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ムートンブーツのふわふわを復活させる方法!
冬の寒い時期になると足元がふわふわとして暖まるムートンブーツを愛用している方も多くいらっしゃるかと思いますが、ムートンブーツは履いている内にふわふわ感が無くなってゴワゴワしてしまいます。
自宅でムートンブーツのふわふわを復活させるには
ムートンブーツは自宅で洗いふわふわを復活させることができます。
ムートンブーツのふわふわが無くなってしまう原因から、ムートンブーツの正しい洗い方と注意点とお手入れの方法やふわふわ感を復活させる方法、また寒い季節が終わりムートンブーツを履かなくなるときにシーズンオフの失敗しない保管の方法を詳しく紹介します。
《 ポイント 》
- ムートンブーツは、履いている内にふわふわとした履き心地が失われゴワゴワしてしまいます。
- ムートンブーツの、ふわふわを復活させて長く愛用するためには正しい洗い方とお手入れシーズンオフの保管方法が重要になります。
ムートンブーツのふわふわが無くなる原因
ムートンブーツのふわふわを復活させることを紹介しましたが、なぜムートンブーツのふわふわが無くなってしまうのでしょうか?
その原因がわかるとムートンブーツのふわふわを復活させる方法が理解できると思います。
足汗が染み込んで固くなってしまう
ムートンブーツはふわふわとした暖かい履き心地でつま先から足首まで暖かく過ごせます。ムートンブーツを履いて活動することで足は汗をかきます。
足から出た汗によってブーツの中は思っている以上に蒸れているので、足汗がふわふわのムートンブーツの内側に染み込んでしまうと固くなってしまいます。
履いていることによる摩擦
ムートンブーツの内側はふわふわしているので、空気による隙間があります。隙間があるということは、歩いたり動いたりすることで摩擦が生じます。その摩擦によってふわふわ感が潰れて損なわれてへたってしまいます。
ふわふわ感が無くなったムートンブーツは型崩れを起こしやすくなります。
ほこりが絡んでしまう
ムートンブーツを保管しているときは、構造上内側にほこりが入りやすくなっています。ほこりが内側のふわふわに絡むことでゴワゴワした履き心地になってしまいます。
《 ポイント 》
- ムートンブーツは、その構造上履いている内にふわふわした内側が、足汗や摩擦やほこりによって固まりゴワゴワとした履き心地になってしまいます。
- ムートンブーツは、正しい洗い方をして汚れを落とすことで、ふわふわを復活させることが可能です。
ムートンブーツのふわふわを復活させる洗い方
ムートンブーツのふわふわを復活させる、正しい洗い方を詳しく紹介しますが、ムートンブーツと言ってもリアルムートンのブーツかフェイクムートンのブーツかによって洗い方も異なります。
リアルムートンのブーツの場合は動物の毛を使っているため自宅で洗うことは難易度が高いためおすすめできませんが、比較的安価で購入することができる、ふわふわムートンブーツの場合はポリエステル100%の場合が多いので、熱を加えない限り型崩れを起こすこともないので、簡単に洗うことができます。
ムートンブーツのふわふわを復活させる洗い方
自宅でムートンブーツのふわふわを復活させる洗い方の手順を紹介します。洗い始める前にムートンブーツの汚れが目立つ場所や生地が弱ってしまっている部分を確認しておきましょう。
- 洗浄液を作る
ブーツが全部すっぽり入るバケツなどの容器に、水と「おしゃれ着用の洗剤」をしっかり混ぜ合わせておきます。水に対して入れる洗剤の量を必ず守りましょう。
※ムートンブーツを洗う時は中性洗剤や粉洗剤を使ってはいけません!必ず蛍光剤や漂白剤が入っていない「おしゃれ着用の洗剤」を使用してください。 - ムートンブーツに洗浄液を浸透させる
洗浄液にムートンブーツを浸してゆっくり押し洗いをし、洗浄液をムートンブーツに浸透させます。 - ブラッシングする
ムートンブーツに洗浄液を浸透させたら、馬毛のブラシなど柔らかいブラシで優しくブラッシングをしてムートンブーツの外側の汚れを落します。
※汚れが目立っていた部分は重点的に洗いますが、汚れが残っているからと必要以上にブラッシングしてしまうと生地を傷めてしまうこともあるので注意してください。この時に強くブラッシングしてしまうと色ムラができてしまうなど、ムートンブーツの風合いを損なってしまうことがあるので注意しましょう。 - すすぐ
ムートンブーツの洗浄液をすすいで落します。ムートンブーツは水をたっぷりと吸収するので、洗浄液を入れていたバケツなどの容器に、たっぷり水を入れて、ムートンブーツを優しく押しながら洗剤の泡が出なくなるまでしっかりすすいで洗浄液を洗い流しましょう。
※洗浄液がムートンブーツに残ってしまうと色むらができてしまう原因になるので、しっかり洗い流すようにしてください。 - 柔軟剤に浸す
すすぎ終えたら、バケツなどの容器に新しい水と柔軟剤を入れてブーツを浸すことでよりふんわりとした仕上がりにすることができます。
※柔軟剤は適量まで入れなくても薄めで作っても大丈夫です。 - 脱水する
柔軟剤に浸してムートンブーツを洗い終えたら脱水します。ムートンブーツを包むことができるバスタオルで水分を押し出すように脱水させましょう。
※ムートンブーツの色がバスタオルに写ってしまうことがあるので、色移りしても構わないバスタオルを使用しましょう。
※洗濯機で脱水してしまう方もいるようですが、ムートンブーツを洗濯機で脱水すると型崩れの原因となってしまうのでおすすめできません。 - 乾燥させる
