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大根はサラダや煮物に活躍する日本料理の定番食材
大根は一年を通してスーパーで手軽に手に入れられる食材です。そのため、和風サラダや煮物など、日本食には欠かせない野菜としても知られています。
また、大根は栄養価の高い野菜でもあります。特に大根の葉部分には、βカロテンが豊富に含まれているため、免疫力を高める効果はもちろん、皮膚や粘膜の健康にも有効です。他にも葉酸や鉄分といった女性に嬉しい栄養素も多く含まれています。
大根の消費期限目安はどのくらい?
大根の消費期限は、明確に定められていません。これはすべての野菜に言えることです。しかし、一般的には常温保存で約3日程度、冷蔵保存することで約2週間保管できるとされています。そのため、大根を購入したら、とりあえず冷蔵保存することで、日持ちさせることができますよ。
大根が腐っている時のサイン7選
冷蔵保存で約2週間日持ちする大根ですが、保存方法を誤ったり、常温で放置してしまうことで傷みが早まり、大根が腐ってしまうこともあります。ここでは、大根が腐っている時のサインを紹介するので、このようなサインが現われた大根は食べずに廃棄してください。
1.酸っぱい臭いを放っている
多くの食材は、腐ってしまうと異臭を放ちます。大根も例外ではありません。大根の場合、腐ってしまうと酸っぱい臭いを放つため、冷蔵庫から取り出した時に「変な臭いがする」と気付く人が多いです。
異変が臭いだけだと、「気のせいかも」と見逃してしまい、そのまま使ってしまう人も多いですが、異臭を放っている大根はすでに腐っている恐れがあるため、食べずに廃棄するようにしましょう。
2.ぬめり気が出てくる
大根は腐るとぬめぬめとしたぬめり気が現われることがあります。そのため、冷蔵保存していたとしても、長期間放置していると、冷蔵庫の中でぬめり気を発生し、いざ使おうと手に取った時に不快感を感じるようになります。
3.触ると柔らかく簡単に崩れてしまう
大根はとても水分の多い野菜です。そのため、腐ってしまうとその水分が表面にまで漏れ出てしまい、大根全体を柔らかくしてしまいます。
水分が漏れ出ている腐った大根は、普通に掴んだだけでも形が崩れてしまったり、ぶよぶよとした柔らかい感触がしたりするため、多くの人が「大根が使えなくなった」と感じるはずです。
「どうにか使えないものか」と考える人もいるでしょうが、このような状態の大根はすでに腐っています。無理に食べようとせず、安全のため廃棄しましょう。
4.切ると中がドロドロに溶けている
上記で紹介したように、水分量の多い大根は、痛みが進行すると中から水分が漏れ出ます。その際、真っ先に影響を受ける部分が大根の中心部です。
表面を触った際に柔らかさを感じなくても、大根を切った際に中がドロドロと溶けている場合は、すでに腐敗が進行していることを意味しています。無理に食材として使おうとせず、廃棄してください。
5.中の水分が失われて乾ききっている
長期間保存した場合、中の水分がすべて蒸発しきってしまい、大根のみずみずしさがなくなってしまうことがあります。これは、すでに先に紹介した水分によって柔らかくなっている状態を超えた状態にあるため、完全に腐っています。
一見わかりづらいのですが、大根がシワシワになっていたり、切るとパサパサと乾ききっていたりと、ちょっとした変化を感じるはずです。長期間保存してしまい、このような違和感を感じたら、腐っている証拠なので食べないでください。
6.大根の表面が茶色く変色する
痛みが進行することで、大根も変色することがあります。大根の場合、真っ白の実が徐々に茶色く変色していきます。最終的には全体が茶色く変色し、明らかに購入時とは異なる色に変わってしまうので、見ただけで違和感を感じるはずです。
大根が変色している時には、すでに腐っていたり、傷みがかなり進行しているため、同時に異臭を放っていたり、中がドロドロと溶けていたりします。他にも腐っているサインが現われていないか確認してみてください。
7.カビが生える
保存状態によってはカビが生えることもあります。大根は水分量が多いため、カビも生えやすい野菜です。
カビが生えている大根は、使う側にも不快感を与えるため、無理に使おうとする人はあまりいないと思いますが、中にはカビが生えている部分だけを取り除いて使おうとする人もいるでしょう。
他の野菜の場合、カビの部分だけを取り除くことで使える野菜もありますが、大根は水分量が非常に多いため、1箇所にカビが生え始めると、すでに全体にカビ菌と呼ばれるカビを発生させる菌が行き渡っている可能性が考えられます。
そのため、少しでもカビが生えてしまっている大根は、安全を考慮して、もったいないですが捨ててしまうのが無難です。
腐っているサインが出ている大根は無理して食べないで
いかがでしたでしょうか。大根は水分量が多いため、誤った保存方法をしていたり、長期間保存しすぎると、腐ってしまいます。カビは初期段階で生えやすいので、冷蔵保存している場合も、こまめに様子を確認するようにしましょう。