布団にしてはいけない『NGな干し方』5選!こんな方法が寿命を縮めているかも…?

布団にNGな干し方とは

毎日使っている布団が、気付けば中身がへたってしまい、ふかふかの感触が劣化してしまったり、恐ろしいことにカビが生えてしまったりすることも…。こうした現象は、布団を洗った後の干し方に問題があるのかもしれません。今回は、布団にしてはいけないNGな干し方を紹介します。

布団の平均寿命は掛け布団が5年、敷き布団は3年

布団の寿命は?

皆さんはお家で布団を使っていますか。最近では、ベッドを使用しているご家庭も増えているので、掛け布団だけ使用しているというご家庭も多いでしょう。

日本の文化に根強く残っている寝心地の良い布団は、掛け布団が約5年、敷き布団は約3年と、思っている以上に平均寿命が短いです。やはり、毎日使うものなので、その分、購入当初の品質を保つことが難しいのかもしれませんね。

こんなサインが出たら買い替え時のサイン

では、布団にどのようなサインが出たら買い替え時なのでしょうか。以下のようなサインが出ている場合は、布団を買い替えるタイミングなので、ぜひ買い替えを検討しましょう。

  • 中の素材が外に飛び出している
  • 布団の膨張感が減ってきた
  • 以前よりも重く感じる

中の素材が外に飛び出している場合は、見た瞬間に「もう使えないな」とわかりますよね。しかし、残りの2つは意外と見落としがちな買い替えポイントです。皆さんの使っている布団に思い当たる節はありませんか。

もしも平均寿命より短いタイミングでこのようなサインが現れている場合は、普段から布団の取り扱い方を間違えている可能性があるので、見直すきっかけとしましょう。

定期的に天日干ししてる?布団は定期的な天日干しを

天日干しは重要

布団は天日干しをすることで、寝ている間に吸収してしまった湿気や汗を乾かし、布団を良い状態に保つことができます。天日干しをしていないと、汗や湿気をどんどん吸収してしまい、寿命が短くなるきっかけにもなるのです。

では、布団の天日干しは、どのくらいの頻度で行うべきなのでしょうか。布団の種類によって異なるので、今お使いの布団の適切な頻度を確認しましょう。

  • 羽毛布団…月に1~2回、1回1~2時間程度
  • ポリエステル布団…月に1~2回、1回1~2時間程度
  • 綿布団…週に1~2回、1回1~2時間程度
  • 羊毛布団…月に2~3回、約1時間程度

いかがでしょうか。布団の素材によって、天日干しの適切な頻度が異なります。皆さんのご家庭にある布団に合った頻度で、定期的に天日干しを行いましょう。

布団にしてはいけないNGな干し方は寿命を縮める!

NG行為は?

布団はとてもデリケートな寝具です。そのため、洗濯はもちろん、洗濯した後の干し方にも通委を払う必要があります。ここでは、布団の寿命を縮めてしまうNGな干し方を紹介します。

1.天日干しの際にカバーやシーツを外している

意外とやりがちなNG行為に、天日干しの際、布団のカバーやシーツを外して干すという行為があります。実は、カバーやシーツを外して干してしまうと、直射日光が布団に当たってしまい、布団を傷める原因となります。

天日干しの際は、必ずカバーやシーツを取り付けたまま天日干ししてください。

2.湿度の高い日に干している

結露した窓

雨が降っている日に布団や洗濯物を干す人はいないと思いますが、前日に雨が降った日や梅雨の時期など、湿度の高い日に干すのもNGです。

天日干しは、湿気や汗を吸収した布団から、それらの水分を蒸発させる意味合いがあります。それにもかかわず、湿度の高い日に布団を干してしまうと、余計に水分を吸収してしまいことになります。

水分を吸収してしまった布団は、中の素材がダメになってしまったり、カビが生える原因となるので気を付けましょう。

3.日差しの強い時間帯に天日干しする

強すぎる日差しもNG

一般的に、布団を干すのに最適な時間帯は、10時~13時の間と言われています。それ以前は、日差しが弱いですし、それ以降は日差しが強すぎるため、布団が傷んでしまいます。日差しの強い時間帯は避け、上記のようなちょうど良い時間帯に干すようにしましょう。

4.長時間干しっぱなしにする

布団は長時間天日干しをすればするほどいい、と思っていませんか。先ほどお話ししたとおり、布団を干す時間は、約1~2時間程度が適しています。

あまり長くほしすぎてしまうと、布団に日差しが当たり過ぎてしまい、生地や素材を傷める原因となってしまったり、湿度が少し高い日であれば、湿気を吸い込んでしまう原因にもなります。

5.干す際に布団を叩く

布団を干す際、布団を叩く行為が習慣化している人は多いですよね。布団を叩くことで、埃やダニ、ノミなどをはたき落とすことができると考えられていたからです。

しかし、近年の研究結果によると、布団を叩いてもノミやダニをはたき落とすことはできないと判明しています。また、布団を叩くことで、中の素材を傷め付け、寿命を縮める原因になるとも言われています。

そのため、布団を干す際に叩く行為はやめ、どうしても気になるようであれば、布団掃除機を使ってノミやダニを吸い取るようにしましょう。

無理に自宅で洗濯するのもNG!専門業者に依頼を

自宅での洗濯を無理にしない

布団を洗う際、洗濯機を使用するご家庭は多いと思います。しかし、洗濯機のサイズによっては、布団がなかなか入らず、いつも無理矢理入れている…と苦労している人も多いのではないでしょうか。

しかし、布団が入らない場合は、無理に家で洗濯する必要はありません。無理に洗濯機に入れて洗おうとすると、布団が型崩れしてしまいますし、洗濯機が故障する原因となる恐れもあります。

布団の洗濯頻度は、子どものお漏らしなどがない限り、天日干しをすれば年に2回ほどで良いとされています。したがって、無理に家で洗濯せず、専門の業者に依頼しましょう。

布団を長持ちさせるには干し方にも注意して

正しく干して長持ちさせよう

今回は布団の寿命を縮めてしまうNGな干し方を紹介しました。「これもダメなの?」と思う行為や、布団を干す時間を間違えていたという方も多いのではないでしょうか。今回紹介したNG行為を参考に、定期的に天日干しすることで布団を長持ちさせましょう。

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