フローリングに布団で寝る時に体が痛い場合の対策!原因やおすすめグッズについて

床の上に敷かれた布団で寝る子ど

フローリングにそのまま布団を敷いて寝ている、という方は、寝心地が悪かったり体が痛くなったりしていませんか? フローリングに布団を敷いて寝る場合、一体どんな対策をとれば体の痛みから解放されるのでしょうか。この記事では、フローリングに敷いた布団で寝たときに体が痛くなる原因や対策、おすすめグッズについて、詳しく紹介します。

フローリングに布団で寝ると体が痛いのはなぜ?

フローリングに敷かれた布団

フローリングに直接布団を敷いて寝ると、なぜ体が痛くなるのでしょうか?

主な原因は、以下の2つです。

原因①:布団が薄い・クッションが弱い

布団自体に厚みがなくクッション性が弱いと、体の重さで敷布団が沈み、固いフローリングに腰や肩、背中が接する感覚(底つき感)が生じます。

敷布団の中身に使われるのは、主に「羊毛・木綿・ポリエステル」の3種類。どれもフローリングに1枚で敷くと、厚みが足りません。

薄い敷布団に寝ると腰や肩に負担がかかるため、体のおさまりが悪く寝返りを何回もうつことに。場合によっては、睡眠の質を下げることにもつながります。

《 ポイント 》

  • 布団が薄いと弾力が足りず、底つき感が生じ、痛みを感じる

原因②:腰や肩に強い負荷がかかっている

フローリングに敷いた布団に寝ると、背中部分が浮き、腰と肩に強い負荷がかかります。仰向けでも横向きでも腰部分に荷重が集中してしまうので、腰痛を引き起こす可能性も。

かといって、やわらかく弾力がありすぎるマットレスも、体が沈みすぎて腰に負担がかかります。床に直接布団を敷く際は、適度な厚みがある、やわらかすぎないものを選ぶといいでしょう。

《 ポイント 》

  • フローリングに薄い布団を敷いて寝ると、腰に荷重が集中し腰痛を招く可能性がある!

フローリングに布団で寝る時に体が痛い場合の対策

フローリングの上の敷布団とまくら

フローリングに布団を敷くと寝心地が悪いけど、それ以外に選択肢がない…という方は、ここで紹介する方法を試してみてください。今よりも快適になるはずですよ。

フローリングに適した敷布団を選ぶ

フローリングに敷く布団に、以下の条件が揃っていれば最適といえるでしょう。

  • 布団に寝たときに腰が沈みすぎない
  • 寝返りがしやすい
  • どの向きで寝ても体が痛くない
  • 仰向けの状態で、腰が布団にフィットする

フローリングに直接布団を敷きたい場合は、10cmほど厚みのあるものをチョイスしてみてください。1枚で十分なクッション性があり、腰が沈みすぎることもありません。

《 ポイント 》

  • 10cm程度の厚みのある敷布団なら、クッション性があり腰が沈みすぎない

畳マットを敷く

畳マットとは、フローリングに敷くだけで手軽に和室コーナーが作れる優れもの。畳マットよりもコストがかかりますが、畳ユニットもおすすめです。

フローリングに畳ユニットを置きその上に布団を敷けば、和室に布団を敷いたときと同等のやわらかさが手に入ります。腰に荷重が集中するのを防ぎ、快適な寝心地に。

い草製の畳マットや畳ユニットなら、敷布団の内側にこもった湿気や熱を放出する効果や温度調節効果もあるので、一石二鳥です。い草の香りも、気分をリラックスさせてくれます。

《 ポイント 》

  • 畳マットや畳ユニットをフローリングに敷けば、和室に布団を敷くのと同じ寝心地が手に入る!

マットレスを敷く

ベッドにはマットレスを敷くのが一般的ですが、フローリングにも布団専用のコンパクトなマットレスを敷くことができます。

マットレスを敷いたうえで敷布団を敷けば、仰向けや横向きになったときの底つき感もすっきり解消。湿気による敷布団のカビも抑えられるので快適です。

《 ポイント 》

  • フローリングに布団専用のマットレスを敷き、その上に敷布団を敷けば寝心地は快適!

