが、すすぎが不足してしまうとゴムの部分の黄ばみの原因になってしまいます。
そこで黄ばみの防止対策としてキッチン用の中性洗剤を使用してスニーカーを洗いましょう。
準備するもの
- キッチン用中性洗剤
- お酢(200cc)
- バケツ
- ブラシ
- お湯(40℃くらい)
手順
- まずはスニーカーをバケツに入れたぬるま湯に15分程度浸けておきます。
- キッチン用中性洗剤とブラシを使用して汚れを洗います。
- 洗い終えたら、バケツにお湯を入れて何度かお湯を入れ替えながら、しっかりすすぎます。
- すすぎ終えたら、バケツにスニーカーを入れてお湯を溜めてお酢を200cc加え2時間ほど放置します。
- 水でしっかりすすぎます。
- 風通しの良い場所に陰干ししておきます。
黄ばみを防止する保管方法
スニーカーのゴムの部分の黄ばみを防止する保管方法は密閉できる保存袋(ジップロックなどのフリーザーパックでOKです)と乾燥剤を使用して保管する方法です。
きれいに洗ったスニーカーをしっかり乾燥させてから、スニーカーと乾燥剤を密閉できる保存袋に入れて空気を抜きながら密封して保管します。空気に触れさせないことで劣化と酸化を防ぐことができます。
《 ポイント 》
- スニーカーのゴムの部分の黄ばみを防止する方法には洗い方と保管方法が重要になります。
- スニーカーを洗うときには中性洗剤とお酢を使うことで、黄ばみの原因となるアルカリ性洗剤のすすぎ残しで、紫外線に反応してなる黄ばみを防ぐことができます。
- スニーカーを保管するときには密閉できる保存袋に乾燥剤とスニーカーを入れて保管することで空気に触れて酸化して劣化してしまうことを防ぐことができます。
最後に
おしゃれは足元からという言葉を聞いたことがあるかと思います。
足元が清潔感があふれる真っ白なスニーカーを履いている場合と、黄ばみができてしまったスニーカーを履いていることを少し想像するだけでもわかりますね。
今回はスニーカーのゴムに黄ばみができてしまう原因と落とし方を紹介しました。
きれいなスニーカーで出かけると気分も良くなるのでゴムに黄ばみができてしまったからと諦めずにスニーカーをきれいにしましょう。