『なす』にするべきではないNG行為6選

ナスにするべきではないNG行為とは

代表的な夏野菜でもある『なす』は和洋中と幅広く使える食材で、切り方や調理方法でさまざまな味わいが楽しめるのも特徴です。家庭菜園で楽しんでいる方も多い野菜です。そんな身近な野菜の『なす』ですが、保存方法や使い方でするべきでないNG行為がいくつかありますのでご紹介いたします。

1.そのまま冷蔵庫の保存はNG

そのままはNG

なすは夏野菜のため暑さや湿度には強いですが、寒さや乾燥に弱い傾向があります。そのため、冷蔵庫で保存をすると低温障害になり、種が黒くなったり軟化で傷みやすいと言われています。暑い環境に適応している野菜などは、低温に対抗するシステムが備わっていないためとされています。

また、低温障害が起きやすいことに加え、乾燥による劣化も進みやすいそうです。そのため、冷えすぎない場所の保存でも、そのまま置いておくと乾燥によりすぐしなびてしまいますので保存にはひと手間加えるのがおすすめです。

極端に高温になるような環境でなければ室温のほうが劣化は少なくすむでしょう。

なすの保存方法

冷蔵庫で保存する際は、冷気が直接あたらないようにします。キッチンペーパーや新聞紙、ラップなどで一つずつ包み保存袋に入れましょう。冷蔵庫では野菜室に入れて、ヘタを上にして立てて保存してください。

真夏以外なら新聞紙に包み風通しの良い冷暗所で保存しても良いでしょう。長期保存したい場合は冷凍保存がおすすめです。

2.カットしたなすの冷蔵保存はNG

カットなすは要注意

カットしたなすは断面から水分が蒸発するのと、アクによって茶色く変色します。変色は見た目が悪くなるだけでなく、食感も落ちてしまいます。

そのため、使いかけのなすはそのまま冷蔵庫で保存するのはおすすめできません。余ってしまった使いかけのなすは冷凍保存するのが良いでしょう。

3.漬物やサラダで使う時にあく抜きしないのはNG

あく抜きをする必要がある

野菜のあく抜きのメリットは、料理が出来上がった際の色みをよくする効果があります。他にも、野菜のあくに含まれる成分はえぐみや苦味の元とも言われているためあく抜きをしたほうが風味はよくなるそうです。

なすのあく抜きは料理の直前に切って、煮たり炒めるのであれは特に必要ないでしょう。また、油と相性の良いなすは油を使った料理では独特の渋みも感じにくくなると言われています。

ですが、漬物やサラダなど加熱せずに食べる場合はあく抜きをしたほうが、すっきりとした味わいになりますので覚えておきましょう。

4.水に長くさらしすぎるのはNG

長く水にさらしすぎないこと

なすをあく抜きする際は、切ったらすぐに水に浸けることと長くさらしすぎないことがポイントです。長く水にさらすと風味が落ちたり、栄養が流れでてしまうため10分以上付けるのは避けましょう。

また、さらしたなすを油で調理する際は、よく水気をふき取るようにしてください。水気を含んでいると油はねの原因となります。

5.食べすぎは体を冷やすこともあるのでNG

たべすぎはNG

なすは90%以上が水分である夏野菜と言われています。また、利尿作用があるとされているカリウムを多く含んでいるのもなすの特徴です。そのため、多くの水分とカリウムの効果で、体内の余分な水分を排出、熱を放出し体を冷やす作用があると考えられています。

ですので、食べすぎると体が冷えお腹を壊したり下痢になる可能性があるようです。体を冷やすことが気になる場合は、加熱調理をしてショウガなどと一緒に食べるなどの工夫をするとよいでしょう。

6.カタチが崩れやすいので煮込み過ぎはNG

煮込みすぎはNG

なすは煮込むととろけるような食感が美味しい一方で、煮るとカタチが崩れてしまうことや色が落ちてしまうことがあります。煮物などにする場合も、一度高温の油でサッと揚げると旨みも出て色落ちや煮崩れを抑えることができるでしょう。

なすは皮ごと食べるのがおすすめ!

なすの皮にはポリフェノールの一種である「ナスニン」が多く含まれています。抗酸化物質であるナスニンは免疫機能の低下や老化の原因となる活性酸素を取り除く効果があると言われています。ですので、なすは皮ごと調理するのが栄養を逃さないコツでもあるそうです。

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