小松菜が腐っている時のサイン５選！ニオイや見た目で食べられるかどうか判断できる？

2020/11/23 2020/11/23 気になる

ミネラルとビタミンが豊富！栄養たっぷりな小松菜

緑黄色野菜に分類される『小松菜』は、特にミネラルとビタミンを多く含んでいる栄養価の高い野菜です。鉄分やビタミンCも多く含んでいるため、美肌効果や貧血防止にも効果が高く、女性は特に積極的に摂りたい食材です。

また、最近では小松菜の色素成分が脂質を体に蓄えることを抑制する働きがあることも判明しました。そのため、メタボと診断された人にも効果が期待できると考えられています。

栄養価が高く、積極的に摂取したい食材『小松菜』ですが、実は野菜の中でも特に傷みやすいため、保存が難しい食材でもあります。

通常、冷蔵保存すると1～2日で傷み始めるため、購入したらすぐに使い切らなければいけません。小松菜をできるだけ長持ちさせ、美味しく最後まで使い切る方法はあるのでしょうか。

購入してから2～3日で使い切ることができるならば、冷蔵保存が最も適しています。残念ながら、冷蔵保存では翌日から傷み始めてしまうため、長持ちさせる方法がありませんが、新鮮な状態で小松菜を食べたいならば、冷蔵保存し、2～3日のうちに使い切りましょう。

冷蔵保存する場合は、ボウルに水を入れ、小松菜の根元を水に浸した後、水気を切ります。最後にキッチンペーパーなどで包み、ビニール袋に入れて保存しましょう。保管する際は根元を下に、立てて保管することで、新鮮な状態を保てます。

冷蔵保存では2～3日、長くて4日程度が限界です。しかし、小松菜は正しい方法で冷凍保存することで、新鮮みや旨味、さらに栄養を損なわずに長持ちさせることが可能です。

冷凍保存する場合は、3週間ほど保存可能なので、3日以内に使い切ることができない場合には、冷凍保存を選択しましょう。

以上の手順で冷凍保存してください。また、冷凍した小松菜を使う際は、冷凍した状態のまま、炒めたり茹でたりしましょう。すでにカットしてあるので、1回1回包丁で切る手間も省けて便利ですよ！

傷みやすい小松菜は、気付かぬ間に腐ってしまうことも珍しくありません。最後に、小松菜が腐っている時のサインを紹介するので、このようなサインが現われている場合には、料理に使ったり食べたりしないようにしましょう。

小松菜には水分が含まれているため、古くなり傷み始めると内側から水分が漏れ出るようになります。その初期段階として、茎部分がしおれたり、触ると柔らかくなったりします。

この状態に入ってしまった小松菜は、食べると腹痛などの体調不良を引き起こす恐れがあるため、安全のためにも食べることを控えましょう。

茎部分がしおれた後、さらに水分が小松菜から漏れ出ることにより、小松菜全体からぬめぬめとしたぬめりやべたつきといった異変が発生します。

この状態に入ると、腐敗に移行しているため、絶対に食べてはいけません。「水洗いすれば大丈夫でしょう」と食べてしまうと、食中毒を招く恐れがあります。

小松菜が腐ると異臭を放つこともあります。小松菜が腐ると、イソチオシアネートという成分が分解され、その後、ジルチルサルファイドという成分が発生すると考えられています。これが異臭の原因です。

小松菜から放たれる異臭は、石油のような臭いや、化学薬品のような臭いと感じる人が多いです。明らかに食べる物から放たれる臭いとは異なるので、絶対に食べることはやめましょう。

他の野菜と同様に、腐敗が進行すると小松菜にもカビが発生します。ふわふわとした白カビが発生し始めたら、食べようとする人はいないと思いますが、そのまま捨ててしまいましょう。

時々、白カビが生えている部分だけを切り取って使おうとする人もいますが、白カビが生えているということは、小松菜全体の腐敗が進行していることを意味します。そのため、白カビが生えている部分だけでなく、小松菜自体が食べられないのです。

臭いや見た目に異変がなくとも、食べた時に苦みや酸っぱいなど、明らかに小松菜ではない味を感じた場合は、腐っているサインです。その場で手を止め、食べることをやめましょう。そのまま食べ進めてしまうと、食中毒を引き起こす恐れがあります。

いかがでしたでしょうか。腐った小松菜を食べてしまうと、食中毒を引き起こすリスクが高まります。中でもノロウイルスに感染する恐れがあるため、家族を守るためにも、腐った小松菜は食べずに廃棄処分しましょう。