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インクが残っているボールペンが使えなくなる原因とは?
インクが残っているボールペンが使えなくなる原因は、インクの途切れやペン先から空気が入ってしまっていることが考えられます。
インクが残っているように見えても、ボールペンの壁に色が付いているだけということもあります。その場合は、新しいボールペンを購入することがおすすめです。
明らかにインクが残っているボールペンであれば、これから紹介する方法で再び使えるようになるかもしれません。まずはインクが残っているボールペンが使えなくなる代表的な原因を確認してみましょう。
ボール部分でインクが固まっている
インクが残っているボールペンが使えなくなる原因の1つ目として、ボール部分でインクが固まっている可能性が考えられます。
この場合は、インクを溶かせばボールペンが復活するでしょう。またボールの部分の回転が悪くなっている場合もあるため、紙の繊維などがペン先に詰まっていないかどうかをチェックしてみてください。
ボール部分の回転は、ボールペンでスムーズに書けるかどうかにもかかわってきます。何度もインクが固まるという場合は、保管方法や使用方法を見直してみましょう。
インク内に空気が入り込んでいる
インク内に空気が入り込んでいる場合は、インクが残っていてもボールペンが使えないことがあります。インクが空気に邪魔されてペン先に落ちなくなっている可能性があるので、復活方法を試してみてください。
またボールペンの先が傷ついていることが原因で、インク内に空気が入ってしまうこともあります。この場合は一度インクが出たとしても、しばらくすると再びボールペンが使えない状態に戻ります。何度も繰り返す場合は、ボールペンの買い替えを検討した方が早いでしょう。
インク自体が古い
インク自体が古い場合は、ボールペンが使えなくなる原因になります。
何年も同じボールペンを使っている場合や使わないまま何年も眠らせていたボールペンは、インク自体が消費期限を超えている可能性があります。
油性インクは、製造されてから約3年間が快適に使える期限と言われています。そのため何度か復活方法を試みたけれど難しいという場合は、インク自体が古くなっていないかをチェックしてみましょう。
ボールペンの復活方法9選
ここからは、ボールペンの復活方法を9つ紹介していきます。
インクが残っているボールペンが使えないと困っている時にぜひ試してみてください。処分するかどうかは、復活方法を試してみてから決めるといいでしょう。
ただし複数の方法を試してみても、ボールペンが復活しないということもあります。例えば、インクの消費期限を超えている場合やペン先に傷があるといったケースです。
この場合は買い替えないと問題が解決しない可能性が高いので、潔く買い替えを検討しましょう。
ティッシュを使う
ティッシュを使う復活方法は、気軽に行えるのでおすすめです。
具体的な方法は、ティッシュを数枚重ねて机の上で広げて、ボールペンでグルグル円を書いていきましょう。この時には、ボールペンでティッシュを破らないようにすることがポイントです。
優しくボールペンを滑らしていきましょう。ボールペンが復活する理由は、ティッシュペーパーの上は摩擦が起きやすいため、ボールペンのボールの部分が回転しやすくなります。インクが残っているのに使えない時にまず試してみるといいでしょう。
温める
ボールペンを復活させる方法の2つ目は、温めることです。油性ボールペンの先端のインクが乾いて使えない場合は、温めることが有効です。
ただ温める方法は古いボールペンでは有効ですが、新しいボールペンではインクの改良が進んだり、ペンの先端が乾燥しないような工夫がされています。
そのため無理にボールペンの先端を火であぶったり、お湯を付けたりしても復活しないケースが増えてきています。古いボールペンという条件つきになりますが、ドライヤーを使ってボールペンを温めて復活した例もあるので、試してみる価値はあるでしょう。
インクの空気を抜く
おすすめのボールペンの復活方法は、インクの空気を抜くことです。
インク内に空気が入ると使えなくなる原因になることは説明しました。この場合、手でぐるぐると勢いよく回せば多少の空気であれば抜けるかもしれません。道具を使うのであれば、セロテープと輪ゴムを利用したやり方がおすすめです。
具体的な方法は、縦に置いたボールペンの中央部分に輪ゴムをセロテープで張り付けていきます。そして輪ゴムを持ちやすいように指の形に固定して、ぶんぶんゴマのように回していきましょう。
インクの筒から空気の層が無くなっていれば、再び使えるようになっているはずです。
ボールペンを振る
ボールペンを振ることは、広く知られた復活方法の1つです。
水銀の体温計のようにボールペンを振れば、復活する可能性があるでしょう。ただしボールペンが水性の場合は、激しく振ることはインクもれやふきだしの原因になります。
油性ボールぺンか確認してから、ボールペンを振るといいでしょう。またインクが先端に行きずぎてしまうと、油性ボールぺンでもインクがふきだす可能性もあります。
