目次
教科書の捨て方の基本は燃えるゴミや古紙として処分
教科書の捨て方の分別方法は2つ
- ①燃えるゴミとして捨てる
- ②資源ゴミとして捨てる
自治体によってどちらかになります。
教科書を「捨てる」ということであれば、可能な限り紙のリサイクル資源として出して有効利用したいところです。念のため、お住まいの自治体で教科書の処分方法を確認していただき、紙のリサイクルの日でよければその日にまとめて出してください。
その際も個人情報などが入っていないか、書き込みされているようなことがあればその部分は塗りつぶすなどの対処をしてからリサイクルに出しましょう。
①燃えるゴミとして捨てる
教科書の捨て方を「燃えるゴミ」として分別する自治体の場合、お住まいの市区町村によって多少の差異はありますが、一般的には家庭の燃えるゴミに分別されることが多いようです。
家庭の燃えるゴミというと、生ゴミ、紙や布、少量の木の枝や板、紙おむつ、などがありますが、教科書はそれらと同じ分別になるわけです。
②資源ゴミとして捨てる
教科書の捨て方を「資源ゴミ」として分別する自治体の場合、余程汚れが酷くない限り、教科書は古紙としてリサイクル資源の分別をしているようです。
特定の収集日に指定業者や、地域や町内のボランティア団体が回収する取り組みがおこなわれている自治体もあり、この取り組みを既に行なっている市町村としては、北海道札幌市、神奈川県横浜市、川崎市、愛知県名古屋市、大阪府大阪市、福岡県福岡市等が挙げられます。
愛知県名古屋市の例では、子ども会や町内会、学区ごとの団体が、回収日時や回収場所を決めて資源を回収し、資源回収業者に引き取ってもらう集団資源回収を行っているそうです。
また、こちらに回収してもらうことが難しい場合は、市民団体がスーパーなどの駐車場や、公共の会場を利用して、毎月決められた日に開かれる、リサイクルステーションに持ち込むことで、リサイクル資源として引き取ってもらえるようです。
とても素晴らしい取り組みですね。みなさまの市区町村でも、教科書を資源ゴミとして回収しているかもしれませんので確認してください。教科書の捨て方一つで、リサイクル資源ゴミとして回収されれば立派なエコ活動になりますよね!
教科書の捨て方で知っておきたい捨てるタイミング
教科書を捨てるタイミングとしては、小学生、中学生、高校生、大学生などで捨てる時期が少々違うようです。
学校系統による捨て方のタイミング
一般的に教科書を捨てる時期やタイミングは次の通りです。
- ①小学生は各学年末に捨てる
- ②中学生は1学年終了後、半年から1年後に捨てる
- ③高校生は受験終了後や卒業後に捨てる
- ④大学生は捨てることが少ない
①小学生は各学年末に捨てる
①小学生は各学年末に教科書を捨てるという意見が多いようです。但し、歳のごく近い兄弟姉妹がいる場合は、無くしたりした場合を想定して、1年から2年程度保管しておくというお母さんもいらっしゃるようです。
②中学生は1学年終了後、半年から1年後に捨てる
②中学生になると、特に学年ごとの学習の積み重ねが重要な、英語や数学の教科書については、1学年終了後、半年から1年程度は取っておくと答えた方が多く見受けられました。
以前に習った文法や公式など、うろ覚えな部分をもう一度さかのぼって教科書を見直しておさらいすることもあるからだそうです。
③高校生は受験終了後や卒業後に捨てる
③高校に至っては、受験の有無も左右するようですが、受験生については基本的に、受験科目に関係しそうな科目の教科書は受験終了までは取っておく傾向が高いようで、受験終了後や卒業が教科書を捨てるタイミングのようです。
④大学生は捨てることが少ない
④大学になると、各授業を受け持つ教授や講師が指定する教科書、文献やテキストを購入する必要があり、場合によっては値が張る教科書もあるため、大学では学年が終了した時点で、後輩に無料で譲る、または安価で譲るとことが多いようです。
教科書をすぐに捨てない場合の理由としては、不安な科目について、後でおさらいをする必要があるかもしれないから…といった声が多数聞こえましたが、実際に、後々古い教科書を頻繁に開いた経験は、さほどないのが現状のようです。
教科書の捨て方で気をつけたいこと
教科書を捨てる際に、教科書やノートに次のような個人情報が無いかを確認してください。もし個人情報があるようでしたら削除する処理をしてから捨てることをおすすめします。
教科書を捨てる前にチェックする4つ項目
- 教科書の表紙やページに、氏名や住所などの個人情報が書かれていませんか?
