絶対NGな『乾電池の捨て方』4選

NGな乾電池の捨て方とは

使い終わった乾電池の正しい捨て方をご存じでしょうか?乾電池にも種類があるため、捨て方も電池の種類によって違います。ゴミとして捨てることができる乾電池でも正しい捨て方をしないと発火の原因になることもあります。また、リサイクルしなくてはいけない電池もあります。絶対NGな乾電池の捨て方を確認しておきましょう。

1.電池の種類を確認せず捨てるのはNG

必ず電池の種類を確認して

使い切った乾電池の捨て方は種類によって異なりますので、捨てる際は必ず電池の種類を確認しましょう。乾電池は大きく分けると2つに分類することができます。

使い切ったら再生不能の『一次電池』

最も家庭でよく使われる使い切りの乾電池です。テレビやエアコンのリモコン、懐中電灯、時計やゲームなど家庭の中で身近な家電製品に使うものです。

これらの使い切りの乾電池の種類には単3電池や単4電池などの棒状のタイプと、薄くて平たいコイン型リチウム電池などがあります。ルールにそって自治体のゴミで捨てます。

充電可能な『二次電池』

一次電池のように使い切りのタイプではない電池を『二次電池』と言います。白い乾電池や黄緑色の薄いビニールがカバーとなっている乾電池です。二次電池にも計上は棒状とボタン状のものがあります。

棒状の二次電池は『小型充電式電池』とも呼ばれニカド電池、ニッケル水素電池、リチウム電池、ニッケルカドミウム電池などがあります。携帯電話やノートパソコン、デジカメなど機器に使われています。

一方、ボタンのような電池は体温計やおもちゃなどに使われることが多いです。一次電池のコイン型の電池との見分け方はその厚みです。

使い切りのコイン型電池は薄く平たく10円玉などの硬貨のような薄さに比べ、充電可能な二次電池のボタン状電池は丸く厚みがあります。自治体のゴミで捨てることはできません。

2.『絶縁』をせず捨てるのはNG

乾電池には絶縁処理をして

容量が少しでも残った乾電池は一緒に保管すると、プラスとマイナスの電極がつながり電流が生まれ発熱してしまいます。使用済の乾電池にも少量の容量が残っていることもあるため、捨てる際は「絶縁」という作業を必ず行いましょう。

  • 絶縁のやり方:プラスとマイナスのそれぞれの極をテープで覆います。ボタン電池などの丸型は全体に貼ります。

「絶縁テープ」という専用のものが市販されていますが、自宅にあるセロハンテープやビニールテープでも代用ができます。ただしガムテープは湿気などで通電する可能性があるそうなので使わないほうがよいようです。

3.『小型充電式電池』『ボタン電池』をゴミとして捨てるのはNG

種類別の捨て方をしよう

小型充電式電池は再生できる資源が含まれているためゴミとして捨ててはNGです。リサイクルするため、大型家電量販店などに設置されている充電式電池のリサイクル回収ボックスを利用しましょう。この時も、プラスとマイナスの両極をセロハンテープ覆う絶縁を忘れずにしましょう。

また、ボタン電池も自治体のゴミには出すことができません。ボタン電池は電子体温計や腕時計などに使われている電池で、人体に有害な水銀が含まれています。ボタン電池は「ボタン電池回収缶」が設置されているお店で捨てることができます。

捨てる際は電池全体を覆うようにセロハンテープを貼り絶縁しておきます。回収缶が設置されている場所は家電量販店やホームセンターなどですが「電池工業会」のHPで調べることもできるようです。

4.他のゴミと一緒に捨てるのはNG

通常のごみと一緒に捨ててはいけない

乾電池を捨てる際は他のゴミとは一緒にせず、使用済みの乾電池だけゴミ袋に入れて捨てるようにします。自治体によって細かいルールが変わります。多くの自治体では、通常のゴミステーションに置けるようになっているようですが、地域のごみ回収ルールを確認しましょう。

絶縁をしないと発火する恐れがありゴミ収集車の火災の原因になることもあるそうです。収集作業員に使用済の乾電池であることが分かるように捨てましょう。

さいごに

セロハンテープで絶縁しよう

電池は私たちの生活に身近なものですが、ゴミの出し方には気をつけなくてはいけないのですね。特にプラスとマイナスの極をセロハンテープで覆う「絶縁」を行わないと火災の原因にもなりますので危険です。

また、リサイクルできる電池を誤って自治体のゴミ回収で捨てることがないよう十分気を付けましょう。

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