脱水が終わったらしっかり乾燥させます。ムートンブーツの型崩れを防ぐために、タオルや新聞紙を中に入れて形を整えてから、風通しの良い場所で陰干ししましょう。
※ムートンブーツはしっかり乾燥するまで3日間ほど掛かります。ある程度乾いたら型崩れ防止にブーツの中に入れたタオルなどを取り除いて内側までしっかり乾燥させましょう。 - 仕上げ
ムートンブーツがしっかり乾いた後は、洗う時に使用した馬毛などの柔らかいブラシを使って毛並みを整えてれば完了です。
※最後に防水スプレーや撥水スプレーをすると汚れがつきにくくなりますが、ムートンブーツに直接スプレーしてしまうとその部分がシミになってしまうことがあります。シミが心配な場合はスプレーをしなくても構いません。
失敗したくない場合はプロに頼む
UGGやemuといった高価なムートンブーツはリアルムートンを使っているため、自宅で洗うことは難易度が高く失敗してしまうと悲しい結果になってしまうので、ブーツ洗浄のプロに依頼することをおすすめします。プロに依頼することで色合いや型を崩さずにムートンブーツのふわふわした履き心地を復活させてくれます。
フェイクムートンの場合でも洗い方に失敗してしまうとふわふわ感や型崩れをしてしまうことがあるので、失敗したくないとお考えの場合はプロに依頼しましょう。
但し料金が5,000円以上掛かってしまうこともあるので、よく考えてから依頼しましょう。
《 ポイント 》
- ムートンブーツを洗う場合の失敗しないためのコツは、おしゃれ着用の洗剤を使用すること、ドライヤーや乾燥機で乾かさないこと、お湯で洗わないこと、どの工程でもムートンブーツを優しく扱うことです。
- ムートンブーツを洗いたいとき、失敗したくない場合は自分で洗わずにプロに依頼しましょう。
ムートンブーツのお手入れ方法
ふわふわムートンブーツは日頃からお手入れすることで、きれいに保ちながらふわふわを復活させて履くことができます。
ブラッシング
ムートンブーツについたほこりなどの汚れはブラッシングしてあげることで取り除くことができます。ムートンブーツの毛並みも整えることができるので、ふわふわを復活させ、きれいに保つためには定期的に馬毛などの柔らかいブラシでブラッシングするようにしましょう。
履いたらすぐしまわない。
ムートンブーツを履いた後は、すぐ下駄箱に収納しないようにしましょう。履いて帰宅してすぐ下駄箱に収納してしまうとブーツ内に残る湿気からカビが生えてしまうことがあります。しばらくは収納せず陰干しして乾燥させてから収納するようにしましょう。
消臭スプレー
ムートンブーツはとても暖かいのですが、足汗をかきやすいのでブーツの中は蒸れてしまいます。何も手入れをしないで履き続けてしまうと臭いが染みついてしまいます。定期的にムートンブーツの内側に消臭スプレーをするようにしましょう。
消臭スプレーがムートンブーツの外側にかかってしまうとシミになってしまうので注意してください。
防水スプレー・撥水スプレー
ムートンブーツを履いて出かける前に防水スプレーや撥水スプレーをしておくことで、履いているときについてしまう汚れやシミを防ぐことができます。
但し、防水スプレーを直接ムートンブーツに吹いてしまうとその部分がシミになってしまうことがあるので、防水スプレーをシュっと吹いて霧の中にブーツをくぐらせるといった方法でつけましょう。
《 ポイント 》
- ムートンブーツは、定期的にお手入れをしてきれいに保ちながらふわふわ感で履きましょう。
- ムートンブーツを、お手入れせずに汚れやにおいが付着したまま収納してしまうと汚れやにおいが落しづらく、ふわふわ感がなくなってしまいます。
ムートンブーツの保管方法
ムートンブーツは冬の寒い時期に活躍する履物です。寒い時期が終われば来年の寒い時期まで正しい保管方法をすることを忘れないようにしましょう。
日本の夏は高温多湿の環境となるので何もしないで保管してしまうとムートンブーツにカビが生えて、ふわふわ感がなくなってしまうことがあります。
ムートンブーツのふわふわを、復活させるため以下の4点に注意して保管してください。
- 除湿剤をムートンブーツに入れておく
- 新聞紙でムートンブーツを包む
- 箱に入れておく
- 下駄箱に入れる場合は下駄箱の換気をする
ムートンブーツは内部に湿気が溜まりやすいので、長期保管しない場合でも靴用の除湿剤を保管中は入れておきましょう。
長期保管する場合は除湿剤の他にムートンブーツを新聞で包んで、ブーツを購入した時の箱に入れて保管しましょう。
下駄箱にしまう場合は1週間に1度程度の定期的に下駄箱の扉を開けて換気することを忘れないようにするとふわふわ感やカビの発生を防ぐことができます。
《 ポイント 》
- ムートンブーツは、高温多湿な場所で保管するとカビが生えてしまうことがあります。
- ムートンブーツは、シーズンオフの収納時以外でも内部に湿気が溜まりやすい構造なので、靴用の除湿剤を入れたり履いたらすぐに下駄箱にしまわないなど湿気が残らないようにしましょう。
リアルムートンブーツのふわふわ感を復活させる方法
ムートンブーツには高価なものはリアルムートン、比較的安価なムートンブーツにはフェイクムートンが使用されています。
ムートンブーツは、正しい洗い方とお手入れをすることでふわふわ感を復活させることができますが、高価なリアルムートンは自分で洗うのは難易度が高いので無理をせずプロに任せることもおすすめです。
ムートンブーツのふわふわを、復活させ気持ちの良い履き心地をいつまでも楽しめるように日頃からしっかりお手入れをしましょう。