目次
財布を忘れたらスマホを使って現金を引き出そう
財布を忘れたと気づいた場所が家の近くだった場合は、一旦財布を取りに戻れば良いのですが、外出して1時間ほど車や電車で移動していたら忘れた財布を取りに帰ることも難しくなってしまいます。
スマホは持って出かけるのに、財布を忘れたなんて…と落ち込んでしまうかも知れませんが、スマホが貴方を救ってくれます。
普段からスマホを使ってモバイルスイカなどのスマートフォン決済を利用していれば何とかなるかも知れませんが、現金しか使えないお店では財布を忘れたなどで、現金が用意できなければ行動が制限されてしまいます。
そこでスマートフォン決済のLINE Payから現金を引き出す方法を紹介します。必要な物はスマホと銀行口座番号とLINE Payのアプリの3つ。これがあれば現金を用意できます。
LINE Payとは
LINE PayとはLINEが提供する決済サービスです。加盟店で買い物をするときの支払いや、LINEを通じユーザー間の送金や割り勘で活用できます。
加盟店で買い物をするときはQRコードを提示してスキャンしてもらうことで、チャージしてあるお金から支払われます。現金を持ち歩かなくても加盟店でしたら買い物も可能なアプリです。
LINE Payアプリでできる主な機能
- チャージでLINE Payアプリに入金。
- LINEにいる友人や家族への送金。
- 提携している店舗での支払い。
- チャージされている残高を出金。
今回はこの出金の機能を利用して現金を引き出します。
まずはLINE Payをインストールして登録
iPhoneをお持ちの方はAPP Storeから、android端末をお持ちの方はGoogle PlayからLINE Payをインストールしてください。
インストールが終わったら登録します。LINEを起動してウォレットからLine Payを移動して規約に同意して新規登録します。
まずは、パスワードを設定します。(6桁の数字)次に銀行口座を登録します。財布を忘れてしまった場合はキャッシュカードも手元に無いことが多いかと思います。スマートフォンのどこかに銀行口座番号が控えていませんか?
ひとり暮らしでなければ、家族に確認してもらうのもひとつの方法です。口座の登録を済ませたら、口座情報や暗証番号を入力して本人確認を終えれば、チャージをすることでLINE Payを使うことができます。
チャージの方法
LINE Payへのチャージは以下の方法で行うことができます。
- 銀行口座
- セブン銀行ATM
- QRコード/バーコード
- LINE Pay カード
- Famiポート
- オートチャージ
今回の財布を忘れた時に現金がない場合は、銀行口座からチャージします。銀行口座を登録しておくことで、口座から直接LINE Payチャージすることができます。
- 銀行口座からチャージをする方法
- LINEを起動します。
- ウォレットからLINE Payを開きます。
- 残高の横にある+をタップして銀行口座を選択します。
- 登録している口座が表示されたら、口座を選択してチャージ金額を入力します。
- 最後にチャージをタップすればチャージ完了です。
セブン銀行ATMで出金する
LINE Payにチャージすることができたら、あとはセブン銀行ATMで出金して現金を手にしましょう。セブン銀行ATMはイトーヨーカドーやセブンイレブンに設置されているATMです。スマートフォンで近くのイトーヨーカドーかセブンイレブンを検索して移動しましょう。セブンイレブンならば24時間365日いつでも出金できるのでいざというときにすごく便利です。
セブン銀行ATMでLINE Payから現金を出金する方法
- LINEを起動しウォレットからLINE Payを開きます。
- セブン銀行ATMを選択し出金をタップします。
- QRコードを読み込むカメラ(コードリーダー)が起動します。
- コードリーダーでATMに表示されたQRコードを読み込むとスマホに数字が表示されます。
- スマホに表示された数字をATMに入力します。