振る際には、様子を見ながら優しく行うことがおすすめです。
ペン先の汚れを取る
ボールペンの復活方法の5つ目は、ペン先の汚れを取ることです。特にボールペンのペン先にインクが固まっていたり、紙くずが付いている場合は丁寧に掃除をしていきましょう。
具体的な方法としては、ペン先の汚れをティッシュで優しく拭き取っていきます。この時に無理にほこりを取れば、ペン先を傷つけてしまう可能性があります。
そして汚れを取る際にキズなどを見つけた場合は、ペン先を交換するか新しいボールペンの購入を検討した方がいいでしょう。
ボール部分を摩擦する
ボール部分を摩擦することは、おすすめのボールペンの復活方法です。ボールペンの先端をすり合わせれば、ボール部分を効率よく摩擦できます。さらに試し書きを続けることもおすすめです。
新しいボールペンが使えない場合は、何度も試してみるといいでしょう。また紙を変えることで、紙質が変わりボール部分を摩擦することが可能です。
同じ紙で試し書きしてもボールペンが使えない場合は、いろいろな紙で試してみるといいでしょう。
たばこのフィルター部分に刺す
たばこが自宅にある場合は、フィルター部分(口をつける方)にボールペンを刺すと復活する可能性があります。ボールペンの先端をフィルターでぐりぐり回すイメージでやってみるといいでしょう。
タバコのフィルターにペン先をねじりこむこの方法が、ペン先を効率よく掃除することに役立ちます。10から20回程度回せば、ボールペンが綺麗に掃除できるでしょう。
ティッシュを使っても汚れが拭きとれなかった場合は、ぜひ試してみてください。タバコのフィルターは繊維が細かいため、ティッシュでは届かなかった部分も綺麗にできます。
ペン先に除光液を使う
ペン先に除光液を使えば、簡単にボールペンを復活できます。
除光液にペン先を浸けて10分ほど放置すれば、ボールペンに付いた汚れやインクの塊を取ってくれます。除光液が無い場合は、家庭にある消毒用のエタノールでも代用できます。
ペン先に除光液を使う場合は、蓋に除光液に注げば蓋をするだけで簡単に浸けることが可能です。ボールペンから除光液がこぼれないように、輪ゴムで固定することがおすすめです。
除光液を使う場合は、換気にも注意しましょう。
ビニール袋に入れて振り回す
ビニール袋に入れて振り回すことは、おすすめのボールペンの復活方法です。
インクの中に空気が入ってしまった場合に、復活できるかもしれません。ビニール袋に入れて振り回す場合は、周りに人がいないことを確かめましょう。
また力を入れすぎると、インクが飛び出してしまう可能性があります。ビニール袋は自宅にあるものでOKです。手で回すよりも、インクの空気を効率よく抜くことができるでしょう。
ボールペンのインク詰まりの防止策3つ
ここからは、ボールペンのインク詰まりの防止策を3つ紹介していきます。
ボールペンのインク詰まりは、使えない理由になる可能性があります。ボールペンのインク詰まりの対策をしておくことで、ボールペンを使いたい時に利用できないということを防げます。
上向きで文字を書かない
上向きで文字を書かないことは、ボールペンのインク詰まりの防止策につながります。上向きで文字を書くと、ボールペンに空気が入りインクが途切れる原因になってしまいます。
また壁に向かってボールペンを使ったり、悪い姿勢で文字を書くことも、ボールペンのインク詰まりの原因になる場合があります。美しい文字を書くためにも、ボールペンを使う場合は正しい姿勢で利用することを心がけましょう。
キャップをしっかりとする
ボールペンのインク詰まりを防ぎたい場合は、キャップをしっかりするように心がけましょう。キャップが緩んでいる場合は、インクが乾燥したり、インクが飛び出す原因になることがあります。
ただしボールペンは、カラーペンなどとは違いキャップをせずに保管している人も少なくないでしょう。うっかりボールペンのキャップを無くしてしまうことも珍しくありません。使ったらしっかりキャップをすることを家族で徹底すれば、ボールペンを長持ちします。
ペン先を上向きのまま放置しない
ボールペンのインク詰まりの簡単な防止策は、ペン先を上向きのまま放置しないことです。
ペン先は、なるべくボールペンを下向きで保存しておくようにしましょう。ボールペンを下向きにしていると、ペン先にインクがいつも送られている状態をキープできます。
新しいボールペンには、どの向きにおいてもペン先からインクが送られる仕組みが取り入れられているものもあります。
ですが、新しいボールペンでも重力に逆らう保管方法は、おすすめできません。ポケットにボールペンを入れる場合や、ケースに入れて運ぶ場合にも向きには注意してください。
お気に入りのボールペンを最後まで使い切ろう!
お気に入りのボールペンは、適切に保管し最後まで使い切りましょう。
万が一インクが残っているのに使えない場合は、今回紹介した復活方法を試してみてください。さらにどうしても復活しない場合は、買い替えるタイミングと言えます。
お気に入りのボールペンを購入した際は、インクが詰まらないように注意しながら使うといいでしょう。