鶏肉のNGな保存方法3選!この状態で放置すると食べれなくなるかも!

ジューシーな鶏肉は、多くのご家庭で重宝される生肉です。唐揚げにする人も多いですが、焼いて調味料で味付けするだけでも美味しいですよね。そんな鶏肉をどのように保存していますか。今回は鶏肉のNGな保存方法をご紹介していきます。

多くの料理に重宝されるジューシーな鶏肉

美味しい鶏肉

唐揚げや炒め物など、多くの料理で見かける鶏肉は、ジューシーで香ばしい風味が魅力的ですよね。大人から子どもまで大好きな食材なので、どのご家庭でもリピートされる食材です。

鶏肉を始めとした生肉は、一度に大量購入し、冷凍保存しているという主婦も多いでしょう。1回1回少ない量で購入してしまうと、合計金額が高く突いてしまう場合もありますし、冷凍することで、1ヶ月程度長持ちさせることができるからです。

鶏肉は豚肉や牛肉と比較しても傷みやすい

しかし、鶏肉は、豚肉や牛肉に比べると、傷みやすい食材であることをご存知でしたか。なぜならば、鶏肉に含まれている水分量が、他の肉に比べて多いからです。

傷んでいる食材を食べてしまうと、食中毒を引き起こしてしまう恐れがありますし、カンピロバクター菌が体内に侵入してしまう恐れもあるため、鶏肉は特に危険です。

こんな保存はダメ!鶏肉のNGな保存方法3選

鶏肉にこれはNG

元々傷みやすい鶏肉は、間違った保存方法をしてしまうことで、より早く傷んでしまう上、菌の繁殖を増長させてしまう恐れがあります。ここでは、鶏肉のNGな保存方法を3つご紹介しますので、下記のような保存の仕方を行っていた方は、今日からやめましょう。

1.常温で放置

多くの方が、購入した鶏肉を冷蔵保存、または冷凍保存していると思います。もしも鶏肉を買ってきた状態のまま、常温保存している方がいれば、すぐにやめてください。

実は、鶏肉を常温で放置してしまうと、たったの数十分で菌が繁殖し、食中毒を起こすリスクが高まってしまうのです。これは、保存だけではなく、常温解凍をした場合にも同じ事が言えます。そのため、鶏肉に関しては、常温での保存と解凍は、どちらも絶対にNGです。

2.買ってきたパックのまま保存

買ってきたパックのままはNG

意外とやりがちなNG保存方法が、買ってきたパックに入れたまま、冷蔵保存や冷凍保存をしてしまう方法です。パックに入ったまま保存してしまうと、パックに入っている空気に常時触れている状態になります。

また、パック自体が断熱素材の役割を果たしてしまうため、冷蔵保存や冷凍保存をしても、その冷気が中に行き渡りにくくなってしまうのです。それにより、冷蔵・冷凍保存するまでに時間がかかり、その間に菌が繁殖してしまう恐れがあります。

特に、挽き肉はすでにミンチにされている状態なので、最も傷みやすい加工方法です。パックに入ったまま保存してしまうと、すぐに傷んでしまうので、必ずパックから取り出して、正しい方法で保存しましょう。

3.隙間を空けた状態で保存

鶏肉を保存する際、必ずしっかり密閉した状態で保存することが重要です。もしも隙間が空いていれば、その隙間から肉汁がこぼれ出てしまう恐れがありますし、鶏肉が空気に触れることで菌の繁殖を食い止めることができないからです。

また、冷蔵保存する場合は、保存している鶏肉の近くに、他の食材が保存されていることが大半です。もしも他の食材に鶏肉の肉汁が付着してしまったら、鶏肉が繁殖させてしまった菌が、他の食材にも感染してしまいます。

すると、鶏肉だけでなく、近くに保存している他の食材も傷んでしまうので、多くの食材を無駄にしてしまうことになるのです。

鶏肉はこうして保存しよう!鶏肉の正しい保存方法

正しい保存方法は?

鶏肉は傷みやすい肉です。鶏肉を安全に保存するためには、正しい方法で保存しなければいけません。鶏肉は、冷蔵保存と冷凍保存が可能です。それぞれ保存に当たって下処理方法が異なるので、下記を参考に保存してください。

冷蔵保存の場合は『下処理』をする

冷蔵保存をする際は、NG行為でも紹介したとおり、パックのまま保存してはいけません。帰宅したらすぐに取り出し、それぞれの部位に適した下処理をしてから保存しなければいけません。ムネ肉やモモ肉など、それぞれの部位に適した下処理方法と保存方法は以下のとおりです。

ムネ肉

皮と身の間の脂を取り除き、冷水で軽く洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。さらに、キッチンペーパーで包み、その上からラップで包んで冷蔵庫へ保存しましょう。

モモ肉

モモ肉も脂を取り除き、皮目にフォークで穴をぷすぷすと開けます。冷水で軽く洗い、キッチンペーパーに包んだ上、ラップに包んで冷蔵庫で保存します。モモ肉とムネ肉は、下処理から保存方法まで同じです。

ささみ

中央の筋を取り除き、保存袋に入れて冷蔵保存します。冷蔵保存でも出切るだけ長持ちさせたい場合は、酒蒸しして火を通した状態で冷蔵保存しましょう。

挽き肉

挽き肉も、まずはキッチンペーパなどで水分を拭き取ります。その後、新しいキッチンペーパーで包み、その上からラップでさらに包んで冷蔵保存してください。

冷凍保存の場合は水気を拭いた後で氷水に通して

基本的に、鶏肉を冷凍保存する際は、パックから取り出し、フリーザーパックなどに移し替える方法が一般的です。その際、菌の繁殖を抑えるために、キッチンペーパーで水気を拭き取ることを忘れないようにしましょう。

より安全に長持ちさせたい場合は、キッチンペーパーで拭き取った後、軽く氷水にサッと通し、その状態でフリーザーパックなどに入れ、冷凍保存してください。この一手間を加えることで、冷凍した際に氷の膜が作られ、酸化を防止することができます。

挽き肉の場合は、使う分量ごとにラップで包み、すべて一緒にフリーザーパックに入れることで、冷凍保存することができます。

保存期間は冷蔵で2~3日、冷凍で2~3週間

保存期間

冷蔵保存した場合、通常の冷蔵保存か、または冷蔵庫の中の冷蔵室で保存しているかによって、保存期間が異なります。通常の冷蔵保存の場合は、消費期限欄にも記載されている通り、2~3日です。冷蔵室に保存した場合は、より長く、1週間から、長持ちすると2週間ほど保存することも可能です。

冷蔵保存した場合は、基本的に2~3週間保存することが可能です。しかし、それ以上保存してしまうと、冷凍保存であっても菌が増殖し始めるので、必ずこの期限内に使い切るようにしましょう。

挽き肉の場合は、傷みが早いので、冷蔵保存する際は、必ず翌日までに使い切るようにしてください。翌日までに使い切れない場合は、2~3週間長持ちする冷凍保存をおすすめします。

鶏肉は正しく下処理をして冷蔵・冷凍保存をしよう

正しく保存して美味しく食べよう

鶏肉は傷みやすく、食中毒を起こしやすい食材です。そのため、正しい保存方法を徹底しなければいけません。鶏肉を安全に少しでも長く保存するためには、パックから取り出し、下処理を施すことが重要なポイントです。今回ご紹介した下処理方法を参考に、正しい方法で保存するようにしましょう。

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る