パンが腐っている時のサイン3選!食べるべきではないパンの見分け方や日持ちする保存方法を解説

食パン

食パンなど一斤購入した場合、すぐに食べきれないこともありますよね。常温保存でうっかり腐らせてしまった経験がある方も多いかもしれません。特に湿度や温度が高い時期はパンにはカビが発生しやすいそうです。食べるべきでないパンの見分け方や日持ちする保存方法をご紹介しますので参考にしてみてください。

パンの保存期間

パンの保存期間は?

パンの保存期間や消費期限はパンの種類や保存状態によって変わってきます。消費期限とは「安全に食べられることができる期間」で、基本的には消費期限が切れたら食べることができません。一方、賞味期限とは「美味しく食べられる期間」となっています。

パンの保存期間

  • 食パン:3日前後(手作りや天然酵母の場合は1~2日程度)
  • フランスパン:3日前後
  • 総菜パン:当日~2日

パンが腐っている時のサイン3選

1.カビが生える

パンに発生したカビ

パンが腐る主な原因は、パンに含まれる水分の中で菌が繁殖することです。パンには約40%近い水分が含まれているため、保存している温度や湿度によってカビが発生しやすくなります。室温25℃前後の常温保存はカビが繁殖しやすい環境のため要注意です。

カビの部分を取り除いても食べてはダメ

パンにカビが付着していた場合、目に見えるカビの胞子だけでなく見えない菌糸がパン全体に広がっている可能性があります。そのため、カビの部分だけ取り除いてもすべてのカビ胞子を除去できるとはいえないため食べるのはやめましょう。

同じ袋に入っていたパンもNG

袋の中のパンの一カ所にしかカビが生えていなくても、前述したようにカビの菌糸や胞子は全体に広がっている可能性が高いです。目に見えていなくても袋の中でカビの胞子が浮遊していることもありますので、カビが生えたパンと同じ袋に入っていたパンを食べるのはやめましょう。

トーストしても食べれない

カビの部分を取り除きトースターなどで加熱すれば食べることができるのではないかと思うかもしれませんが、カビの生えた腐ったパンはトーストしても食べることはできません。

カビ自体を死滅させることができても、カビの毒素は熱に強くトーストした程度では死滅させることができないそうです。このカビ菌が産出するカビ毒素は人体に有害な物質とのことですので気を付けましょう。

2.酸っぱい匂いや味に変わる

食パンをスライスする

小麦粉やバター、卵などが材料のパンは加熱すると香ばしい香りがしますが、イースト菌を使っているため、手作りパンなどで発酵させすぎると独特のイースト臭が発生します。

この匂いは腐っているわけではありませんので食べることができますが、パンが腐ってきたときも酸っぱい匂いやツンとする匂いがします。

保存状態やパンの種類によって違いますが、作ってから数時間~数日経過して酸っぱい匂いや味が出てきた場合は腐っている可能性が高いため注意しましょう。

3.糸をひく

パンだけでなく食品は腐ってくると雑菌が繁殖して糸をひくようになります。糸をひくような状態のパンは食べるのは控えましょう。

パンを日持ちさせる保存方法

食パン ラップで包んで保存

常温保存で日持ちさせる保存方法

食パンなどを常温保存する場合のポイントは、乾燥に弱いため湿度を保つことです。買ってきたパンをそのまま保存していると乾燥によりパサついて美味しくなくなります。そのため、しっかりと封をしめて空気が袋の中に入らないようにしましょう。

一枚ずつラップに包んで袋に入れるとより美味しさを保てるでしょう。パン専用の密閉容器を活用するのもおすすめです。また、湿度を保つための裏技で湿らせたキッチンペーパーを使う方法もあります。

キッチンペーパーを水で湿らせてからしっかりと絞り水気を切ります。それを、パンの袋の口にはさみ輪ゴムなどで密閉します。こうすることで湿度を保て乾燥からパンを守ることができます。

冷蔵庫ではなく冷凍庫で保存

パンに含まれているデンプンは劣化が進みやすく、中でも0~4度が最も劣化が早いそうです。そのため、冷蔵庫で保存をするとデンプンの劣化によりパンの風味が損なわれてしまうそうです。

すぐに食べない場合は冷蔵保存ではなく冷凍保存がおすすめです。一枚ずつラップに包み、密閉袋に入れます。しっかりと空気を抜き封をして冷凍庫で保存しましょう。

さいごに

袋に入ったパン

パンは湿度や温度が上がると常温保存では腐りやすいため、梅雨の時期や夏場の常温保存には特に気を付けましょう。

カビ菌は目に見えない部分まで広がっている可能性もあるため、もしカビてしまったら袋ごと捨てるのが安心です。冷蔵庫の保存は不向きのため、すぐに食べない場合は冷凍保存をしましょう。

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