乾電池の寿命を延ばす4つの方法!まだ使える電池を捨てるのはもったいない!

電池を入れ替えたリモコン

乾電池を使った家電が動かなくなると、「乾電池が寿命なのかな」と思い、捨てることが大半です。しかし、本当にその乾電池は寿命なのでしょうか。もしかすると、まだ使えるかもしれませんよ!今回は、乾電池の寿命を延ばす方法を紹介します。

家電やおもちゃに使われる乾電池は家庭の必須アイテム

2本の乾電池

最近ではスマホや家電など、バッテリー式の電池を使っている商品も多くありますが、それでもおもちゃや小さな家電などには、乾電池が使われることが多いです。

また、災害大国と呼ばれる日本では、防災用品の中に、乾電池や懐中電灯などの乾電池を使う道具も含まれています。そういった面でも、乾電池は家庭において非常に重要なアイテムの1つと言えるでしょう。

正しく扱うことで寿命を延ばすことも可能

乾電池は、どのような商品に使うかによって、寿命が異なります。多くの電池を消費するアイテムであれば、乾電池の消費も早いですし、反対に、たまにしか使わないような商品に使えば、その分、乾電池の寿命も長くなります。

しかし、乾電池の扱い方によっては、たまにしか使わないような商品であっても、久しぶりに稼働させたら、乾電池の寿命が切れていたということもあります。これは、不要に乾電池のエネルギーを消耗してしまっていることが原因です。

意外と多くの人が乾電池の正しい扱い方を心得ていないので、知らないうちに乾電池を無駄に消耗してしまい、すぐに使い終わってしまうことも少なくありません。

乾電池の寿命を延ばす4つの方法

きれいに並べられた未使用の乾電池

乾電池は、正しく保管したり扱うことで、私たちが思っている以上に長持ちさせることができます。また、一度使い切ったと思っている乾電池であっても、ある裏技を実践することで、もう一度使えるようになったりします。

そこで、ここでは乾電池の寿命を延ばす方法を4つ紹介します。正しい保管方法から、使っていないときの扱い方、さらには一度使えなくなった乾電池を再使用する方法など、あらゆる方法を紹介していきます。

1.正しい場所で保管する

並べられた青い乾電池

乾電池は、家電やおもちゃなどに入れて使用している時だけ、エネルギーを消耗していると思われがちです。しかし、実は未使用の乾電池であっても、少しずつ放電されていて、微量ではありますが、徐々にエネルギーが消耗されています。

そのため、買った状態のまま放置していると、余分なエネルギーを消耗してしまい、使用するときには、本来のエネルギー量ではなくなっていることも多いのです。

乾電池を購入し、できるだけエネルギーを無駄に消耗しないためには、正しい場所で、正しい方法で保管することが大切です。まず、乾電池の保管は高温多湿な場所を避けて保管してください。

次に、購入してから長期間使用しない場合は、一度パッケージから取り出し、ジップ付きのビニール袋に入れ替えます。ジップ式のビニール袋に入れ替えたら、しっかり空気を抜いて密閉し、前述した高温多湿ではない場所に保管しましょう。

2.マンガン電池は一度休ませてから再度使用

乾電池には、アルカリ乾電池とマンガン乾電池の2種類があります。マンガン乾電池は、ある一定期間、使用せずに休ませることで、電圧が回復する乾電池です。

マンガン電池の場合は、一度電池が切れた状態になっても捨てず、しばらく取り外し、休ませてから再使用してみてください。すると、電圧が少しですが回復し、最後まで無駄なく電池を使うことができます。

3.違う家電やおもちゃに使ってみる

電池を入れ替えたリモコン

乾電池が切れて使えなくなった際、すぐに捨ててしまう人がいますが、少量であれば電池が残っていることもあります。

乾電池の残量に対し、使っている家電やおもちゃの消費電力が多い場合、乾電池の電力が足りないため、自動的に稼働しなくなります。この状態を見て、多くの人は「電池が無くなったんだな」と判断し、捨ててしまうのです。

