年賀状のマナーまとめ!正しい書き方や基本ルールを解説

年賀状の作成

年賀状は年に一度、日ごろお世話になっている方々へ感謝の気持ちを伝える挨拶状で、日本で長く続いている習慣です。ですが、年賀状の正しい書き方やルールなどについて理解できている人は多くないかもしれません。年賀状の基本的な書き方やマナーについておさらいしてみましょう。

年賀状の基本的なマナー

年賀状の表裏のイメージイラスト

年賀状は12月25日までに投函すると元旦に届きます。

元旦に届くのが最も望ましく、一般的には1月7日の「松の内」以降は寒中見舞いとなるため、できれば三が日のうちに届くようにするのがマナーです。

年賀状の引受開始:2020年12月15日(火)

年賀はがき以外のはがきを使う場合は、一般郵便と区別するため「年賀」と朱書きを切手の下に記載します。また、年賀状は受け取る人の名前や住所を書く側を「表面」といい、文面を書く側を「裏面」と言います。

日本語は縦書きのため縦書きが基本ではありますが、裏面が横のレイアウトであれば宛名の横書きも問題ないとされています。ですが、目上の人に対しては表面も裏面も縦書きにするのがよいでしょう。

また、失敗した年賀状は修正液や修正テープを使うのはマナー違反となりますので、もったいないですが新しい年賀状を使うようにします。

年賀状のマナー①表面(宛名・差出人)

年賀状

使う筆記用具

万年筆や毛筆が良いとされていますが、書きなれていない場合は油性ペン・サインペン・水性ボールペン・筆ペンでも問題ありません。

宛名は黒字が基本ですが、青でもマナー違反にはならないとされています。宛名を書く際はできるだけ字が太くなるようなものを選ぶのがおすすめです。

宛名の書き方の基本

宛名の基本的な書き方のポイントは次の通りです。

住所
答え1都道府県から書きます。縦書きの場合は漢数字が一般的です。マンション名なども省略せずひと回り小さめに書きます。できたら2行以内におさめるようにしましょう。
名前
答え2名前は大きめの文字で書くようにします。郵便番号の大枠の中心に合わせるのがおすすめです。夫婦や家族連名はそれぞれに敬称をつけ、全員宛は「ご一同様」とします。
差出人
答え3裏面に記載する場合は不要です。宛名面を縦書きの場合は、郵便番号の幅におさまるよう住所と名前を記載します。

敬称のマナー

  • 個人名:『様』
  • 夫婦連名:それぞれの名前の下に『様』
  • 家族全員宛:『○○家ご一同様』
  • 恩師・医師:『先生』個人的な付き合いなら『様』でも可
  • 会社・部署宛:『御中』

また、子供の同級生の親宛に出す場合は宛名にも相手のお子さんのお名前を連名で記載しましょう。『○○様○○様○○くん』などとします。

年賀状のマナー②裏面(文面)

年賀状テンプレート

裏面の書き方の基本

裏面の基本的な書き方のポイントは次の通りです。

  1. 文頭に大きく賀詞(新年を祝う言葉)
  2. 前文:年越しを喜ぶ言葉・お世話になった感謝のご挨拶など前文
  3. 本文:近況、抱負などを伝える本文
  4. 結びの言葉:相手の健康、幸福などを願う結びの言葉
  5. 年号・日付

例文

謹んで新春のお慶び申し上げます
旧年中は大変お世話になり ありがとうございました
本年も宜しくお願いいたします
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
令和〇年元旦

賀詞の種類と使い方

賀詞とは「謹賀新年」や「明けましておめでとうございます」などの新年を祝う言葉です。賀詞はさまざまあり、文字数・種類によって送る相手や意味が変わってきます。

  1. 寿・福・迎春・賀正など:1文字と2文字は目下の人向け
  2. 謹賀新年・恭賀新年など:4文字は目上の人向け
  3. 「明けましておめでとうございます」「新春のお慶び申し上げます」など:文章は目上・目下の人選ばず使える
  4. 「Happy New Year」「明けましておめでとう!」など:英文・カジュアル文は親しい人向け

