ぶどうが腐っている時の『3つのサイン』

ぶどう

ぶどうは人気の果物で品種も豊富なため、旬の時期にはいろいろな種類を買いたくなってしまいますよね。ですが、ぶどうは果物のなかでもあまり日持ちしません。食べようとしたときに白いものが付いていたり、酸っぱいようなにおいがしたことはありませんか?ぶどうが腐っている時のサインについてご紹介します。

ぶどうが腐っている時の『3つのサイン』

3種類のぶどう

1.異臭や酸味がする

ぶどうは熟しきって、腐りはじめるとツーンと発酵した感じの臭いや風味がするそうです。臭いが気になる場合は、美味しく味わうこともできないため無理して食べるのはやめましょう。

2.カビが生えている

ぶどうに白いフワフワしたクモの巣のようなものがあれば、それはカビなので食べることはできません。ヘタや茎の部分に付いていたり、離れた部分についていればカビの部分だけをしっかり落として、カビに触れていない実は食べることもできるそうです。

また、カビがついていても皮をよーく洗えば食べれる、という場合もあるようです。ただし、カビは目に見えない範囲で広がっている可能性もあるため、気になる場合は食べないほうが無難でしょう。

表面の皮にある白い粉のようなものはカビではない

新鮮なぶどうの皮には白い粉のようなものが付いていることがあります。これは、「ブルーム」と呼ばれていてカビではありませんので食べても大丈夫です。果実に含まれる脂質から作られたろうが表面に出てきたもので、鮮度を保つ働きがあるそうです。

3.ぶよぶよして汁が出てくる

実がぶよぶよ柔らかくなってきたり、変な汁が出てきているぶどうは腐っているサインです。食べるのはやめておきましょう。

早めに食べたほうが良いぶどう

新鮮なぶどう

ぶどうは房を持ち上げただけでもポロポロと粒が落ちるようであれば、腐っていなくても完熟が進んでいる証拠です。保存には向かないため早めに食べるのがおすすめです。また傷み始めは、茎やヘタ、枝から茶色く変わっていきますので、茎やヘタ、枝が変色してきたときも早めに食べましょう。

ぶどうの賞味期限と保存方法

冷蔵庫の中の野菜や果物

常温保存

ぶどうは品種によって賞味期限は違いますが全体的にあまり日持ちはしません。常温の場合、デラウェア・巨峰・ピオーネなどで賞味期限は2~4日程度です。賞味期限が3~5日程度とされている品種は、マスカットやスチューベンなどです。

湿度が高くなると傷みやすくなるため、常温保存では新聞紙やキッチンペーパーで包み直射日光を避けて冷暗所で保存しましょう。

冷蔵保存

ぶどうは水分に弱いため冷蔵庫で保存する場合も、洗わずに保存します。小粒のデラウェアなどはキッチンペーパーなどで房ごと包み、衝撃に弱いためそのままではなく保存容器に入れて野菜室で保存します。保存期間は5日~1週間程度です。

巨峰などの大粒のぶどうは房ごとではなく枝を切り1粒ずつばらして保存するとより長持ちします。この時、手でちぎって房から外すと皮がさけて傷みが早くなるため、枝を2~3㎜残すようにキッチンバサミでカットするのが長持ちさせるポイントです。

この場合も洗わずキッチンペーパーを敷いた保存容器に並べ、蓋をして野菜室で保存します。保存期間は5日~1週間程度です。

マスカット以外は冷凍保存もOK

ぶどうの賞味期限をのばしたい場合は、冷凍保存がおすすめです。ただし、マスカットは風味が変わるため冷凍保存には向きません。それ以外の種類のぶどうは冷凍保存しても、鮮度や味が落ちることはあまりないそうです。

冷凍する場合は、小粒も大粒もサッと水洗いをしてから優しく水分をペーパーなどでふき取りましょう。小粒のぶどうは房ごとラップで包み保存袋に入れます。

大粒のぶどうは、冷蔵保存の時と同じよう1粒ずつキッチンバサミを使って切り離し洗った後は水気をふき取ります。ぶどう同士が重ならないよう冷凍用保存袋に並べて入れて保存しましょう。保存期間は1カ月程度です。冷凍ぶどうは解凍せずそのまま食べることができます。

さいごに

バスケットに置かれた2種類のぶどう

収穫後のぶどうはあまり日持ちをしないため、腐らせないためにも正しく保存することが大切です。

また、皮につく白い点のような粉はブルームと言い食べることができますが、フワフワしたものはカビで食べることはできません。誤って食べるとお腹を壊すことがあるので、間違わないようにしましょう。

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