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珪藻土バスマットが水を吸わない原因
珪藻土のバスマットが水を吸わない原因を理解するには、珪藻土のバスマットが何故あんなに多くの水を吸えるのかその理由を理解しておくことが重要です。
珪藻土バスマットの表面は目では見えない小さい穴がたくさんあり、その穴が水や湿気を吸い取ってくれています。浴室から出た濡れた足でそのままバスマットの上に乗るので、その小さな穴には水以外にも、身体から出る皮脂や石鹸やボディーソープが足裏に残っていた場合などが入ってしまい目詰まりしてしまいます。
また、保管の方法によってはほこりでも目詰まりを起こしてしまう原因となります。珪藻土マットは表面の小さな穴に汚れが蓄積されて目詰まりを起こしてしまうことで水を吸わない原因になります。
珪藻土バスマットは使用しないときは立てかけて保管し、定期的に水洗いできるものは水洗いをして、水洗いできないものは濡らしたタオルで表面を拭いて直射日光が当たらない風通しの良い場所で陰干しして乾燥させましょう。
直射日光が当たる場所に干しておくと珪藻土バスマットが割れてしまったり、反ってしまうことがあります。このようなお手入れを普段から実施しているだけで吸水力に大きな違いで出ます。
《 ポイント 》
- 珪藻土バスマットの表面には目では見えない小さい穴があり、その穴で水や湿気を吸収してくれる。
- 珪藻土バスマットをお手入れをせずに使用していると皮脂や石鹸などのカスが穴を塞いでしまうので吸水力が落ちて水を吸わない原因になる。
- 珪藻土バスマットが水を吸わない場合などは、定期的にお手入れが必要なアイテムです。
珪藻土バスマットが水を吸わないときの復活方法
珪藻土バスマットが水を吸わないときには復活させる方法があるので、水を吸わなくなったから捨てて新しいものを購入しようとはすぐに考えないでください。
吸水力復活方法①:表面を紙やすりで削る
水を吸わない珪藻土バスマットは表面を紙やすりで削ることで吸水力を復活させることができます。
紙やすりはホームセンターや100均ショップで購入することができます。紙やすりには番号が表示されていて、数字が大きいほどやすりがけをするザラザラした面の目の大きさが細かくなっています。数字が小さければ粗く削れて、大きくなれば細かく削れるようになります。
珪藻土マットをやすりがけする場合、中目と呼ばれる240番がおすすめです。紙やすりで珪藻土マットを削ると粉が出るので、室内で削ることはおすすめできません。また作業をする時にはマスクを着用することをおすすめします。
藻土バスマットの削り方
珪藻土バスマットの削り方は、まず珪藻土バスマットをしっかり陰干しで乾燥させてから行います。
珪藻土バスマットを紙やすりで削ると言っても、表面を全面少し削る程度です。むらが無いように、できるだけ均等に削りましょう。
珪藻土バスマットの全面のやすりがけが終わったら、掃除機を使って珪藻土の粉を吸い取ります。きれいに吸い取れたら表面を拭けば作業は終わりです。これだけで吸水力が復活します。
吸水力復活方法②:裏返して反対側を使用する
1番簡単な方法としては裏返して珪藻土バスマットを反対側にします。反対側は皮脂などの汚れが無いので吸収力が高い状態のままになっています。
但し、この方法は最初の1回しか使えません。結局、珪藻土バスマットの反対側も皮脂などで汚れていきますので水を吸わなくなります。
紙やすりで表面を削る方法は時間と労力がかかります。作業が面倒に思ったり家に紙やすりがない場合には、とりあえず裏返しにして反対側を利用しておく方法でしのぎましょう。
表面を下に向けて使用すると安定感が無くなってしまう珪藻土バスマットもあります。安定感が無い場合はこの方法は避けましょう。
《 ポイント 》
- 珪藻土バスマットが水を吸わない場合、表面を紙やすりで全面削ることで吸水力を復活させることができる。
- 珪藻土バスマットが水を吸わない場合の、一時的な対処の方法として裏返して反対側を使用することもできますが、不安定になってしまうこともあるので確認してから使用する。
珪藻土バスマットの寿命と正しい捨て方
一般的に珪藻土の寿命は2年と言われていますが、吸水力が落ちても表面を削ることで吸水力は復活させることができます。珪藻土バスマットの表面を紙やすりで削っても水を吸わない場合や、汚れが落ちなくなった場合は寿命と考えましょう。
寿命を迎えた珪藻土バスマットはどのように捨てれば良いのかわかりますか?珪藻土バスマットは何ゴミになるのか分別に悩みますよね?
珪藻土バスマットは一般的に陶器と同じ扱いになるので、お住まいの自治体の陶器を捨てる日と同じ日に出しましょう。判断に迷った場合は1度お住まいの自治体に問い合わせて正しい処分をしてください。
珪藻土バスマットはそのままの大きさで捨てようとしても大きいので、ゴミ袋に入らない場合には、ゴミ袋の中に入る程度の大きさに割ってから捨てるようにしましょう。金づちがあれば簡単に割れますし、大きいカッターで切れ目を入れれば手で折って割ることができます。
《 ポイント 》
- 珪藻土バスマットの寿命は一般的に2年と言われていますが、表面を削って吸水力が復活できれば、引き続き使用することができる。
- 珪藻土バスマットの表面を削っても水を吸わない場合は寿命と考えて処分する。
- 寿命を迎えた珪藻土バスマットはお住まいの自治体の適正な分別の日にゴミ袋に入るサイズにしてゴミ出しする。
珪藻土バスマットおすすめ3選
ソイル(Soil) 浴室足ふきマット ライトB246
シンプルで邪魔にならないデザインの自然素材で作られたバスマットです。足裏の水分をすばやく吸い取ってさらっとさせてくれます。
珪藻土 バスマット ソフトタイプ
ふわふわで柔らかい珪藻土バスマットです。ソフトなカバーが付いているので寒い冬でも冷たくなく快適に使用できます。割れる心配もありません。カバーが2枚付属しているので汚れたら洗濯するだけでキレイになります。
チチロバ(TITIROBA) バスマット
1人暮らし用、家族用の2サイズと7種のデザインでかわいい珪藻土バスマットです。滑り止めシートも付属しているので転倒防止になり安全性も高いバスマットです。
珪藻土バスマットに関するQ&A
A.割れ方にもよりますが鋭利になっていない場合は、傘立ての下に置いたりペットの水飲み場の下に置くことで垂れたりこぼれた水を吸収してくれます。また、細かくした珪藻土を通気性が良い布の袋に入れてブーツや靴の中に入れておけば除湿・消臭効果があります。
最後に
珪藻土バスマットが水を吸わない場合は紙やすりで表面を削って吸水力を復活させましょう。削ると言っても表面を薄く削る程度です。大変な作業ではありません。
珪藻土の寿命は2年と言われていますが、使用しない時には立てかけて保管して定期的に表面を水拭きし陰干ししてしっかり乾燥させるというお手入れと表面を削ることで寿命を延ばすことができます。
吸わないからと捨てる前に1度試してみてください。