目次
瓶のラベルの剥がし方12選!
剥がし方1:ドライヤーやアイロンの熱で剥がす
ドライヤーの熱風を吹きつけながら、ラベルの角や端から少しずつ剥がしていきます。ラベルの粘着剤が熱でとけるタイプであれば、簡単に剥がすことができます。また、ラベル上からアイロンをかけてラベルをきれいに剥がすことも可能です。
剥がし方2:蒸気で剥がす
やかんに少量のお湯を沸かし、その蒸気を数秒あてます。キレイに剥がれるまで、再度蒸気を当てる作業を何度か繰り返します。蒸気ではがす方法は熱で剥がすというより、ラベルの接着部分についた水滴で濡らして剥がす感じで行います。
剥がし方3:お湯に浸けて剥がす
ラベルのほとんどは、水性の粘着剤を使って貼りつけてありますので、熱いお湯を入れたバケツに瓶を浸けて、しばらく放置します。
剥がし方4:台所用洗剤で剥がす
ご家庭にある台所用洗剤をラベル全体につけ、上からラップをして湿布する状態にします。時間を置くことによって、ラベル全体に洗剤が浸透して、より剥がしやすくなります。ヘラを使ってラベルを剥がすと、ベタベタも残らずキレイに剥がせるはずです。
剥がし方5:ベンジンで剥がす
ベンジンをラベルの上にかけてから、しばらく放置すると粘着剤が溶けてサッと剥がれます。ベンジンと水は混ざらないので、瓶が濡れている場合は乾かしてからベンジンをかけないと効果を発揮できません。
剥がし方6:セロハンテープで剥がす
セロハンテープの粘着面でラベルを剥がすという、逆転の発想を利用した方法です。切り取ったセロハンテープの端と端とをつなぎ合わせて、ペタペタとつけたり離したりを繰り返してください。
弱い粘着剤ならこれでキレイに取れますが、粘着力が強いく、取りきれない場合には、マジックリンなどで拭き取ってしまいましょう。粘着力の強いガムテープを組み合わせて使うと、より効果的です。
剥がし方7:除光液で剥がす
マニキュアを剥がす時に使う除光液をラベルにつけて、粘着力を弱めてからゆっくりと剥がしていきます。少々時間を置いてから剥がすと、より簡単に剥がすことができますが、ニオイの強さが気になる方もいるでしょう。
剥がし方8:ハンドクリームで剥がす
剥がしたいシールに、油分の多いハンドクリームをたっぷり塗ります。ハンドクリームの性質によっては剥がせないこともあるので、使用するならニベアなど、油分が多いハンドクリームで試してみましょう。
剥がし方9:セスキ炭酸ソーダでパックして剥がす
自然派思考の方にはお馴染みの、セスキ炭酸ソーダもシール剥がしに使うことが出来ます。スプレー容器に、水500mlとセスキ炭酸ソーダ小さじ1を入れて混ぜ合わせます。作ったセスキスプレーをラベルにたっぷり吹きかけて浸透させ、シール全体をラップで包み込むようにしてしばらく放置します。
剥がし方10:カッターで剥がす
熱を加えたり、その他の方法を駆使しても、ラベルを上手に剥がすことができない場合には、カッターナイフを使ってみましょう。本体にキズをつけないように、瓶とシールの間の粘着剤を押しのけながら、時間をかけて少しずつ丁寧におこないます。
剥がし方11:シール剥がし用スプレーを使って剥がす
頻繁にシールを剥がす機会がある方におすすめしたいのが、シール剥がし用のスプレーです。瓶に貼ってあるラベル全体に、直接スプレーを吹きつけたら、液がシールに染み込むまで少し時間をおきます。ヘラを使って、シールを剥がしたら乾拭きして完了です。
剥がし方12:ラベルコレクターで剥がす
瓶のラベルを剥がすには「ラベルコレクター」という、瓶のラベルに特化した商品もあります。強力な粘着シールを貼ることによって、ラベルの表面のみをキレイに剥がせます。
《 ポイント 》
- 剥がし方は家庭にある身近な物を利用して剥がす。
- 頻繁にシールを剥がすならシール剥がし用のスプレーがおすすめ。
- ラベルを保存するならラベルコレクターで剥がす。
瓶のラベルを剥がすのに便利なアイテム
ワイン用ラベルコレクター12枚入り
瓶のラベルの剥がし方として、ワインラベルをきれいに剥がすためのシールを使う方法もあります。記念に残しておきたいお気に入りのワインのラベルを、特殊素材のシールで簡単に剥がします。それを2穴アルバムにファイリングして保存できます。
WINEX ワインラベルレコーダー