- 教科書にプリクラなど、氏名同様に個人情報に繋がるようなものが貼られていませんか?
- 教科書にCDなどが付属している場合、CDは抜き取りましたか?
- リサイクル資源ゴミとして出す場合、回収対象外となるような汚れがありませんか?
チェック項目に該当する場合は、次の処理をしてください。
- 個人情報保護スタンプや油性マーカーで個人情報の部分を隠してください
- プリクラなどを剝がしてください
- CDを抜き取ってください
- 酷い汚れがある場合は一般的な家庭ごみに捨ててください
まとめ
教科書の捨て方と捨てるタイミング、皆さんはいかがでしょうか?
小学校、中学校、高校、または大学で教科書を捨てるタイミングは微妙に違うようですが、捨てられない理由には共通点があるようです。
「いつかまた、必要になるかも…」ですが、そこには捨ててしまうことが勿体ないという、罪悪感もあるのかもしれませんね。
しかし近年では、古紙としてリサイクル資源ゴミとして回収される自治体が増え、古い教科書は再び新たな形に生まれ変わりますので、このような罪悪感は捨ててよいのではないでしょうか。
また、リサイクル資源ゴミとしての回収が未だおこなわれていない自治体の場合、(あるいはその取り組みが既に行われている場合でも)古い教科書を買い取ってくれる業者も存在しますので、一度こちらの方向でお調べになってみるのも、良いかもしれませんね。
教科書・参考書の買取をしてくれる業者
学参プラザ | 学習プラザで買取価格を調べる |
テキストポン | テキストポンで買取価格を調べる |
教材高く売れるドットコム | 教材高く売れるドットコムで買取価格を調べる |
日本オンラインブック | 日本オンラインブックで買取価格を調べる |
BOOK RIVER | BOOK RIVERで買取価格を調べる |
TEXTA | TEXTAで買取価格を調べる |
バリューブックス | バリューブックスで買取価格を調べる |
専門書アカデミー | 専門書アカデミーで買取価格を調べる |
現在は教科書を買い取りしてくれる業者も複数あります。電話一本で取りに来てくれるところも多いので、手間はかかりません。
買い取り料金は高くはありませんし、無料で提供というところもありますが、その後に誰かの約に立つのであれば無料で提供しても良いのではないでしょうか。
買い取り業者を探す場合は、インターネットで「教科書 買い取り」の2つのキーワードで検索すると複数出てきます。その中で自分の条件にあうものを利用してみてください。
燃やしてしまえばそれで終わりとなる教科書。できれば有効活用したいですね。
家事アドバイザー・節約アドバイザーとしてテレビ・講演・コラム連載などで活動。頭を使って賢くスマートに、時間とお金をバランスよく使う暮らし方を提唱。著書に「シンプルライフの節約リスト」(講談社)などがある。
基本的にはどのタイミングで処分するかは家庭の自由。決まりはありません。あとで使う可能性がありそうか無いかをお子様と相談しながらタイミングを見て処分していくのも良いでしょう。
またある側面では教科書はお子様の成長の記録でもあります。保管する場所に余裕があるのであればお子様が納得する時期まで保管してあげるのも選択肢の一つとして考えてみてください。