目次
パンの耳のカロリー
食パンの耳のカロリーは、パンの耳の内側の白い生地の部分と実は同じカロリーと言われています。市販されている6枚切りの食パン1枚のカロリーは160kcal~170kcalなので、食パンの耳のカロリーは80kcal~85kcalとなります。
パンの耳と白い生地の部分の大きさを比較した場合、明らかにその大きさは違いパンの耳は小さいのに同じカロリーの食品となるので、パンの耳はカロリーが高いと言われる原因になっています。
パンの耳は圧縮されているため、ふわふわの食感にはならず空気が入っていないため、カロリー的にも他の栄養素もそのまま凝縮されています。
《 ポイント 》
- パンの耳の部分はパンの耳の内側の白い生地の部分と実は同じカロリーで、大きさを比較した場合には明らかにパンの耳の方が小さい。
- パンの耳の部分はパンの耳の内側の白い生地の部分と実は同じカロリーで、パンの耳は圧縮されているので栄養素が凝縮されている。
パンの耳はダイエットに向く?向かない?
パンの耳はそのカロリーを考えた場合には、さほどカロリーが高い食品ではないのでダイエットに向いているのでは?と考えてしまうかも知れません。しかしパンの耳もパンと同じ小麦粉からできているため、ダイエットには天敵とも言える炭水化物ということになります。
炭水化物を食べすぎてしまうと痩せることはないので、ダイエット食品としては向いていない!と結論を出したくなりますが、パンの耳は圧縮されていて内側の白い生地の部分よりも固くなっているので、食べるときには噛む回数が多くなります。
噛むという行為は脳の働きを活性化させるので、神経ヒスタミンの分泌量が増加します。それによって交感神経や満腹中枢が刺激されるので食欲を抑制するレプチンというホルモンの分泌も刺激します。
このことから良く噛んで食べることで食欲を抑えることができて少量でも満足感を得ることができるため、パンの耳がダイエットに向いている食品という考え方もあります。
またパンの耳を揚げておやつにした場合は、脂質が増加しカロリーも高くなってしまうのですが、その代わりに少量を食べた場合でも腹持ちが良くなリます。
その為、腹持ちがあまり良くないおやつを食べた場合と比較して空腹感は減少するため間食の量を減らすことができるため、結果的にダイエットに向いている食品であると言えます。
パンの耳はカロリーが低いのでダイエットに向いている?と考えることがあるかも知れませんが、パンは小麦粉から出来ているのでダイエットの天敵とも言える炭水化物なので、ダイエットに向いていない食品との結論を出したいところですが、パンの耳は固いので噛む回数が増加し、それが脳の働きを活性化し満腹中枢を刺激して食欲を抑えることが出来ます。
またパンの耳を揚げておやつにすると少量でも腹持ちが良い食品なので間食を減らすことができるのでダイエットに向いているという考え方もあります。
食パンのカロリーと食べる時に気を付けたいこと
パンの耳のカロリー以外に、食パンを食べる時に気をつけたいことを紹介します。
食パンは4枚切~8枚切まで数種類の厚さで販売されています。厚さが変われば1枚あたりのカロリーも異なるので、それぞれのカロリーを確認しておきましょう。
- 4枚切は1枚あたり260kcal
- 6枚切は1枚あたり156kcal
- 8枚切は1枚あたり117kcal
また、食パンは食パンだけで食べることはあまりなく、美味しく食べるためバターやジャムを塗ってから食べることが多いと思います。この食パンに塗るトッピングはカロリー的に注意が必要になります。食パンに塗るトッピングだけでも50kcalを超えて100kcal増えてしまいます。
トッピングとそのカロリーを確認すしてみると、
- いちごジャムは1回の平均的使用量20gで50kcal
- ピーナッツバターは1回の平均的使用量で95kcal
- バターは1回の平均的使用量で75kcal
- マーガリンは1回の平均的使用量で77kcal
となっています。これが食パン1枚に対して増えるカロリーですので、朝食で毎日食パン2枚を食べた場合は1食で結構なカロリーを摂取することになります。食パンを食べるときはトッピングの種類や量に注意しましょう。
もう1点気を付けたい点として咀嚼回数があります。食パンは柔らかく食べやすい食品なので、ご飯と比べた場合には咀嚼回数が少なくなってしまいます。
咀嚼回数が多いと満腹中枢が刺激されるので満足感を得ることが出来ますが、咀嚼回数が少ない場合同じ量を食べた場合でも満足感を得ることが出来ないため食べすぎてしまうことに繋がってしまいます。
咀嚼回数が少ない場合は消化もしづらくなってしまうので、消化器官への負担も大きくなってしまうため食パンを食べるときは、ご飯を食べるときよりもよく噛むことを意識するようにしましょう。
《 ポイント 》
- 食パンは何枚切の物か厚さでカロリーは異なります。
- 食パンに何を塗って食べるかで摂取するカロリーも大きく変わるのでトッピングの量や種類に注意してカロリーを摂取をしすぎないように注意する。
- 食パンは柔らかく食べやすい食べ物なので、咀嚼する回数も減少してしまうので注意する。
- 食パンの咀嚼回数が少ないと満腹中枢への刺激も減るので、ご飯と同じ量を食べた場合でも満足感が少なくなってしまうため食べすぎてしまうことがあるので注意する。
パンの耳で作るラスクはカロリーオフ?!