ワインの瓶だけでなく、地ビールやピクルスの瓶などにも使えます。初めてでも説明書どおりに端から剥がしていくと、ラベル全部をきれいに剥して保存できます。お気に入りのラベルを額装にして飾ってみましょう。
ラベルはがし洗剤 ラベルはがし名人
スプレーするだけで、頑固なラベル、テープ、接着剤、ガム残りなどをスッキリきれいに剥がせる洗剤です。石油系溶剤を含んでいないので、環境に優しいうえに強力パワーを発揮する優れものです。
3M シールはがし クリーナー20 ソフトタイプ
シュッシュッとスプレーして放置すれば、シールが浮き出できて、力を加えなくても 簡単に剥がれます。ラベルやシールを剥がしたり、粘着剤の残りを除去するのに最適です。またゴミの付着防止にもなります。
AZ 超強力ラベルはがし 雷神
フタに付いているハケで塗りつけるだけの、強粘着性ラベル対応の超強力タイプです。紙製ラベルの上から液を浸透させるだけで、ラベルがはがれやすくなります。
《 ポイント 》
- ラベルやシール剥がし専用の商品を使うと簡単にキレイにできる。
瓶のラベルの剥がし方で注意すること
ドライヤーやアイロンで温めすぎに注意
瓶のラベルの剥がし方に、ドライやアイロンを使用する方法がありますが、ただ熱すればいいというわけではありません。温めすぎにも注意が必要で、粘着部分がドロドロになってしまうと、逆に剥がしにくくなってしまいます。また、熱によって変色してしまう素材もありますので気をつけましょう。
ガラスは温度差で割れやすいので注意
ガラスの内部組織は急激な温度変化に耐えられません。ガラスと温める熱との温度差の目安は「60℃」と言われています。例えば、20℃の瓶に対して100℃の熱湯をかけると、温度差は80℃になり、割れるリスクが高くなってしまいますので、温度差や同じ場所を熱し続けないように注意しましょう。
プラスチックのラベルを除光液で剥がす時の注意
ガラス瓶なら心配いりませんが、プラスチック製品には使えないこともあるので注意が必要です。シールを貼った先の素材がプラスチックだと、溶けてしまう可能性があります。
《 ポイント 》
- 熱によって変色してしまう素材もある。
- ガラスと温める熱との温度差が60℃以上になると瓶の割れるリスクが高くなる。
- プラスチック製品には使えないこともある。
シールがくっつく仕組み
物と物とがくっつくためには、分子レベルで接近する必要があります。
そうなると分子と分子の間に電気的な力が働き、お互いを引き付け合う「分子間力」が発生します。物質には目には見えないデコボコがあり、くっつくためには固体の表面にあるデコボコを埋めることが必要になります。
固体のデコボコの山に、生け花で使う剣山(けんざん)を押し付けるような感じで、柔らかい粘着剤が、突き刺さることで「くっつく」ことができるというわけです。
この仕組みを利用したのがシールであり、粘度の高い粘着剤を使っているため、そう簡単には剥がれません。ですので、今回ご紹介した瓶のラベルの剥がし方12選で剥がしましょう。
《 ポイント 》
- 固体の表面にあるデコボコを粘着剤で埋めるとくっつく。
ベタベタが残る理由
ラベルやステッカーなどは、「表面」と「粘着材」の2層で成り立っています。表面の層だけ剥がすことができたとしても、粘着材の層が残ったものが、シール跡やベタベタの正体なのです。粘着材は、物質のデコボコに入り込むため、スッと剥がすことはできません。
だからといって勢いよく剥がそうとすれば、表面が引き離れて粘着材が残ってしまいますので、 2層を引き離さないよう、ゆっくりと時間をかけて剥がすのがコツです。そのコツをつかめば今回ご紹介した瓶のラベルの剥がし方できれいに剥がすことができるでしょう。
《 ポイント 》
- 勢いよく剥がすと表面が引き離れて粘着材が残ってしまう。
最後に
瓶のラベルの剥がし方を解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ドライヤーやアイロンで熱を加えたり、ベンジンや除光液、台所用洗剤など身近にあるものを専用剤の代用にして剥がすことができます。
その一方で、専用の「ラベルコレクター」や、「ラベル剥がし用スプレー」は、手っ取り早くて効果バツグンなので、瓶のラベルやシールを剥がす機会がある人は、一家に1つ置いておくと、とても重宝します。
キレイに剥がせずにいる瓶のラベルも、今回ご紹介した方法でスルッとキレイに剥がしてみましょう!