食べてはいけない『大根』の特徴4選

白いお皿の上の大根の煮物

栄養価も高く生食でも加熱しても美味しく食べられる大根は人気の野菜です。1本で購入した場合、大根を切ったら変色していた、という経験などありませんか?切り口に見られる変色は傷んでいるわけではないことが多いです。ですが、黒カビのように食べられない場合もあります。食べてはいけない大根の特徴をご紹介しますので参考にしてください。

1.カビが生えている

葉が付いたままの1本の大根

大根はカビが生えやすい野菜と言われています。皮や表面に黒いポツポツした斑点状のものが出てきたら「黒カビ」と判断してよいでしょう。黒カビは身近によく見られるカビの一種で食品にも発生しやすいそうです。

表面しか黒い斑点が見えていなくても、深い部分まで根を張る性質があります。皮をむいて黒い斑点が見えなくてもカビが広がっている可能性があるため食べるのはやめましょう。

また、大根にはもう一つ「白カビ」も発生します。フワフワした綿やホコリのような形状のカビで、切った断面や皮などに生えてきます。黒カビ程、広く深く根を張る性質は無いため、その部分だけを切り落とし離れた部分は使う人もいるようですが、心配な方は食べるのを控えましょう。

2.ブヨブヨでぬめりがある

新鮮な大根は触った時にしっかりとしています。見た目はわからなくても触った時にぶよぶよして柔らかくなっている大根や、洗っても取れないぬめりは腐っている可能性がありますので食べないほうがいいでしょう。

3.酸っぱいニオイがする

傷みかけている大根

大根には辛み成分の分解物である「メチルメルカプタン」が主成分となっているため、傷んでなくても独特のニオイを感じて苦手な人もいるようです。しかし、腐った大根はこのニオイとは違う酸っぱいニオイがするそうです。

酸っぱいニオイになると見た目もドロッとしてきてしまうそうなので、ニオイだけでなく感触や見た目でも腐っているのが分かるので食べないようにしましょう。

4.茶色に変色して汁が出ている

白いはずの大根が茶色っぽく変色したり、触ったらドロドロに溶けて汁が出ているような状態はかなり腐敗が進んでいますので食べてはいけません。

食べられる状態の『大根』とは

断面に「す」が入っている

カットされた新鮮な大根

「す」とは野菜の中が空洞になりスポンジ状になってしまうことを言います。水分不足で起こる現象とも言われていて、温かい時期に起こりやすいそうです。

腐っているわけではなく体に害になることもないため、部分的であれば取り除いて食べることもできるようです。ただ、味や栄養は落ちるそうですので、全体的に広がっていたり状態がひどい場合は食べないほうがよいでしょう。

中心が青や黒に変色している

大根を切った時に断面の中心部分が青や黒っぽい色に変色しているのは「青あざ症」という状態で、食べることはできるそうです。

腐っているようにも見えますが、乾燥や加湿、栄養が多い少ないなどで色が変わる現象とのことです。食べても健康に被害が出るようなことはありませんが、苦味や硬さを感じて美味しくないこともあるようです。

黒い点や筋がはいっている

木のテーブルに並べられた3本の大根

大根を切った時に断面に黒い筋のようなものや点が入っているものは、大根のミネラル分が空気に触れて変化したものだそうです。機構の変化により起こるもので、黒点の部分を取り除いて食べることができるそうです。

もし、食べてしまったとしても体に影響はないため心配する必要はないそうです。ただ美味しさは落ちていたり苦味が強い場合もあるため、サラダなど生で食べるより煮物などで食べたほうが良いそうです。

切り口が半透明や紫色になっている

黒い点と同じように大根を切った時に断面が半透明や紫色になっているものがあります。これは保存状態が悪いことで起きる「水晶現象」と呼ばれているもので、腐っているわけではないため食べることができるそうです。

大根は冬野菜なので、高い温度が苦手なため夏場に常温に出しっぱなしにしている時間が長かったりすると起こるそうです。食べることはできても風味は落ち、苦味も感じるようです。

さいごに

白いお皿の上の大根の煮物

食べてはいけない大根の状態は、変色の場合には判断がしにくいこともあります。切った時に黒い筋や点があったり、断面が紫色に変色していても食べることはできますが、皮などに黒カビが発生した場合は食べることはできません。

黒カビの場合は目に見えない部分まで広がっている可能性もあるため、中が黒くなっていなくても食べないほうが良いでしょう。

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