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らっきょうダイエットとは
らっきょうは水溶性の食物繊維が豊富で、その成分は「フルクタン」と呼ばれ、らっきょう100gに18.6gが含まれています。この含有量は、ごぼうの約8倍、ひじきも約3倍もの量で、野菜の中ではナンバー1だと言われています。らっきょうダイエットとは、その豊富に含まれている「フルクタン」の特徴を利用したダイエット方法です。
らっきょうダイエットの6つの健康・美容効果
脂質の吸収が抑えられる
フルクタンは、食後の血糖値の上昇を抑える効果や、脂肪を体内に蓄積しにくくする効果があると言われています。
腸内環境の改善
フルクタンには腸内環境を改善する効果もあり、便秘の解消にも役立つと言われています。
代謝の促進
らっきょうに含まれるサポニンには、脂質の代謝を促進して、中性脂肪やコレステロールを下げる働きがあると言われています。
血液サラサラ効果
らっきょうに含まれている酸化アリル化合物には、血液の流れを促進する効果があると言われています。
疲労回復効果
らっきょうにはビタミンB1の吸収を助けるアリシンが含まれているため、疲労回復やスタミナアップ、夏バテ防止にも役立つと言われています。
美肌効果
らっきょうにはビタミンC、ナイアシン、ケイ素といった美肌作りに欠かせない成分が豊富に含まれていますので、毎日食べ続けることで美肌へと導いてくれます。
らっきょうダイエットのやり方
食前にらっきょうを食べる
らっきょうダイエットとは、食事の前にらっきょうを3粒から5粒程度食べるダイエット方法です。何かと置き換えたりや、食事の制限などはなく、いつもの食事の前にらっきょうを食べるだけなので、とても簡単にできるダイエットです。
らっきょうダイエットの注意点
食前に食べることでダイエット効果が期待できるため、食事の途中や食後に食べても、ダイエットの効果は期待できません。また、食べる量にも注意が必要です。
らっきょうに含まれるアリシンは、過剰に摂取することで、胃腸があれてしまうと言われています。1日に摂取量は最大でも5粒が目安とされています。
また、らっきょうに含まれるフルクタンは、水にさらしすぎると溶けだしてしまい効果が落ちてしまうため、甘酢漬けにした際は、甘酢の液を大さじ1杯程度、らっきょうと一緒に摂取するとよいでしょう。ただし、糖分が含まれているので過度な摂取は控えてください。
らっきょうダイエットのおすすめレシピ4選
基本の食べ方レシピ
- 根と芽をおとした生のらっきょうを繊維にそって薄切りにします。
- 薄切りにしたらっきょうを水に2~3分さらします。または熱湯でさっと茹で氷水で冷やします。
- 水気をよく切ったら、ポン酢や鰹節やお醤油など、お好みのものと和えて完成です。
常備食として数日保存できるので作っておくと便利です。サラダに混ぜてドレッシングで食べてもいいですね。
甘酢漬けを使ったマリネ
- アボカドやトマト、きゅうりなどお好みの野菜を好きなカタチにカットします。
- らっきょうと漬け汁を野菜と和えて完成です。
らっきょうが苦手な場合は、細かくみじん切りにして、他の野菜と和えるのもおすすめです。
焼きらっきょう
- 根と芽をおとした生のらっきょうを洗いながら薄皮をむきます。
- アルミホイルに包み、包んだまま15分ほどオーブンで、らっきょうが半透明になるまで焼きます。
- 焼き色をつけるため包んでいたホイル部分を開けて、さらに2、3分焼きます。
らっきょうをオーブンで焼くとホクホクとした食感になります。加熱することで甘みも増すので、食べやすくなります。焼き時間はオーブンによって異なるので様子をみながら、焦がさないよう注意してください。
らっきょうの天ぷら
- 根と芽をおとした生のらっきょうを洗いながら薄皮をむきます。
- 天ぷら粉を同量の水で溶いておきます。
- らっきょうを溶き天ぷら粉にくぐらせ、170度の油であげます。
軽く塩をふって頂きましょう。食感と香りが残る程度にカラッとあげます。ボリュームも出て、いつものらっきょうとは違う食べ方が楽しめます。
まとめ
らっきょうには、こんなに優れたダイエットや健康・美容効果が期待できるのですね。
最大でも1日5粒程度までの摂取量で十分なので、1日に食べる量は少量のため、毎日続けられそうですよね。食べ過ぎはかえって、胃に負担になるので注意してください。
また、ダイエット効果を期待するのであれば、食べるタイミングも重要で、必ず食前に食べるようにしましょう。