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ガスコンロで絶対にやってはいけないNG行為6選!
種類の違うガス器具を使うのはNG
ガスコンロを使う際の基本中の基本ですが、種類の違うガス器具を使うのは器具が故障するだけでなく、火傷や一酸化炭素中毒の危険があるため絶対にNGです。ガスには「プロパンガス」と「都市ガス」と2種類あります。
ガス会社からコンロを購入すれば間違えることはありませんが、ネットショップやホームセンターなどで購入したり、引っ越しの際に新居でガスコンロの設置が必要な場合など間違えるケースもあるようです。
汚れの放置や間違ったお手入れは危険なためNG
煮こぼれや食品かすをそのままにしておくと、着火不良になるだけではなく火災の原因となることもあるため汚れを放置したままはNGです。内部にまで煮こぼれが侵入するとガス通路部が腐食してガス漏れしたり、油分に引火する恐れがあります。
汚れが取れない場合は部品の交換をおすすめします。また「しる受け皿のあるタイプ」を使いながら、アルミ箔製のしる受け皿を敷くのはNGです。点火不良や一酸化炭素中毒の危険があるため注意しましょう。
近くにスプレー缶や樹脂製の物を置いて使用するのはNG
ガスコンロの近くに可燃性のスプレー缶を置くと破裂して怪我をする危険があります。目に見えている以上に広い範囲で高温になっているため、樹脂製容器や調理器具、ふきんなども溶けたり着火することがあるため周囲には置かないようにします。
また、耐火構造以外の壁付近に設置する際は、壁とガスコンロの距離は15㎝以上離すようにします。
グリル排気口の上に物を置くのはNG
グリル排気口の周辺は高温になっているため、上に物を置くのはNGです。特にプラスチック製のボウルなどは一時的に置くだけでも熱で溶けてしまったり、ふきんなどは引火することも考えられるため危険です。
換気をしないで長時間の使用はNG
ガスコンロを使う際、換気をしないで長時間使用するのはNGです。閉めきった空間で換気扇を使わない状態で使うと、臭いが充満するだけでなく燃焼状態が悪くなります。
燃焼状態が悪くなると、不完全燃焼による一酸化炭素中毒を引き起こす場合があります。最悪死亡するケースもあるようですので換気を忘れずにしてください。
冷凍食材を鍋の中央に密着させて揚げるのはNG
冷凍食材の揚げ物を調理する際、食材をくっついた状態で鍋の中央に入れると温度センサーが鍋底の温度を正しく検知できず、発火する恐れがあります。正しいやり方は、鍋底に密着していれるのではなく、均等に入れることですので覚えておきましょう。
ガスコンロで使うときに注意が必要な調理器具
siセンサー付きガスコンロと焼き網
「焼き網」とは魚やお餅をのせて、直火で焼くための調理器具ですが、近頃のガスコンロにはsiセンサーという安全装置の搭載が義務付けられているため使えないようになっています。
siセンサーは火口中央にあるセンサー部分が、鍋底に触れる状態となって鍋底の温度を感知する働きのため、焼き網を乗せても弱火対応になってしまいます。焼き網の説明書きにもsiセンサー付きのコンロの場合はセンサーを切るように記載があるようです。
センサーがオンオフできる機種もあるようですが、比較的高額な機種のコンロが多いようです。センサーが無いコンロでは『温度センサー付きガスコンロ用 焼き台』というものを購入すれば使うことができます。
焼き台の価格は2千円前後から購入できるものもあるため、焼き網で魚やお餅を焼きたい場合は無理に焼こうとせず、このような便利アイテムを使うことをおすすめします。
ガスコンロで土鍋を使い油調理は危険
土鍋や耐熱ガラス鍋などは温度が上がりやすいためガスコンロで油調理は危険です。特にセラミック製ではない土鍋は熱によって膨張したり収縮したりするため、急激な温度変化でヒビが入って割れることもあるそうです。
実際にガスコンロで土鍋を使って調理をしたものを食卓に運ぶ際、土鍋を持ち上げたら突然割れてしまったというケースもあるそうです。また、土鍋に直に大量の油を入れると土が油を吸って土鍋の表面にまで染み出し、ガスの火が引火する危険もあります。
セラミック製の土鍋などは対応できるようですが、お使いの土鍋の材質がはっきり分からないときは注意してください。
さいごに
日々使っているガスコンロですが、ガスコンロによる火災は出火原因の上位になるくらい、使い方を間違えると危険なものです。ガスコンロのNG行為は「知らなかった」「間違えた」では済まされないこともあるため、日ごろから正しく使うようにしましょう。