パンの耳を使用してラスクを作る場合、普通にラスクを作ると食パンの耳を1斤分でバターを80gとグラニュー糖を40g使用します。
するとそのカロリーは食パンの耳1斤分で約370kal、バター80gで約610kcal、グラニュー糖40gで155kcalとなり、食パンの耳で作るラスクの総カロリーは1100kcalを超える高カロリーとなってしまいます。
そこで、食パンの耳で作るラスクは使用するバターや油の量を減らし、揚げずにフライパンでこんがり焼くことでカロリーオフありながら美味しく食べるとができますし、食パンの耳をトースターでカリカリに焼いた後、チョコやはちみつを付けて食べる方法にすれば、バターなどの油分を使用せずにパンの耳ラスクを作ることができるので、油分のカロリーをカットできるので大幅なカロリーオフをすることが出来ます。
《 ポイント 》
- パンの耳でラスクを作る場合、通常は揚げてバターや砂糖をたっぷり使っているので高カロリーのお菓子なのですが、ラスクを作るときにフライパンやオーブントースターでこんがり焼くことで油を使わない、カロリーオフのパンの耳ラスクを作ることが出来る。
- パンの耳でラスクを焼いた後にはチョコやはちみつなどお好きなものを付けて食べるとより美味しいパンの耳ラスクとして食べることが出来ます。
パンの耳の美味しい食べ方
パンの耳のカロリー以外に、パンの耳の美味しい食べ方を紹介します。揚げてラスクにするというおやつ以外にも美味しく食べる方法があるので参考にしてください。
クルトンにしてサラダに使う
食パンの耳とオリーブオイルと塩を用意して、食パンの耳を7mm~8mm四方の大きさにカットして、フライパンに入れてオリーブオイルを加えて温めます。
木べらを使ってオリーブオイルを食パンの耳全体に絡めるようにするのがポイントとなります。焦がさないように注意してじっくり炒めてきつね色になったら火を止めて塩を少々振れば完成です。
出来上がったクルトンはサラダを食べるときに加えることで良いアクセントになり、おしゃれな美味しいサラダを作ることが出来ます。
かんたんパンの耳グラタン
材料
- パンの耳:適量
- ポタージュスープの素:1袋
- ウインナー:3本
- コーン:大さじ1
- とろけるチーズ:適量
作り方
- パンの耳とウインナーを食べやすい大きさにカットしてコーンはそのままグラタン皿に入れる。
- ポタージュスープの素を指定通りのお湯の量で溶いて手順1のグラタン皿に入れてざっと混ぜる。
- チーズを乗せてトースターで表面に焦げ目がつくまで焼けば完成です。
パンの耳のオニオンスープ
材料
- パンの耳:一斤分
- 玉ねぎ:1/2個
- ひき肉:70g
- 水:800cc
- とろけるチーズ:適量
- コンソメ:大さじ1
- 塩コショウ:少々
- パセリ:少々
作り方
- パンの耳をひと口大に切ります。
- 玉ねぎを薄いくし切りにします。
- 鍋で水800ccを沸騰させる
- 玉ねぎが透明っぽくなってきたらコンソメと塩コショウで味を整えます。
- パンの耳をトースターでこんがりするまで焼きます。
- 器に焼いたパンを入れて手順4で味を整えたスープを入れます。
- スープが熱いうちにとろけるチーズを乗せてパセリを少しふりかければ完成です。
最後に
パンの耳のカロリーは、パンの耳の内側の白い部分と同じカロリーとなっています。
パンの耳は圧縮されているので、栄養価も凝縮されるため大きさや体積で比較した場合は圧倒的に白い部分より小さくなりますが、同じカロリーとなります。
食パンがカロリーが高く感じてしまうことは食パンのカロリーが高いというわけではなく、何を塗るかといったトッピングの量と種類によって大きく異なるので、たくさん使用すれば高カロリーの食品となってしまうので、食べるときには食べ方にも注意しましょう。