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この人といるとストレスが溜まる…相性が悪いから?
人には誰しも相性が悪い人が存在します。「嫌いではないけれど、いまいち何を考えているかわからない」「なんとなく話が合わないかも…」なとど思う相手は、もしかすると、あなたにとって相性が悪い人なのかもしれません。
「この人、相性が悪いかも」と思ってしまうと、どうしても相手に対する苦手意識が強くなってしまい、やがてその苦手意識がエスカレートしていき、徐々にその人の悪い部分ばかりが目立って見えるようになることも。
すると、その人と話しているとき、関わっているときはもちろん、近くにいるだけでもストレスが溜まってしまう人は多いです。特に日本人は人間関係に敏感過ぎるほど神経質なので、人間関係にストレスを感じやすい傾向にあります。
『相性が悪い人』を見極める5つのヒント
「この人、相性が悪いかも…」と思っても、もしかすると相性が悪いのではなく、単にまだその人のことをあまり知らないだけであったり、自分自身が良いところを知ろうとしていなかったりすることもあります。ここでは、『相性が悪い人』を見極めるヒントをいくつか紹介します。
1.話しているとイラッとすることが多い
一緒に食事に行った際、あるいは通りすがりに立ち話をした際、ちょっとした世間話をしていただけなのに、なぜか話が合わなかったり、ノリが合わなかったりしてイラッとすることが多い…。そのような人は周りにいませんか。
他の人は特にそのような様子を見せていないという場合は、あなたにとって相性が悪い相手なのかもしれません。好みや共通点などがなかったり、そもそも考え方が違ったりと、異なる点が多すぎることで、イラッとしたり、どこかモヤッとしたりすることが多くなります。
2.行動や話のペースが合わない
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行動力や話のペースが合わない人も相性が悪い人である可能性があります。しかし、話のペースや行動するスピードなど、皆がまったく同じではありません。相性の悪い人が相手である場合は、許容の範囲を超えていると感じることが条件です。
話をしていても、こちらはまだその話題に対して話足りないと感じているのに、相手がどんどん話題を変えてしまうと、「ペースが合わない」「話しについていけない」と、なんとなく疲れを感じてしまう人も多いです。
また、行動力のある人であれば、相手がいつまで経っても優柔不断に迷っている姿を見て、苛つきを覚えるという人もいます。このように、行動や話のペースが極端に違う相手は、『相性が悪い人』である可能性が高いです。
3.なんとなく気まずい雰囲気が流れる
「何が」とはっきりとは言えないものの、一緒にいると、なんとなく空気が重く感じたり、気まずいと感じたりすることはありませんか。
相性が良い相手だと、沈黙であっても心地よい空気感を感じることが多いです。しかし、相性の悪い人が相手である場合、沈黙はもちろん、話している最中であっても気まずさを感じることが多いです。
ですが、まだ合って間もない相手や普段からあまり親しく話す機会が無かった相手であれば、気まずい雰囲気が流れるのも当然です。時間や回数を重ね、相手のことを知っても尚、気まずいと感じるようであれば、『相性が悪い人』なのかもしれません。
4.話がなかなか続かない
話のペースが合わなかったり、なんとなく気まずい空気が流れたりする相手は、相性が悪いかもしれないというヒントを紹介しました。それに続き、「苦手な相手ではないから食事にも行くけれど、話がなかなか続かない」というヒントもあります。
何度も会話をしていたり、食事をしたりしている仲にもかかわらず、なぜか相手との共通点やノリが掴めず、話がなかなか続かないことは珍しくありません。そのまま、なんとなくお開きに…という流れになることも多いでしょう。
このような場合は、根本的に好みや興味が違うため、相性が良いとは言えません。会ったばかりでもないのに、あまりにも話が続かないようであれば、相性が悪い可能性は高いです。
5.自分が自然体でいられない
相性が悪い人を相手にすると、なぜか普段の自然体な自分でいられないという人も多いです。なぜか意地を張ってしまったり、見栄を張るようなことをいってしまったりと強がってしまうことも。反対に、その人と話すことで、なぜか圧を感じてしまう萎縮してしまうケースもあります。
初対面であれば、距離を置いてしまったり、相手に萎縮してしまったりという例は多いですが、初対面ではないけれど、毎回自然体でいられないという場合は、どこかで相性の悪さを感じ取っているのでしょう。
『相性が悪い人』=『嫌いな人』ではない!
ここまで『相性が悪い人』かどうかを見極めるヒントをいくつか紹介してきました。これらを見て、「やっぱりあの人は相性が悪い人なんだ」と確信した人もいるでしょう。しかし、だからといって、相性が悪い人が、必ずしもあなたにとって嫌いな人であるということではありません。
相性が悪いだけで長所がたくさんある人も多い
相性が悪いというのは、根本的に自身の持つ好みや個性の部分が合致しないというだけです。これは生まれ持ったものや育ってきた環境が影響してきているので、今更大きく変えようとすることは難しいです。
しかし、相性が悪い相手だからといって、自分にとって悪影響を及ぼすばかりの相手でしょうか。実際によく観察してみると、単純に自分とはペースやノリが合わないだけで、長所が多い人もたくさんいます。
このように、誰しも必ずいくつか長所があるので、「相性が悪い相手だから」と短所ばかりを見つけるのではなく、あえて長所を見つける努力を自らも行いましょう。すると、『相性が悪い人』ではなく、『尊敬できる人』に変わることもありますよ。
自分の「ここを直して」願望を押し付けないで
「この人、相性が悪いな」と感じている側は、心のどこかで「ここを直してほしいな」と自分の願望を押し付けているところがあります。
例えば、その直してほしい要素が、多くの人にとって悪影響であり、絶対に直すべき行動であれば、多くの人が感じている事なので、たしかに直すべきかもしれません。
しかし、そんな直すべき要素もその人の個性の一部分です。誰にでも長所があると共に、必ず短所もあります。大人になってから他人に「性格を変えてほしい」と言うのは難題です。
他人に改善を期待するのではなく、自身の見方を変えたり、過度な期待を捨てることで、意外とすんなり受け入れられるようになることもあります。
常に一緒にいるのは誰でもNG!適度な距離感を
相性が悪い相手と長時間いることで、特別ストレスが溜まってしまい、単に相性が悪い人を『苦手な人』へと格下げしてしまうことがあります。人間なので、このように感情をエスカレートさせてしまうことは仕方のないこととも言えます。
しかし、長時間一緒にいることで、余計に悪く見えてしまっている可能性もあります。また、無理に2人きりで食事をしたり、会話をしたりすることで、ストレスになっていることも多いです。
相性が悪いと感じる相手とは、無理に一緒にいようとしたり、長々と話し込もうとしたりせず、適度な距離感をとることを意識しましょう。そうすることで、心に余裕が生まれ、その相手と次に会ったときも、ストレスを過剰に感じることが減ります。
相性が悪くても自分の考え方次第で良い関係に!
いかがでしたでしょうか。相性が悪い相手は、生きていればたくさん現われます。しかし、だからといって「この人は嫌い」と決めつけるのは勿体ないです。相性が悪い人でも、自分の見方や接し方次第で良い関係を築くことはできます。相手の過度な期待を寄せるのではなく、まずは自分の先入観や見方を改めて見ましょう。