食べてはいけない『マグロ』の特徴5選

まな板の上のマグロ刺身用3種

お刺身として、お寿司のネタとして、日本人の多くが大好きなマグロは、ご家庭でもお刺身や鉄火丼として食べられます。そんなマグロは生鮮食品なので、腐りやすい食材です。今回は、食べてはいけないマグロの特徴を解説していきます。

刺身や丼物、寿司などの海鮮料理に大人気の『マグロ』

白い皿の上のマグロの刺身

お寿司のネタでも最も人気が高く、和食料理として刺身や丼物としても多く見かけるマグロは、日本人の多くの人が好む海鮮食材の1つです。

スーパーでは、刺身やたたきの状態で販売されていることが多く、ご家庭でもお刺身として、または丼物として、酢飯があればお寿司として楽しむことができます。

しかし、人気のマグロは鮮度が重要な海鮮食材です。そのため、購入したその日、あるいは冷凍されているマグロであれば、解凍したその日に食べきらなければいけません。

調味料に漬けると日持ちするって本当?

まぐろの刺身を箸で持ち醤油を付けるところ

スーパーで売られているマグロは、通常刺身やたたきの状態で販売されていることが多いです。そうした生鮮食品は、その日のうちに食べきる必要があります。しかし、ある調味料に浸けておくことで、少しですが日持ちすることをご存知でしょうか。

マグロを日持ちさせるための必要な調味料とは?

計量スプーンで調味料の分量を量る

生鮮食品であるマグロを少しでも日持ちさせるために必要な調味料は以下の通りです。

  • 醤油
  • みりん
  • 料理酒

これら代表的な3つの調味料を合わせ、適切に活用することで、マグロを少し日持ちさせることができます。

冷蔵なら1~2日、冷凍なら約2週間日持ちする

上記で紹介した調味料を合わせ、できあがった調味料に浸けることで、冷蔵保存であれば1~2日、冷凍保存すると約2週間日持ちさせることが可能です。冷蔵の場合は、タッパーなどの密閉容器に調味料とマグロを入れて保存しましょう。

冷凍保存する場合は、調味料とマグロを一緒に冷凍用保存袋に入れ、そのまま冷凍保存します。そうすることで、傷みの進行を抑え、日持ちさせることができますよ。しかし、どちらも使う際は、必ず腐っていないかどうか確認してから使ってください。

冷凍マグロ解凍する際は塩水に浸けて解凍して

冷凍保存したマグロは、常温解凍してしまうと食中毒の危険がありますし、レンジで温めて解凍するのはもっての外です。では、どのように解凍するべきなのでしょうか。少々手間や時間がかかりますが、以下の方法で解凍すると品質の劣化を軽減することができますよ。

  1. ぬるま湯に塩を入れて塩水を作る
  2. 塩水に冷凍したマグロを1~2分浸ける
  3. 塩水に浸けたら軽く水洗いする
  4. キッチンペーパーで水気を拭き取った後、別のキッチンペーパーで包んでラップをする
  5. 冷蔵庫で半日ほど冷蔵解凍する

工程が少々多いですし、半日ほど冷蔵庫の中に入れておかなければいけませんが、この方法を実践することで、味や新鮮さを極力保って解凍することができます。また、食中毒のリスクを抑え、安全に解凍できるのもポイントです。

しかし、解凍してからはなるべく早めに、必ずその日のうちに食べきってください。そうしなければ、やはりこちらも食中毒の危険が高まります。

食べてはいけない『マグロ』の特徴5選

マグロのブロックを切る

その日のうちに食べることが基本的に大前提のマグロですが、合わせ調味料を活用することで、少しであれば日持ちできると紹介しました。しかし、正しく保存していても生鮮食品なので、早めに腐ることはもちろんあります。

ここでは、食べてはいけないマグロの特徴を紹介するので、このような特徴が洗われたマグロは食べずに廃棄してください。

1.茶色いドリップが漏れ出ている

冷蔵庫に入れていたマグロが、あるいはすぐに使うからと常温で放置していたマグロから、茶色いドリップが漏れ出ている場合は、すでに腐り始めているサインなので、食べずに廃棄してください。

マグロの場合、少しの間置いていると、赤いドリップのような物が出てくることがあります。この場合は、まだ食べることができますが、このドリップが茶色く変色している場合は要注意です。少しでもドリップの色に違和感を感じたら、食べるのを控えましょう。

2.ぬめり気が出ている

ぬめり気が出ていると、触った瞬間に違和感を感じる人も多いので、「食べない方がいいのでは?」と迷ったことがあるという方もいるでしょう。ぬめり気が出ているマグロは、すでに傷んでおり、腐り始めているため、食べずに廃棄するようにしてください。

3.生臭さが強くなる

マグロは傷むと臭いが強くなるのも特徴的です。元々生臭さを多少感じるマグロですが、パックを開けた際に、強烈な生臭さを感じる場合は、傷みが進行しているサインです。食べてしまうと食中毒を引き起こす危険性があるため、食べることは控えてください。

4.弾力がなくなる

通常、マグロは指で触ると軽い弾力を感じます。しかし、傷んだり腐ってしまったマグロは、長時間放置されたことでドリップが漏れ出てしまい、水分が付録している状態になります。そのため、弾力を感じられず、だらんとした印象になるのです。

「なんだかしなびているな」と感じたら、すでに鎖ドリップが漏れ出てしまったことによる水分不足の可能性があります。食べても美味しくないですし、体調不良を引き起こす恐れがあるので諦めましょう。

5.食べたときに舌がぴりつく

異常のような食べる前の異変を感じなかったものの、料理として食卓に出し、一口食べた際、舌がピリッと痺れるような感覚がある場合、軽度であってもヒスタミンという食中毒を引き起こす成分が作り出されている可能性があるので、それ以上食べるのはやめ、廃棄してください。

非常に危険な食中毒なので、その後1~2日程度は体に異変が出ないか注意しておきましょう。少しでも異変を感じたら、早めに病院で診察を受けてください。

マグロはその日のうちに食べるのが基本!

ワサビを付けたマグロの刺身と醤油

今回は食べてはいけないマグロの特徴を解説しましたが、いかがでしたか。途中でマグロを日持ちさせる裏技も紹介しましたが、この場合は次の使う際、必ず異常が発生していないか確認してから食べるようにしてください。腐ったマグロは必ず食べずに捨ててくださいね。

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