- これで取引が可能になり現金を引き出すことができます。
LINE Payで現金を引き出すときの注意点
LINE Payから現金を引き出すときに注意しなければいけない点が2点あります。
ひとつめは、LINE Payにチャージしてあるお金を引き出すときには、1回につき220円の手数料が掛かります。
ふたつめは、セブン銀行ATMからの出金は最大1日10万円までとなっています。手数料と上限の金額があることを理解しておきましょう。
《 ポイント 》
- スマートフォンとセブン銀行ATMとLINE Payがあれば、財布を忘れた場合でも現金を引き出すことができる。
- いざというときの為にスマホにLINE Payをインストールして登録しておけば財布を忘れた場合の保険に使える。
次に財布を忘れた時の対処方法をシチュエーションごとにどのような対処方法があるか紹介していきます。
状況別!財布を忘れた時の対処法
コインパーキングで財布を忘れ、払えないときの対処法
車で外出してコインパーキングに止めてから財布を忘れたことに気づいた場合の対処方法は、止めてからどのタイミングで財布を忘れたことに気がついたのかで異なります。
車を止めてすぐ気づいた場合
まずは車を止めてすぐ財布を忘れたことに気がついた場合の対処方法です。
止めてすぐ気がついた場合は、コインパーキングは通常車を止めてから数分間は車止めが上がらないので、車を止めてすぐ気がついた場合はそのまま止めず無料のうちに出庫しましょう。
スマホ決済で支払う
車を止めてから時間が経って有料になってしまった場合は、まずスマートフォンでスマホ決済を使っている場合でしたら、それで料金を支払うことができるコインパーキングでしたら対応しているスマホ決済サービスを利用しましょう。
管理会社に問い合わせ
スマホ決済サービスに対応していないコインパーキングの場合、料金を支払う機械に非常時用の連絡先が書いてあるので事情を説明してどうしたら良いか問い合わせましょう。
コインパーキングの管理会社によって対応に違いはあると思いますが、後日支払うということで出庫させてくれる場合があります。
ほとんどのコインパーキングでは監視カメラで車のナンバーを控えています。無断で車止めを破損させて無理矢理出庫した場合、器物破損で訴えられる事になるので、絶対に無断で出庫してはいけません。
警察署や交番に相談
コインパーキングの管理会社に連絡がつかない場合は、近くの交番で借りるということも可能です。身分証を提示して事情を説明することで場所や地域によって異なりますがお金を借りることができます。
これは公衆接遇弁償費という財布をなくしたり盗まれてしまった人を助ける制度です。但しこの制度では1,000円以内の金額しか貸してくれません。
警察署や交番に相談するときの注意点としては財布を忘れたということは身分証である運転免許証も財布に入れていた場合忘れたということになってしまいます。そうなると身分証が無いので自宅に電話して身分を証明するのですが、免許不携帯を指摘されて違反となってしまうこともあります。
コンビニや飲食店で財布を忘れ、払えないときの対処法
コンビニや飲食店を利用しているときに財布を忘れたことに気がついた場合の対処方法を確認してみましょう。
財布を取りに戻る
利用しているコンビニや飲食店が近所の場合は、財布を取りに戻るのが1番確実な方法です。
コンビニでレジで支払うときに財布を忘れたことに気がついた場合は、店員さんに事情を説明すれば一旦中止してそのまま保管してくれる場合もあります。
レジに持って行く前に財布を忘れたことに気がついた場合は商品を1度元の場所に戻して財布を取りに戻りましょう。飲食店の場合は飲食をする前でしたら、財布を取りに戻りましょう。
注文して食べて支払う段階で財布を忘れたことに気がついた場合、これは店員さんに事情を説明してどのような対応をしたら良いか確認しましょう。
後日必ず払うという約束で理解してもらえるか、何か私物を預けて財布を取りに戻るか、ツケ払いにしてくれるかは貴方とそのお店の関係性で異なります。指定された方法で対処しましょう。
スマホ決済で支払う
