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パックご飯は体に悪い?!
レンジでチンするだけで炊きたてご飯を食べることができるパックご飯は、店頭で販売されているときには常温で保管して販売されていることや、長期保存が可能なので身体に良くない添加物が加えられているのでは?と考えてしまったり、レンジで温めて開封したときには独特のにおいがすることもあるので、もしかしてパックご飯は体に悪い成分が何か入っているのではないか?と考えてしまうことがあるかも知れませんが、実際のところは身体に悪いということはありません。
容器も安全性の高いものが使われていますし、なにより出荷される前に各メーカーで品質をしっかり検査されています。パックご飯のメーカーによっては添加物が入っているものもありますが、健康被害を出すようなものでは無いので心配いりません。
パックご飯が体に悪いと思ってしまう理由には、常温で長期間保管できてしまうことから体に悪い添加物が多く使われているのでは?という不安とレンジで温めて開封する時の独特のにおいからもしかしたら体に悪いのでは?と思ってしまう方いるためです。次項からパックご飯が安心で安全なものであることを紹介していきます。
パックご飯が腐らない理由
パックご飯が腐らない理由は、未開封の状態では腐ってしまう原因になる雑菌が無い無菌状態で密封されているので、パックの中で菌が繁殖してしまうことがないからです。
製造工程でパック内が無菌状態になるようにメーカーが工夫してしています。一般的なパックご飯の製造工程は以下の通りです。
- 原料となる米を検査
- 精米してトレイに入れる
- 高温高圧力で加熱・殺菌
- 蒸気炊飯
- 滅菌されたクリーンルーム内で密封
- 蒸らし冷却
- 品質管理の検査
お米の殺菌という工程がありますが、これは薬剤などを使用して殺菌されるということではなく、高温の蒸気を高圧力でかけることで殺菌しているので体に悪い影響はありません。
また、パックご飯を入れているトレイは、酸素や湿気や水分から中に入っているものを守ってくれるオキシガードトレイが使われているので、酸素を吸収してくれるのでカビなどが発生してしまうことを防いでくれるので常温のまま保存することができます。
このように製造工程やトレイの工夫をしているので、体に悪い影響があるのではないか?という薬剤を使用せずに高品質なご飯を保存することができるようになっています。パックご飯を温めて開封するときににおう独特の香りはトレイとふたを密封する時に使用している接着剤の香りです。
この接着剤の成分はご飯に触れることは無いので体に悪い影響の心配いりません。パックご飯の中には密封するときに接着剤を使用していない商品もあるので、このにおいが気になってしまったり、苦手な方はそちらを選んでみましょう。
《 ポイント 》
- パックご飯は製造工程で高温の蒸気を高圧力でかけて殺菌し無菌状態のクリーンルーム内で密封されている。
- パックご飯はパックの中で菌が成長することは無いので常温でも長期間の保管ができるようになっているので体に悪い影響はなく安全で安心できる食べ物と言える。
添加物が入っているパックご飯もある
パックご飯の中には添加物が入っているパックご飯もあります。添加物が使用されている商品なのか、使用されていないかの判断する方法は、パックご飯の原材料名の部分を確認してみましょう。
パックご飯に入っている添加物について紹介しておきます。
ph調整剤
ph調整剤は食品のphを調整します。菌が増殖しにくいphまで食品を調整して食品が長持ちしやすい保存できる状態にします。
ph調整剤は、FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会や国の検査でも身体に対して深刻な悪影響を及ぼす害は認められず体に悪い影響はなく安全であるとされていますが、最近の研究ではph調整剤が腸内細菌を減らしてしまい健康被害が起こってしまう可能性があると指摘している専門家もいます。
また、ph調整剤の分量まで調べることができないので、体に悪いと不安に思ってしまう方もいるかも知れません。そのような場合は原材料名に添加物の表示がない無添加の商品を選ぶようにしましょう。
酸味料
酸味料も食品を弱酸性に保つ効果がある食品添加物の一種です。リン酸やクエン酸や乳酸など様々な添加物を使用して、菌の繁殖を防ぐ効果やお米の風味を保つために使用されています。
