目次
1.重心を壁に寄せる安定板
家具は転倒するとき、重心を起点として倒れる傾向にあります。
たくさんの衣類で重くなったタンスなどは、タンスの重心が壁と反対側にあると地震があったときに人がいる方に倒れやすくなってしまいます。
そこで、重心を壁側に寄せることのできる安定板を使ってみましょう。
タンスの転倒防止には突っ張り棒が有効!でも高くて届かない…
タンスやクローゼットなどの転倒防止アイテムとして、突っ張り棒も推奨されています。
家具の天板と天井との間に突っ張り棒を張り渡して、固定することで転倒を防止。しかし、高さのある家具だと突っ張り棒を乗せるのも一苦労ですよね。
タンスやクローゼットの上に物を置いていると突っ張り棒も使えませんし、仮につけられたとしても見栄えが悪い、と感じる方もいるかもしれません。
すっきりスマートに設置できる安定板がおすすめ
そんな方におすすめなのが、100円ショップなどでも売っている安定板です。タンスなどの家具の下に置くだけで、家具の重心を壁側に寄せることができ、室内に転倒するのを防いでくれます。
家具の角を少し持ち上げて安定板を差し込むだけなので、設置も簡単。ほとんど目に入りませんし、家具の上に物を置いていても転倒を防止することができます。
2.壁に密着!耐震マット
薄型のテレビや冷蔵庫なども倒れやすいですが、転倒を防止するには壁に穴を開ける必要があることも。しかし、壁に穴を開けることには抵抗があるという家庭も多いのではないでしょうか?
そんな悩みを解決するアイテムが、壁に穴を開けずに家具を密着させることができる耐震マットです。
壁に固定したくても穴は開けられない
転倒防止策として、L字型の金具を取り付けたり壁と家具をチェーンで繋いだりする方法があげられますが、これらの方法は壁に直接釘を打ち込んだりする必要があります。
賃貸物件ではもちろん壁に穴を開けられませんし、マイホームの壁に穴を開けたくないということもあるでしょう。
意外と便利な耐震マット
100円ショップでよく売っている耐震マットは、透明で分厚い粘着テープのようなもので、正直家具を支えるのには力不足では、と感じるかもしれません。これが意外と強力で、家具をぴったりと壁に接着させるのに役立ちます。
テレビや冷蔵庫などの電化製品には使いやすいでしょう。接着しやすいうえに剥がしやすく、家の壁紙を傷めないタイプも多く販売されています。
3.転がりやすいキャスターには専用のストッパー
地震で家が揺れると、どこかに転がっていきがちなキャスターつきの家具。キャスターという特性上、下が不安定で転倒しやすい家具です。
転がりやすいキャスターつきの家具には、専用のストッパーがおすすめです。
キャスターだから固定はできない
家の中でも移動しやすいようにキャスターつきにしているので、いくら固定したいからといってキャスター部分をテープなどで動かなくするというわけにはいきません。
あくまでも必要なときにはキャスターを動かすことができて、普段はちょっとやそっとじゃ動かないようにして地震に備えておきたいですよね。
置くだけのキャスターストッパーがおすすめ
キャスター付きの家具には、置くだけでキャスターの動きを軽減できるキャスターストッパーがおすすめです。
キャスターの下に置くだけなので、動かしたいときには少し上に持ち上げるだけで移動もできますし、キャスターストッパーも一緒に移動できます。地震の揺れに完全に対応できるとは言い難いですが、普段使っているときにも揺れにくくなるのは確か。
こちらも100円ショップで手に入りやすいです。
主婦でもできるお手軽な転倒防止グッズは100円で
主婦でも取り組みやすく、100円ショップでも手に入りやすいような転倒防止グッズをご紹介しました。お手軽にできる転倒防止グッズで、自分や家族の命をもしもの災害から守る準備をしておきましょう。