えのきは腐る?傷んでいることがわかる目安や長持ちさせる方法3つを紹介

えのき

えのきは腐るのか?腐ったら一体どうなるのか?どんな保存方法があるの?など、えのきにまつわる疑問を解消します。この記事では腐ったえのきの見分け方や保存方法など、美味しくえのきを試す情報を紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。

えのきは腐る?

悩む女性

スーパーなどで季節を問わず見かけるえのきは、腐って食べられなくなることがあります。えのきが腐った場合に、どんな目安があるのか見て行きましょう。

もし誤って腐ったえのきを食べたら、お腹を壊したり発熱したりすることもあり、ひどい場合は食中毒の原因にもなりえますので注意しましょう。異常を感じたら自己判断せず、すぐ病院に行って医師の診察を受けましょう。

えのきが腐るとどうなる?3つの目安

えのき

えのきが腐ると見た目・臭い・触感に変化が現れます。覚えておけばうっかりと腐ったえのきを食べえしまった、という事故も防げるでしょう。

ここからはえのきが腐るとどうなるのかの見分け方を紹介しているので、でぜひ参考にして下さい。

目安1:色や見た目

腐ったえのきには色や見た目が変化します。色でいうと、茶色く変化したえのきには注意が必要です。

見た目の変化では、しんなりとしてハリがなくなる、水分が出て袋の中に水がたまっている、えのきの傘が大きく開いてパラパラと取れてしまったりしていることが挙げられます。

目安2:臭い

えのきが腐ると袋を開けてすぐに独特な酸っぱい臭いがします。見た目でわからないときは臭いをかいで確かめてみると、腐っていないかに気づけるでしょう。

腐ってしまっているえのきの臭いは部屋中に広がるので、ご家族の方など他の方にも気が付いてもらえるため、すぐに判断できる方法です。

目安3:手触り

えのきが腐っている場合は、えのきからぬめりが出ているので袋の上から触ってもわかります。腐ったえのきのぬめりは、腐敗菌という菌が原因で発生します。

なお、調理後に出るぬめりは腐敗菌とは別の成分によって出てくるものです。生の状態でぬめりがある場合は腐っていると判断して下さい。

新鮮な状態では触る程度では傘が落ちないので、えのきの傘の部分が大きく開いて触るだけでポロポロと落ちてしまうのは腐っていると考えられます。

えのきを長持ちさせる保存方法3つ

冷蔵庫を見る女性

えのきはスーパーなどで1年を通して販売されていますが、一度に食べきれなくても腐らせずに少しでも長く保存するには、どのように保存すればいいのでしょうか。

ここからは3つの保存方法を紹介するので、ぜひ試してみて下さい。

保存方法1:常温保存はNG

スーパーで売られているえのきは、常温で売り場に並べられていることが多く、消費期限の記載もありません。ですが、えのきは痛みやすいので常温での長期保存には適していません。

新鮮なものを見分けて購入し、できるだけすぐに冷蔵庫に保存して下さい。

冷蔵庫に保存した場合は石づきを取らず、水分をよく拭き取り吸収のよい紙などに包みポリ袋に入れて冷蔵庫に立てて保存しましょう。2日~1週間程度が消費期限の目安になりますので、その期間に食べきりましょう。

保存方法2:冷凍

冷凍保存する場合、石づきを切り落としてバラバラにし、バラバラになっている状態のまま保存袋に入れて冷凍庫に入れて下さい。その後1時間ほど凍らせて、冷凍庫から出して凍って固まっているえのきをバラバラにしましょう。

冷凍での保存期間は1か月程度が目安にしましょう。

凍らせることによってアミノ酸が増えてうまみも栄養価も上がるといわれています。調理をする際はうまみ成分や栄養価を逃がさないために、凍ったまま調理に使ってみるのもいいでしょう。

