里芋にしてはいけない『NG行為』4選

里芋の煮物

和食の定番でもある煮物や、色々な具材が入ったけんちん汁などに欠かせない里芋。正しく保存すれば常温保存でも1カ月程度日持ちする野菜です。そんな里芋にしてはいけない誤った保存方法などのNG行為をご紹介しますので参考にしてください。

里芋にしてはいけないNG行為4選

里芋

1.土を落として保存するのはNG

里芋は土がついた状態で購入することが多いですが、保存するときにも土はそのままにしておきましょう。

里芋は乾燥に弱い野菜のため、洗い流してしまうと表面が乾燥し傷みやすくなることと、水気が残ってカビが発生することもあります。土が付いたまま新聞紙やキッチンペーパーで包んで紙袋に入れて保存しましょう。

2.表面を乾燥させるのはNG

里芋は乾燥することで傷みやすくなります。新聞紙やキッチンペーパーで包んでも表面が乾き気味であれば、包んだ新聞紙などに軽く霧吹きをして適度な湿り気を与えるのが良いそうです。

3.季節によって保存方法を変えないのはNG

保存方法は季節によって変えるべき

里芋の原産地は熱帯地方のため、寒さと乾燥に強くありません。また、湿度が高いとカビが発生しやすく、季節によって保存の仕方を変えるのが適切だと言われています。適した温度は10度から20度前後です。基本は冷暗所の常温保存がおすすめです。約1ヵ月保存できます。

4.冷蔵室やチルド室の保存はNG

里芋は冷えすぎると低温障害が起き、斑点が出てきてしまいます。毒性はないため食べることはできますが、見た目や食感も悪くなり傷みやすくなります。暑い季節は常温保存では傷むため冷蔵庫での保存となりますが、5度以下の『冷蔵室』での保存はNGです。

夏の暑い季節は冷蔵庫の『野菜室』で保存しましょう。この際も乾燥しないよう新聞紙やキッチンペーパーで包み保存袋に入れて野菜室で保存してください。冷蔵保存の際は1週間で食べ切るようにしましょう。

里芋の「ぬめり」を取らないのはNG?

里芋のぬめりは取るべき?

ぬめりを取ったほうがよい理由

里芋には独特のぬめりがあります。これは、水溶性食物繊維である「カガラクタン」と「ムチン」によるもので、炭水化物とたんぱく質の結合したものだそうです。

このぬめりを落とさないまま料理に使うと、煮汁に里芋の粘りや濁りが出て、火を通す熱伝導率が妨げられたり、調味料の味の浸透も進まなくなるそうです。また、渋みやえぐみの成分でもあるため、美味しく仕上げるためにはぬめりは取ったほう良いとされています。

他にも、汁物に使う際にぬめりが残っていると汁やスープもぬるぬる感が出てきてすっきり仕上がらなくなる、などの理由もあります。ふきこぼれもしやすいため、コンロが汚れやすくなる点も取ったほうが良い理由とされています。

栄養が豊富なため取らない調理方法もある

デメリットが多いように感じる里芋のぬめりですが、栄養面では素晴らしい健康効果が期待できるそうです。ガラクタンには免疫力を上げ、がんの予防や感染症の予防に役立つと言われています。ムチンにも、胃の粘膜を保護したり胃潰瘍の発症を抑制する効果があると言われています。

そのため、健康効果の面ではぬめりを残して調理するのが良いでしょう。里芋を蒸して皮をむけば、ぬめりを取る下処理をしなくても味がしみ込みやすく手がかゆくなったりすることもないそうです。

ぬめりの取り方

里芋のぬめりの取り方

  1. タワシなどを使って里芋に付いている土を擦り洗いで落としてください。
  2. 洗った里芋はキッチンペーパーで水気をしっかりふき取ります。
  3. 両端を薄く切り落とし、繊維に沿って上から下に皮をむきます。
  4. ボウルに皮をむいた里芋と塩大さじ1杯を入れ、よくもみこみます。
  5. ざるにあけ、流水で里芋をこすり合わせながらぬめりと塩を落とします。

汁を濁らせたくない料理に使う時

  1. 土を落としてよく洗い、両端を薄く切り落とし、繊維に沿って上から下に皮をむきます。
  2. 鍋に里芋を入れ、かぶるくらいの水を入れたら強火に沸騰させます。
  3. 沸騰したら2~3分茹で、ざるにあげ流水でぬめりを洗い流します。

さいごに

けんちん汁

里芋のNG行為は主に保存に関することです。それだけ里芋の保存方法はデリケートということですね。特に夏場は野菜室に入れても1週間程度しか日持ちしませんので、長期保存したい場合は冷凍保存がおすすめです。

里芋は洗って皮をむき水気を吸い取ったら、里芋同士が重ならないよう保存袋に平らに入れて、生のまま冷凍できます。

里芋の煮物

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