句読点や忌み言葉はNG

年賀状は、新年を迎える喜びやお祝いを伝えるものなので、不吉な出来事を連想させたり暗い言葉は避けます。

また、お祝いごとなどでは区切を付けないという意味から句読点「、」「。」は使わないのが一般的です。代わりに一文字スペースを開けたり改行して、読みやすくなるような工夫をしましょう。

使ってはいけない忌み言葉
去年・終わる・切れる・落ちる・消える・病む・倒れる・失う、など

「去年」は「去る」という言葉は縁起が良くないとされているため、「昨年」「旧年」を使うようにします。

意味の重複に注意

意味の重複で間違えやすいものとして賀詞の使い方です。

NG:「一月一日元旦」は同じ意味の重複となります。
OK:「一月一日」または「元旦」のどちらかを使います。

NG:「新年あけましておめでとうございます」は「新年」と「あけまして」が重複です。
OK:「明けましておめでとうございます」「新年おめでとうございます」

NG:「A Happy New Year」は「A」がつくと「良い新年を」という意味になります。
OK:「Happy New Year」年越しの後には「A」をつけません。

年賀状のマナー③ビジネスや職場

よ、縁起物の門松。

ビジネス年賀状の書き方の基本

  • 元旦または最低でも仕事初めには届くようにします。
  • 宛名は縦書きが通常で右端から『住所→会社名→部署名→役職→名前』の順番です。
  • 住所の数字は漢数字を基本とし、ビル名と階数も省略せず表記します。
  • 「株式会社」などは省略して「(株)」とするのはNGです。
  • ビジネス用の年賀状はイラストなしか小さな干支の絵がワンポイントのデザインが一般的です。

会社名と役職の書き方

縦書きの場合、名前ははがきの中心部分に書き、右側に「会社名」「部署名」「役職名」と行を変えて表記します。会社名は大きめにして、部署名は行を変え一文字下げて会社名より少し小さめに書きましょう。さらに行を変え、一文字下げて部署名を気持ち小さめの字で書きます。

役職名は名前の上部分に書くようにしてください。役職名は「本部長」など4文字以内におさまる場合は続けて〇〇様と書きます。

役職名が「〇〇マネージャー」など4文字以上になる際は『会社名→部署名→役職名』と3行にわたって書きます。名前の下に「〇〇部長様」と書くのはNGですので気を付けて下さい。

裏面の文例

文例1

謹賀新年
昨年中は格別のご用命を賜り厚く御礼申し上げます
なにとぞ本年もよろしくご愛顧のほどひとえにお願い申し上げます

文例2

謹んで新春のお慶び申し上げます
昨年中は格別のご厚情にあずかり 心より御礼申し上げます
御社のますますのご発展を祈念しますとともに
本年もなお一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます

年賀状のその他のマナー

盃に口付ける新婚夫婦イラストの年賀状(お屠蘇・神前結婚)

結婚の報告

年賀状で結婚報告するのはマナーとして問題はありませんが、報告をする相手は「親類・友人・知人」とするのがマナーとされています。

特に上司に年賀状で結婚報告をするのは失礼にあたるため気を付けましょう。通常、結婚報告のはがきは入籍や結婚式の後1~2カ月後に出すのがマナーとなっています。

喪中はがき

喪中はがきは比較的新しい風習のためマナーに関しては曖昧な点も多く、個人の判断に任されている部分が多いそうです。喪中はがきを出すのは2親等以内の家族が亡くなった場合とされているのが一般的です。

故人と面識のある人、関りの深い人に送るもので、関わり合いのない人には出す必要はないようです。喪中はがきを出す期間は11月中から遅くても12月の初めまでとして、相手方が年賀状の準備を始める前には届くようにしましょう。

さいごに

手紙を書くシニア女性

高齢などを理由に年賀状を辞退する人も増えているそうです。そのような場合は、その年に出す年賀状の末尾に高齢のため来年から年賀状を辞退する、という内容を記載している人が多いようです。

そもそも年賀状をやめること自体はマナー違反ではないため、例えば「寒中見舞い」で年賀状を出さない旨を伝えるのもOKとされています。

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