パッションフラワーの効果と効能!使い方から副作用まで

紫色が強いパッションフラワー

パッションフラワーはハーブの一種です。精神への優れた働きかけがあると古くから認められています。パッションフラワーは「植物性の精神安定剤」とも呼ばれていて、副作用の少なさや習慣性の低さから子供や高齢者でも使用できる穏やかなハーブとして広く知られています。日本では花の形が時計の文字盤と針に似ているところからトケイソウという名で呼ばれています。今回はそんなパッションフラワーの効能や効果、使用方法を詳しくご紹介します。

パッションフラワーの効能と効果

パッションフラワー

  • 1.精神安定や鎮静の効果
  • 2.ストレス軽減の効果
  • 3.生理痛の不快感を取り除きPMS症状の緩和
  • 4.高血圧の軽減と循環器系の疾患予防
  • 5.痛みや痙攣を抑える効果
  • 6.アンチエイジングに貢献

1. 精神安定や鎮静の効果

パッションフラワーには鎮静効果があり、神経の緊張や精神的な不安を和らげて精神を穏やかに保つ効果があります。不安や緊張、イライラなどを鎮めてくれるので、不眠症状を患っている方にもパッションフラワーはおすすめです。

2. ストレス軽減の効果

パッションフラワーは神経系の緊張を緩め、ストレスを軽減してくれる働きを持つことからストレス性・心因性の頭痛や動悸・過敏性腸症候群・神経性胃痛ほか様々な不調の軽減に効能があります。

3. 生理痛の不快感を取り除きPMS症状の緩和

パッションフラワーのハーブティーには子宮をリラックスさせ、生理痛の不快感を取り除き、PMS症状(月経前症候群:生理時のイライラ、不快感などの体の不調)を緩和させる効能があります。

4.高血圧の軽減と循環器系の疾患予防

パッションフラワーのハーブティーは血圧降下作用を持つといわれ、特にストレス性の高血圧の軽減に用いられるます。そのほかにハルマラアルカロイドには冠状動脈を拡張する働きがありますので、パッションフラワーは「動脈硬化」や「冠状動脈性心疾患」の予防に効果があります。

5.痛みや痙攣を抑える効果

パッションフラワーに含まれているフラボノイドやアルカロイドは神経や筋肉の強張りを緩め、痛みや痙攣を抑えてくれる効能があります。頭痛・偏頭痛・生理痛・筋肉痛・肩こり・神経痛などの緩和に貢献してくれるので、パッションフラワーは有効とされています。

6.アンチエイジングに貢献

パッションフラワーは、アピゲニン、イソバイテキシン、ケルセチン、ケンフェロール、ビテキシン、ルチン、ルテオリンなど抗酸化作用を持つポリフェノールを多く含んでいます。

抗酸化物質は酸化によるダメージを抑制することで体を健康に若々しく保つアンチエイジングの補助をしてくれます。老化を防ぐためにもパッションフラワーを取り入れてみるのはいかがでしょうか。

パッションフラワーハーブティーの作り方

パッションフラワーのハーブティー

作る手順

  1. 小さじ1~2杯分を市販のティーバックなどに入れてティーポットにセット
  2. 沸かしたお湯を注ぐ
  3. フタをして3~5分ほど蒸らし浸出させ完成

鎮静作用のあるパッションフラワーはハーブティーにすることより、リラックス効果を得やすくなります。眠る2時間ほど前にホットのハーブティー飲むと、体温を上昇させるとともに心身を落ち着けて緊張もほぐれるので安眠できます。

パッションフラワーと他のハーブをブレンドする

また、パッションフラワーは味にクセがないので、パッションフラワーのハーブティーはブレンド向きとされています。他のハーブをブレンドしてより効能を得られる組み合わせを紹介します。

効能 ハーブの組み合わせ
心地よく眠りたい パッションフラワーと「バレリアン」のブレンド
落ち込んだ気持ちを改善したい パッションフラワーと「セントジョーンズワート」のブレンド
不安な気持ちを抑えたい パッションフラワーと「カモミール」+「ペパーミント」のブレンド

自分でブレンドするのが難しい方におすすめの商品

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パッションフラワーの副作用と使用上の注意点

野外に咲くパッションフラワー

妊娠中は摂取しないように

パッションフラワーに含まれるアルカロイドには子宮を刺激する作用があるため、妊娠中の摂取は控えてください。

過剰摂取は厳禁!

パッションフラワーを過剰摂取をしてしまうと、異常な攻撃性を示す恐れがあるといわれています。適量を守って利用してください。眠気・吐き気・低血圧・胃腸の不快感などの副作用を感じた場合は使用を中断しましょう。眠気を誘発しますので、飲んだ後は車の運転や機械の操作を行わないでください。

低血圧の方は注意が必要

血圧を下げる働きもありますので低血圧の方は注意しましょう。持病がある方や医薬品を服用中の方は医師に相談の上でパッションフラワーを利用するようにしてください。

パッションフラワーの基本情報

紫色が強いパッションフラワー

通称 パッションフラワー
別名 チャボトケイトウ、トケイソウ/ジケイソウなど
学名 Passiflora incarnata
科名/種類 トケイソウ科トケイソウ属/つる性多年草
花言葉 神聖な愛、信心、信仰、受難
使用部位 葉、蔓、花、果実
代表成分 フラボノイド類(アピゲニン、ケルセチン、ビテキシン、クリシンなど)、アルカロイド類(ハルマン、ハルモール)、青酸配糖体
代表的な効果 鎮静、抗不安、精神安定、催眠、筋弛緩、鎮痛、血圧降下、抗酸化

最後に

綺麗なパッションフラワー

パッションフラワーはココロを落ち着かせてカラダに安定をもたらしてくれることがわかりました。

眠る前にパッションフラワーハーブティーを飲んで夜ぐっすり眠り疲れを取って、翌朝気持ちよく起きると気分の良い一日が過ごせそうですね!

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