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みんなで飲める牛乳は朝食に必要不可欠な存在!
多くのご家庭で見かける牛乳は、朝食の飲み物の定番として人気です。また、料理やお菓子作りに使われることも多いので、常に1~2本冷蔵庫に入れているというご家庭も多いのではないでしょうか。
牛乳はたんぱく質が豊富で、骨を丈夫にしてくれる働きがあるという話は有名ですが、たんぱく質以外の栄養素はあまり語られることがありません。実は、牛乳には、脂質や炭水化物、ミネラル、ビタミン含まれています。
これらがバランスよく含まれている牛乳は、人が生きる上で重要なエネルギーを作る効能が高いため、毎日飲むことが推奨されています。
牛乳の賞味期限が切れた…飲んではいけない?
冷蔵庫に常に入っているご家庭も多い牛乳ですが、パッケージを見ると賞味期限が意外と短いと思ったことはありませんか。牛乳の賞味期限が切れてしまった場合、その牛乳はもう飲めないのでしょうか。
未開封であれば飲めることが多い
賞味期限とは、「この期限までは美味しく飲めますよ」という目安を示しています。一方、消費期限は「この期限までならば、安全に口にすることができますよ」という目安を示す期限です。したがって、賞味期限を超えたからといって、必ずしも飲めなくなるということはありません。
未開封であれば、賞味期限を少し過ぎても、基本的には安全に飲むことができます。あまりにも長く時間が経ってしまっている場合には、開封時に臭いや状態を見て、腐っていないかどうかを確認してから飲みましょう。
開封後は賞味期限に限らず3日以内に飲みきって
では、すでに開封している牛乳が賞味期限を過ぎてしまった場合は、飲むことができるのでしょうか。実は多くの人が勘違いしがちですが、開封後の牛乳は、賞味期限に関係なく、開封してから2~3日以内に飲みきらなければいけません。
牛乳は開封してしまうと、開封部分からさまざまな雑菌が入り込み、すぐに傷んでしまうからです。そのため、開封後は、賞味期限を待たずに2~3日で飲みきることが推奨されています。
牛乳が腐っている時のサイン3選
賞味期限が大幅に過ぎてしまった場合や、冷蔵庫に保管せず常温で放置してしまった際、また開封後3日以上経ってしまった牛乳は、以下のような腐っている時に現われるサインが出ていないか確認してから飲んでください。
1.酸っぱい臭いを放っている
牛乳は通常、ほぼ無臭です。よく嗅いでみると、乳製品のまろやかな香りがするくらいでしょう。しかし、腐った牛乳は発酵し、その結果、酸っぱい臭いを放つことがあります。
購入してから賞味期限を大きく過ぎてしまった時や、開封してから時間が経ってしまった時は、まず口の部分から臭いを嗅ぎ、酸っぱい臭いなどの異臭を放っていないか確認しましょう。
2.色が黄色く変色している
続いて、牛乳をコップに出した際、白く綺麗な色の牛乳ではなく、黄ばんだ色をした牛乳が出てきたことはありませんか。牛乳が黄色く変色してしまっている場合も、腐っているサインなので飲まないようにしましょう。
また、このように変色した牛乳を飲んでしまった場合、甘みのある牛乳の味ではなく、発酵した酸っぱい味や苦みを感じる事があります。この点も腐っているかどうかの判断基準としましょう。
3.分離してドロドロと固形に近い状態になっている
正常な牛乳は、コップに注いだときにさらさらのきれいな液体として注がれます。しかし、時間が経ってしまい、傷んだり腐ったりしている牛乳は、きれいな液体ではなく、ドロッとした塊が混ざっていることがあります。
牛乳からヨーグルトが作られますが、冷蔵庫で自然とドロドロと固形に近い状態になってしまった牛乳は、正しい方法でヨーグルトを作っているわけではありません。特に、すでに開封済みの牛乳には雑菌が入り込んでいる恐れがあります。
雑菌が入り込んでいる牛乳は、食中毒を引き起こす危険性が高まるので、ドロドロとしていたり塊が混ざっている牛乳は、飲まずに捨てるようにしてください。
腐った牛乳を飲んでしまうと食中毒を引き起こす恐れも
先にも記載したとおり、腐っている牛乳を飲んでしまうと、食中毒を引き起こす恐れがあります。食中毒の主な症状は以下の通りです。
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
- 発熱
過去には、学校の給食や飲食店での提供を受け、集団食中毒が引き起こされた例もあります。中には重症化してしまう例も稀にあるので、このような症状を引き起こさないよう、腐った牛乳は飲まないようにしてください。
開封後の牛乳は腐っていないか確認してから飲もう
牛乳は、未開封であれば賞味期限を少し過ぎても問題なく飲めます。しかし、開封後の牛乳は、傷みやすく、雑菌が侵入しやすい状態です。3日以上経った開封済みの牛乳は、飲む前に腐っていないかどうかを確認するようにしましょう。