しかし、使っていたその家電やおもちゃが必要としている電力が足りないだけで、少量の電力しか消耗しない家電やおもちゃであれば、十分残量が足りていることも多いです。この可能性を忘れず、一度使えなくなった乾電池を違うおもちゃなどに使用してみてください。

ここで1つ注意点があります。同じ家電やおもちゃに使用する乾電池は、古い乾電池と新しい乾電池を混ぜて使ってはいけません。そのため、1つの家電やおもちゃに付き、1個の乾電池を必要とする商品にのみ有効な方法となります。

4.長時間使用しない時は抜いておく

乾電池は、使っていない間も常に電池を消耗しているという話がありました。そのため、長時間、長期間使っていないにもかかわらず、家電やおもちゃに乾電池を入れっぱなしにしていると、より無駄な電池を消耗することになります。

そのため、懐中電灯やラジオなど、長期間使用しない家電に入っている乾電池は、一度抜き、ジップ式のビニール袋に入れて保存しておきましょう。こうすることで、少しでも放電する電池量を減らすことができます。

これだけはやめて!乾電池の間違った使い方

バツ印を持つビジネスウーマン

最後に、乾電池を使用する際に注意しなければいけない間違った使い方を紹介します。間違った使い方や保管方法を続けていると、液漏れや発熱、最悪の場合、発火現象を引き起こし、怪我や火災を引き起こす恐れもあるので、要注意です。

乾電池を扱う際に、気を付けなければいけない点は、以下のとおりです。

  • +と-を逆にして入れてしまう
  • 新しい電池と古い電池を混ぜて使う
  • 長期間使わない電池を入れっぱなしにする
  • 冷蔵庫で冷やす
  • 熱を発してる場所の近くに置かない

+と-を確かめずに入れてしまう人がいますが、逆にして入れたまま稼働し続けた場合、液漏れや機器の故障を招く原因となります。

また、よくやりがちな行為として、複数の乾電池が必要な場合、古い乾電池と新しい乾電池を混ぜて使ってしまう行為が挙げられます。こちらも前述した行為と同じように、液漏れや発熱、最悪の場合、機器の故障を招く恐れがあります。

また、一昔前に冷蔵庫で乾電池を保管すると長持ちするという噂が流れましたが、こちらも嘘です。

それどころか、冷蔵庫の外との温度差で結露が発生し、錆や液漏れの原因となります。最悪の場合、乾電池が破裂し、怪我を負ったり、冷蔵庫内の食料にも被害を与えたりする恐れもあります。寿命を縮めるだけでなく、他にも被害が及ぶ恐れのある行為なので、絶対やめましょう。

乾電池から液漏れしたら絶対に触らない!

上記のことを守っていても液漏れが発生してしまうリスクは0ではありません。では、液漏れを発見したら、どのように対処するべきなのでしょうか。

結論から言うと、液漏れによって出てきた液体は、絶対に触ってはいけません。なぜならば、この液体は『電解液』と呼ばれるもので、人体に危険な液体だからです。直接触れることで皮膚を溶かしてしまう恐れがありますし、誤って触った手で目を擦ったりすれば、失明してしまう恐れもあります。

しかし、そのまま放置するわけにもいきません。液漏れを発見したら、厚手のゴム手袋を装着し、誤って顔に近付けないよう、眼鏡やサングラスで目を保護したり、マスクをするなどの万全な対策を施し臨みましょう。

電解液は水に弱い性質を持つため、こびりついてしまっている場合は、水に濡らしたティッシュや布で拭き取りましょう。液漏れを発生させた乾電池は、各自治体の指示に沿って廃棄してください。素手で触ることの内容保管しておくことが重要です。

乾電池を正しく使い長持ちさせて家計負担を減らそう

複数のカラフルな乾電池

いかがでしたか。乾電池を無駄に消耗し続けていると、意外と家計にも少しずつ負担がかかってしまいます。乾電池は正しく扱い、正しく保管することで、少しでも長持ちさせることができます。

また、一度使い切ったと思っている乾電池であっても、再度違うものに使ってみると、再使用することができるケースも多いです。ぜひ今回紹介した4つの方法を参考に、乾電池を無駄なく使い切りましょう。

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