財布は忘れていてもスマホはあるという場合は、モバイルスイカやPayPayやバンドルカードなどのスマホ決済で支払いましょう。スマホ決済を普段から利用していればそのまま支払うことができます。
クレジットカードを持ち歩いていない場合でもスマートフォンのアプリに設定してあれば金額が不足していた場合でも、その場でチャージすることができます。
スマホ決済に対応していないお店の場合は、店員さんに事情を説明して指定された方法で対処しましょう。
電車で財布を忘れ、払えないときの対処法
電車に乗るときに財布を忘れた場合は乗車前と乗車後で対処の方法が異なります。
乗車前に気づいた場合
電車に乗車する前に財布を忘れてしまったことに気がついた場合は、基本的に自宅に財布を取りに戻ることが正解になることが多いです。
鉄道営業法で、乗車券を持たない者の乗車は禁止されていますので、乗車前で切符を買うお金がない場合電車に乗ることはできません。
スマートフォン内にモバイルスイカなどの電子マネーのアプリがある場合は、電車に乗ることはできますし、買い物にも対応できるかも知れませんが、電車に乗って出かけた後の行動を考えると色々な制限ができてしまうので、財布を取りに戻った方が安心できます。
他に乗車前で財布を忘れた時にできることは、身内や友人が近くにいる場合は、来てもらってお金借りることや交番で相談することで、パーキングの項で説明したとおり1,000円まででしたら借りることができます。
1,000円で移動できる範囲にお金を借りることができる知人がいる場合はそこまで移動すれば知人に借りることもできますね。警察に借りた場合は後日必ず返金しに行きましょう。
乗車後に気づいた場合
乗車後に財布を忘れたことに気がつくということは、予約していた新幹線などに乗る場合で切符だけ持って出かけてしまった場合や出先で財布を無くしてしまった場合となり、スマートフォン内に交通系の電子マネーであるモバイルスイカなどのアプリを日頃から使用していてそのまま駅に入場し電車に乗車してしまったという場合が考えられます。
乗車後に財布が無いことに気づいた場合は、駅員さんに相談しましょう。財布を紛失してしまったなどの正当な理由があれば、運賃分のお金を貸してくれます。相談すれば必ず貸してくれるというわけではないので、しっかり事情を説明しなければ貸せないという判断になってしまうこともあります。
また、電車以外にバスなども含んだ交通機関では着駅清算という対応を取ることになっているので、お金が無いときに最寄の駅で「支払い猶予願い書」といった誓約書を書いて提出することで後日精算が可能になります。
スマートフォンなどの交通系アプリで乗車した場合は、アプリ内に登録してある口座やクレジットカードからチャージして、交通費や買い物などの支払いをしてその日は活動しましょう。
高速道路で財布を忘れ、払えないときの対処法
車を運転していて高速道路に乗って移動して高速道路から降りるときに出口での精算時に財布を忘れたことに気がついた場合は料金を支払わなくては高速道路から降りることができません。
高速道路の出口の料金所では財布を忘れたときや現金が足りないときは、そのことを窓口にいる職員に伝えると事務所に案内されるので、そちらで本人確認ができる書類や車検証、ナンバープレートを控えて後払いの手続きをしてくれます。
後払いの方法は料金所の事務所によって異なるので、指示に従って対応してください。この場合の納付期限は通行後10日間で、10日を超えてしまうと督促状が届きます。
督促状で支払わない場合には割増の料金が増えるので、高速道路を降りて財布が手に戻ったらすぐ支払うようにしましょう。
最後に
財布を忘れた事に気が付かず出かけてしまうことは絶対に無いとは言い切れません。
財布を忘れた場合でもスマートフォンは持って出かけてることは多いので、今回紹介したスマホだけで現金を引き出せる方法の準備をしておいたり、電子マネーやバーコード決済ができるアプリを普段から少しづつ使うようにしておくことで対応できることも多いので、財布を忘れた時などに上手に活用しましょう。