すのこを敷く

フローリングと敷布団の間にすのこを敷くのもおすすめ。フローリングに直接敷布団を敷くよりも、固さが軽減するはずです。くるくると巻いて収納できる、便利なロールタイプのすのこもありますよ。

ただし、すのこを敷いただけだと、多少固さを感じるかもしれません。より寝心地を良くするには、すのこの上に厚めの敷布団を敷くといいでしょう。

薄い敷布団なら2枚重ねにすると、ほどよいやわらかさが手に入り寝心地も抜群。すのこを敷くことで、マットレスを敷いたときと同様に、敷布団の防カビ対策にもなります。

《 ポイント 》

  • フローリングにすのこを敷いた上に厚めの布団を敷けば寝心地は快適!

フローリングに布団で寝る人におすすめのグッズ

マットレスと敷きパッド

フローリングに布団を敷く際に役立つおすすめグッズを4点紹介します。フローリングに布団を敷いて寝ている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【東京 西川】マットレス(敷布団 タイプ)シングル 4つ折り 日本製

東京 西川 マットレス (敷布団 タイプ) シングル 4つ折り 硬さハード 通気性 日本製 スリープコンフィ アイボリー KCN1552101I

布団メーカーとして有名な西川のマットレスです。4つ折りタイプなので収納しやすく、掃除のときにも簡単に移動させることができます。

マットレスの中身は凹凸形状のプロファイルウレタンで、体の重みをしっかり吸収。このマットレスの上に敷布団を敷けば、フローリングでも固さが気にならず快適な寝心地が手に入ります。


【テンピュール】フトンシンプル ホワイト シングル

TEMPUR(テンピュール) フトンシンプル S (幅95 長さ195 厚さ6cm) 30000-70 ホワイト シングル

テンピュールのマットレスは、3つ折りタイプ。低反発でも高反発でもない、ちょうどいい固さの薄型マットレスです。マットレスの中身はテンピュールが独自に開発した形状記憶フォームなので、長年使ってもへたれません。

自分の体のラインにフィットするため、腰や肩にかかる負担を最小限に抑えられます。収納バッグ付きなので、使わなくなったときも収納しやすいですよ。


【こうひん】日本製 縁なし ユニット畳 『パラレル プラス』3枚セット

こうひん 日本製 縁なし 置き畳 ユニット畳 『パラレル プラス』 国産和紙製 市松敷き対応 一年保証 すべり止め付き (3枚セット)

こうひんのユニット畳は畳表が国産和紙の平織なので、耐久性が高くダニやカビも発生しにくいです。フローリングの上に敷けば、部屋の一部が和室に早変わり。裏面は滑り止め付きで、安定感があります。

畳の芯材にはクッション性のある素材が使われており、ユニット畳の上に直接敷布団を敷いても固さが気になりません。

82cm×82cm・厚さ2.5cmの3枚セットです。


【ニトリ】Nクールスーパー 敷きパッド グレー シングルサイ(100×200)ひんやり 接触冷感

ニトリ 【Nクールスーパー】 敷きパッド グレー シングルサイズ(100×200)ひんやり 接触冷感 2020年

表面に冷感素材が使われており、夏の熱帯夜でも朝まで快適。ふだん使用している敷布団の上に敷けば、厚みが出て底つき感も解消されます。

敷きパッドの内部には、東洋紡と共同開発の吸湿効果の高い中綿を使用。気になる敷布団の湿気も軽減できます。裏面は冷感素材ではないので、秋~春の間は裏面を表にして使用できます。

フローリングに敷布団でも快適な寝心地に!

フローリングに敷かれたフワフワの布団

フローリングに直接敷き布団を敷き、寝るたびに体の痛みを感じているなら、早めに対策をとりましょう。ベッドを購入しなくても、工夫次第で快適な寝心地が手に入りますよ。

今ある敷布団を使い続けるなら、マットレスやすのこ、畳マットなどを布団の下に敷いてみてください。敷布団を買い替えるタイミングなら、厚みのある布団を購入しましょう。

これまでよりも睡眠の質が上がるはずです。

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