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れんこんは意外と日持ちしないって知ってた?
天ぷらとして揚げて、煮物として煮てと、さまざまな調理方法で活用できるれんこんは、お正月の料理にも使われるほど日本では馴染みのある食材です。下茹での必要なども考え、敬遠しがちな方も多いと思いますが、発がん性物質を排出する働きを持つなど、栄養も豊富です。
れんこんの日持ち目安は約1週間!でも…
お正月にも活躍するれんこんですが、あまり日持ちしない食材であるとご存知でしょうか。一般的に、通常のれんこんであれば、約1週間ほど、新れんこんの場合は、常温保存だと2日ほどしか日持ちしません。そのため、あまり日持ちする食材とは言い難いのです。
れんこんの正しい保存方法を解説!おすすめは『冷蔵保存』
約1週間ほどしか日持ちのしないれんこんですが、正しく保存することで、冷蔵保存でも約1~3週間長持ちさせることができます。冬場などの涼しい時期であれば、常温保存も可能ですが、冷蔵保存よりも日持ちしなので、やはり冷蔵保存が最適です。
れんこんの冷蔵保存方法
れんこんを冷蔵保存する場合は、カットせずに丸ごと保存した方が長持ちします。丸ごとれんこんを冷蔵保存する場合は、以下のポイントを押さえて保存しましょう。
- 湿らせたキッチンペーパーで包む
- 包んだれんこんを袋に入れる
- 冷蔵室で保存する
れんこんを保存するために適した温度は0℃です。そのため、温度が比較的高い野菜室よりも冷蔵室で保存した方が長持ちします。この方法で冷蔵保存すると、約10日間と少し長持ちしますよ。
カットしている場合は、ラップで1つ1つ包み、しっかり密閉した状態で野菜室に保存しましょう。日持ちは約3日と短いので、できるだけ丸ごと保存することをおすすめします。
長期間保存したいならば冷凍保存も検討して
10日以内に使い切ることが難しいという場合は、最終手段として冷凍保存をする方法もあります。冷蔵保存よりは鮮度が落ちてしまいますが、冷凍保存することで約1ヶ月間長持ちします。
- 皮を剥いてカットする
- 切ったれんこんを酢を混ぜた水に5分ほど浸ける
- キッチンペーパーなどで水分を拭き取り、フリーザーバッグなどに入れる
- しっかり密閉したら冷凍庫で保存
この方法で冷凍保存できます。また、水に浸けるのではなく、お酢を入れ沸騰させたお湯で下茹ですることで、冷凍保存しても鮮度を保つことができます。
食べてはいけない『れんこん』の特徴5選
最後に、腐ってしまい食べることができないれんこんの特徴を紹介します。このような特徴が現れているれんこんは、食べてしまうと食中毒を引き起こす恐れもあります。危険なので、小さいお子様やご年配の方、免疫力が低下気味の方がいるご家庭では、特に注意しましょう。
1.切り口が黒く変色している
れんこんを切った際、切り口が黒く変色している場合は、すでに腐敗が進行しているサインです。切り口に表面部分から黒ずみ始め、徐々に穴の中まで浸透していきます。黒く変色した場合は腐っているので、食べずに廃棄しましょう。
2.酸っぱい臭いなどの腐敗臭を放っている
基本的にれんこんは匂いを発しません。しかし、腐ったれんこんは、腐敗臭のような違和感を感じる悪臭や、鼻をツンと指すような酸っぱい臭いを放つことがあります。
このように明らかに正常なれんこんでは嗅ぐことのない臭いを放っている場合は、すでに腐っている可能性が高いです。見た目に異常がなくても食べるのはやめましょう。
3.皮の表面にヌメリ気が出ている
れんこんは皮を剥くとヌメリ気があります。しかし、正常なれんこんは皮の表面までヌメリ気が出てくることはありません。そのため、皮の表面がヌメヌメしている場合は、すでに傷んでしまい、腐り始めているサインだと考えてください。
4.触ると柔らかくなっている
れんこんは腐り始めると感触が柔らかくなります。通常、硬いれんこんがぶにゅっと柔らかくなっている場合は、腐敗が始まっているサインです。食べてしまうと腹痛や下痢といった症状を引き起こす恐れがあるので、食べずに捨ててください。
5.カビが生えている
れんこんの腐敗が進行していくと、白い点のようなカビが生えてきます。少量の場合、元々れんこんの色が白いため、気付きにくいです。長期間放置していた場合は、上記のような異常が見られなくても、カビが生えていないか確認してください。
1週間以上経ったれんこんは異常がないか確認して
今回はれんこんの保存方法や食べてはいけないれんこんの特徴を解説しました。れんこんは意外に日持ちしないため、購入してから1週間以上経ったれんこんは、まず異変が出ていないか確認しましょう。1週間以上使わない場合は、冷凍保存も検討してくださいね。