えのきを長持ちさせる保存方法3:乾燥

乾燥保存の場合、石づきを切り落としてバラバラにし、網やザルなどにあまりくっつかないように日当たりがよく風通しのよい所に置きます。

ある程度水分がなくなり少し茶色く色がつくまで、フライパンなどで煎りましょう。また、干す際は2時間程度が目安です。

から煎りする際は水分を飛ばした後に、保存袋に乾燥剤などと一緒に入れて冷凍庫に保存しましょう。「乾燥えのき」はあまり聞き覚えのない保存方法かもしれません。

乾燥えのきは水に10分程度浸すとだしも出て、だし汁も美味しく活用できます。保存期間は数か月~半年ほどになるので、長期間の保存も可能です。

新鮮なえのきを選ぶ3つのポイント

おすすめする女性

えのきを長持ちさせる保存方法を説明してきましたが、できればえのきは新鮮なものを選びたいものですよね。

新鮮なえのきにはどんな特徴があり、何に注意して選べばよいのかなど、新鮮なえのきを選ぶポイント3つを紹介します。

ポイント1:色が白い

傘の大きさが小さくそろっていて、変色せず白く透明なものを選びましょう。黄色く変色してしまっていたり、傘が開いてしまって大きくなってしまっていたりするものは避けましょう。色の変化や傘の開き具合は売り場でも簡単に見分けられますので、しっかりと確認してから購入しましょう。

ポイント2:袋に水分がついていない

水分がしっかりと切れていて、袋に水分がついていないものを選びましょう。お店に入荷して時間が経っているえのきは、鮮度が落ちて袋に水滴がついていたり、水がたまっていたりといった特徴があります。

ポイント3:しゃきっとしている

軸の部分が密になっていて、シッカリと真っすぐになっているえのきを選びましょう。えのきの袋を持ったときにしんなりしているものは、鮮度が落ちてきていると考えられます。傘に近い部分を確認して、できるだけ申請なえのきを選びましょう。

えのきは洗う?

蛇口・キッチン

えのきを使う際に洗っていますか?

洗って使っている方も多いでしょうが、洗わないで使った方が美味しく食べられます。

えのきにはたくさんの水分が含まれています。洗ってしまうと料理が水っぽくなり美味しさが損なわれてしまったり、水洗いをすることで風味や栄養価が流れ出てしまったりと、せっかくのひと手間が無駄になりかねません。

スーパーなどで売っているえのきは、清潔な状態で袋詰めされているので洗わずにそのまま使っても問題ありません。洗わずに石づきだけを切り落として調理するのがおすすめです。

どうしてもおがくずなどが気になるのでしたら、乾いた布などで払い落として使いましょう。えのきの風味や栄養価を少しでも取り入れるには、洗わないことをおすすめします。

保存するときは特に注意

えのきを保存するときには特に注意が必要です。洗ってしまうと風味も栄養価も落ちてしまうので洗わずに保存して下さい。どうしても汚れが気になる場合は水で濡らしたキッチンペーパーなどで汚れを落とすといいでしょう。

それぞれ保存期間が違ったり保存方法によって栄養素などの変化もありますので、上手に冷凍・乾燥の保存方法を使い分けて下さい。

冷凍・乾燥保存の場合は石づきを切り取り、えのきをバラバラにして保存します。この場合は捨てる部分が増えてしまうので切り取りすぎないように気を付けて下さい。

腐る前においしくえのきをいただこう

えのき茸のみそ汁

えのきはそのままだとあまり日持ちしないため腐る前に食べましょう。購入する際は新鮮なえのきを見定め、使用する際は腐る前のサインに早く気づき調理するようにしましょう。

保存方法によって消費期限が異なってくるので、まとめ買いした際は、冷凍や乾燥など保存方法を選んで適切に保存して下さい。冷凍したり乾燥させたりすると長期保存できるだけではなく、栄養価も上がりますので上手に活用して下さい。

えのきは1年を通して購入できる便利な食材です。上手に料理に取り入れて美味しく食べましょう。

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