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『真摯』…皆さんは読めますか?
私たちは日々、ニュースや書物、ビジネスシーンなどで、あらゆる言葉を目にしています。そこで、突然ですが『真摯』という言葉を正しく読むことはできますか。
よく見かける言葉ですが、「当たり前に読める」という人もいれば、「今までなんとなくで読んでいた…」と少し自信がないという人までいると思います。中には当たり前のように読んでいた言葉が、実は間違っていたという人も…。
正しい読み方は『しんし』
では、『真摯』という文字はいったいどのように読むのが正しいのでしょうか。正解は『しんし』です。合っていたという方が多いかもしれませんね。
しかし、中には『真摯』の『摯』の漢字が『撃』に似ていることから、間違えて『しんげき』と読んでしまう人もいます。もしも「今まで間違えて『しんげき』と読んでいた…」という方がいましたら、今後はそっと正しい読み方に直しましょう。
『真摯』の意味とは?どのような時に使うの?
『真摯』は『しんし』と読むことをおわかりいただいたところで、『真摯』の意味をご説明します。意外と「なんとなくで使っていた」という人も多いと思いますので、この機会に明確に正しい意味を理解しましょう。
『真摯』=真面目な様子
言い換え表現の例には、『真面目』や『誠実』といった言葉が当てはまるので、真面目に、実直にというニュアンスで使うのが正解です。
『真摯』の使い方
では、『真摯』は具体的にどのようなシーンで使うのでしょうか。日常生活においては「真面目に」や「しっかり」などの言葉が用いられることが多いですよね。あまり『真摯』は使われません。しかし、ビジネスシーンなどの改まった場所では使われることが多いです。
具体例を見ていきましょう。
- 「ご指摘を真摯に受け止めます」
- 「真摯に取り組んで参ります」
- 「真摯に対応させていただきます」
聞き覚えはありませんか。ビジネスシーンや顧客対応などでよく耳しますよね。こうしたビジネスシーンでは、相手に失礼にならないよう、また軽い態度と思われないよう、『真摯』が使われます。
しかし、あまりにも『真摯』を乱用しすぎてしまうと、『真摯』という言葉に重みが感じられなくなってしまいます。実直に、誠実にという意味を強調したい場面で使うようにしましょう。
『真摯』の読み方は『しんし』…間違えないで!
今回は、『真摯』の読み方や使い方について解説してきました。多くの人は正しく使えていたと思いますが、もしも間違っていたと自身の間違いに気付いた方は、今日からそっと正しい読み方に直し、正しく使用しましょう。