酸味料もph調整剤と同じで分量まで調べることができないので、体に悪いと不安に思ってしまう方もいるかも知れません。そのような場合は原材料名に添加物の表示がない無添加の商品を選ぶようにしましょう。
《 ポイント 》
- パックご飯の中にはph調整剤や酸味料を使用している商品もありますが、基本的に体に悪い悪影響があるものを含んでいるわけではない。
- パックご飯が添加物を使用しているかどうかはパッケージの原材料の部分に書かれているので、不安に思う方は原材料を確認して添加物を使用していないパックご飯を選ぶ。
安全なパックご飯の選び方
安全で体に悪い影響がないパックご飯を選ぶときに重要な点は3つあります。しっかり確認しておきましょう。
選び方①:お米の産地がわかるもの
お米の産地が明記されていないものは、お米に自信が無いものと考えてしまいます。パックご飯とは言え、普通の白米を選ぶ時は産地やブランドや体に悪い影響がないかが気になるところです。
過去には産地偽装問題が起きていることもあるので、消費者としても製品をしっかり見極めてから選んで購入することは重要です。製品に自信があるパックご飯はほとんどの場合はパッケージに明記してあるので、美味しいパックご飯を選びたいと考えてる時は確認するようにしましょう。
選び方②:添加物がないもの
先程もお伝えしましたが、添加物が入っていても健康面で問題はないとしましたが、添加物の具体的な分量や種類は、パックご飯の原材料を確認しても明記していません。
より安全で安心感を得たいとお考えの場合は添加物がか入っていない体に悪い影響がないパックご飯を選ぶようにしましょう。
選び方③:容器の素材
容器の素材もパックご飯のメーカーによって様々なものが使用されています。パッケージを確認して電子レンジで加熱することを前提に説明が書いてあるものであることを確認しておきましょう。容器について何の表記もない場合は購入を避けましょう。
また開封が手で開けることができないものもあまりおすすめすることはできません。カッターやハサミを使用する場合密封状態で保存しているものに傷をつけてしまうと、パックの中で菌が繁殖してカビなどが発生してしまうことがあります。
《 ポイント 》
- 安全なパックご飯を選びたいと考えている場合は、お米の産地がわかるものや添加物を使用していない体に悪い影響がないものを選び容器の素材も確認して選ぶ。
パックご飯のおすすめ4選
産地がわかるお米や添加物を使用していない体に悪い影響がないおすすめできるパックごはんを紹介します。
サトウのごはん 新潟県産コシヒカリ 200g×20個
サトウのごはんは、新潟産コシヒカリ以外にも秋田産あきたこまちなど産地やお米のブランド名をを明記して販売しているので安心して選ぶことができます。また原材料を確認しても添加物の記載が無いので、より安心して食べることができます。
トーヨーライス タニタ食堂の金芽米ごはん 160g 24食セット
金芽米は独自製法によって玄米が持っている健康成分と旨味をしっかり残して精米された健康志向の高いごはんです。タニタ食堂と言えばTVでも紹介されたほど健康食で有名です。こちらの商品も添加物を使用していないので安心して食べることができます。
ウーケ ふんわりごはん 北海道産ゆめぴりか (200g×3P)×8個
ウーケのふんわりごはんも北海道産ゆめぴりか以外にも富山県産コシヒカリなど産地やお米のブランド名を明記して販売されているので安心して選ぶことができます。またパッケージも添加物不使用と大きく書かれているので安心して食べることができます。
アイリスオーヤマ 低温製法米のおいしいごはん 魚沼産コシヒカリ
アイリスオーヤマと聞くと家電のメーカーではないの?と思ってしまうかも知れませんが、食品の製造販売もしています。
低温製法米のおいしいごはんは魚沼産コシヒカリ以外にも秋田県産あきたこまちや北海道産ゆめぴりかも販売しています。産地のわかるごはんは安心できます。また、添加物を使用していないので安心して食べることができます。
最後に
パックご飯が常温で長期保管できる理由は、製造工程でしっかり菌を無くした状態で密封されるため、菌が繁殖することはないので体に悪い影響がなく安全と言えます。
パックご飯は添加物を使用しているものもあるので、体に悪い影響がなく安心できるパックご飯を選びたい時はお米の産地がわかるものや原材料に米以外のものが表記されていない体に悪い影響がないパックご飯を選びましょう。