現金を置いてはいけない『絶対NGな場所』5選

東日本大震災、熊本地震以降、家の中で現金を保管するケースが増えました。震災によって現金が口座から引き出せなくなるリスクがあると感じた人が多いからです。しかし、家の中で現金を保管する場合もリスクを伴います。今回は、家の中で現金を置いてはいけない場所をご紹介します。

現金を家で保管する世帯は意外と多い

現金を家で保管する

多くのご家庭は、資産を貯金しておくための口座をお持ちかと思います。しかし、実は最近、ある程度、現金を家で保管する世帯が増えてきていることをご存知でしょうか。

「現金を家で保管するなんて、危ないのでは?」と思われる方も多いでしょうが、東日本大震災、さらに熊本大震災以降は、銀行に預金したお金が戻ってこなくなるのでは、という心配から、ある程度の金額を家で保管するケースが増えているのです。

また、現在利息率が非常に低いことも理由の1つです。「銀行に預けていてもまったく預金額が上がらないのであれば、家で保管した方が安心」という考えを持つ人も出てきているのです。

現金を家で保管するメリット・デメリット

現金を家に置いておくメリットとデメリットは?

現金を家で保管する場合、メリットとデメリットの両方が考えられます。銀行に預ける場合も同様ですね。では、現金を家で保管する場合、具体的にどのようなメリットやデメリットが考えられるのでしょうか。

現金を家で保管するメリット

現金を家で保管した場合、具体的に以下のようなメリットが考えられます。

  • お金を引き出す手数料がかからない
  • 銀行が破綻した場合も悪影響がない

以上の2点が主なメリットです。先ほどお話しした通り、災害によって銀行が機能しなくなった場合も影響がないことが大きく関係していると言えます。

しかし、先に起こった東日本大震災の際には、津波も発生しました。津波により家が流されてしまった方々も多いため、その状況を考えると、家でお金を保管する安全性にも疑問符が浮かびます。

デメリットに要注意!

皆さんが危惧しているように、家でお金を保管するに当たり、盗難関係のデメリットが多く考えられます。具体的なデメリットは以下に記載します。

  • 空き巣が侵入し盗難される恐れ
  • 災害時にすべて失うリスク
  • 金利が付かない

まず、最も心配なデメリットとして、空き巣です。空き巣や強盗といった犯罪者の間には、ネットワークがあるとも言われています。高齢者の家が狙われやすい理由の1つに、タンス預金が多い傾向にあることも挙げられているほどです。

現金が多く家に保管されているという情報は、どこかから漏れていることがあり、その情報が空き巣や強盗といった犯罪者の間でまわってしまうことで、狙われやすくなります。

次に災害時にすべてを失うリスクです。銀行側には、銀行がすぐには使えなくなるというデメリットがありましたが、もしも自分の家が被害を受けてしまった場合、家で保管している現金はすべて消えてしまう恐れがあります。

実は、銀行が破綻してしまった場合は、1000万円までは国が支払ってくれる保障が成されています。しかし、家で保管している場合は対象外です。場合によっては、少しばかり保障される可能性もありますが、数十万円の世界です。

現金を置いてはいけない絶対NGな場所5選

絶対NGな場所とは?

上記のデメリットを理解した上で、「これだけ現金を家に保管しておこう」という目安が立ったかと思います。必要以上は家に置かず、必要な分(生活費2ヶ月分など)だけ置いておくと良いでしょう。

しかし、その場合もなるべくリスクの少ない場所に置いておく必要があります。間違えて捨ててしまったり、盗難に遭うリスクの高い場所は避けるべきです。ここでは、現金を置いてはいけない場所を5箇所ご紹介します。

1.古いかばんや本の中

本の中

昔から『へそくり』という隠し財産について、「こんな場所に隠されていることが多い」なんて話がありますよね。古いかばんや本のページの間などに、数万円だけ現金を保管しているという人は多いでしょう。

たしかに、本の間ならば盗難被害のリスクも減らせそうですよね。しかし、古いかばんや本の中であっても、注意が必要です。

特に、年末の大掃除の際にお金を隠していたことを忘れ、本の中に入っていることを知らない家族が古本として処分してしまう可能性があります。実際にこのようなケースが起きているため、もしも本の中などに隠しておく場合は、しっかり管理する必要があります。

2.鍵のかかる引き出し

嗅ぎのかかる引き出しはNG

ここからは防犯面の話になります。鍵のかかる引き出しや戸棚などに現金を保管している人は多いでしょう。「鍵が付いていれば安心」という心理が働くからです。

しかし、そんな「いかにも現金が入っていそうな場所」こそ、空き巣の絶好のターゲットです。多くの空き巣は、ピッキングという手口を使い、簡単な鍵穴であれば、付属の鍵がなくても開けてしまう恐れがあります。中には割って中見を取り出すという強硬手段を使う場合もあります。

そのため、最近では市販で販売されている金庫も安全では無いと言われています。ピッキングで開けられてしまうこともありますし、軽量のものであれば、持ち去られてしまう可能性もあるからです。

3.普段使っているバッグの中

普段使いのバッグもNG

バッグを複数個持っている方は多いです。そのため、普段使っているバッグの中に、現金をそのまま入れてしまっているという方も少なくありません。

しかし、普段使っているバッグも空き巣のターゲットとなりやすいです。簡単に中を覗ける上、家主が取り出すことを忘れて、そのまま財布を入れている可能性をすでに視野に入れているからです。

4.タンスの中

タンスの中も良くない?

『タンス預金』という言葉があるように、タンスの中に現金を隠す人は多いです。特に、高齢の方は、昔からタンスに現金を隠すことが主流だったため、今でもその方法をとっている方が多いです。

しかし、それも空き巣は理解しています。そのため、家の中で真っ先に探す場所として、タンスが挙げられるほどです。そのため、警察などはタンス預金に注意するよう警告している自治体もあります。

5.仏壇や神棚

仏壇にも置くべきではない

古くからの考え方で、仏壇や神棚に隠すというご家庭もありますが、こちらも上記と同じように、空き巣に狙われやすい場所の1つです。また、仏壇には現金以外にも貴重品を入れておく人が多いため、タンスと並んでいの一番に狙われる場所です。

昔は「仏壇や神棚に触ることは罰当たりだから、いくら空き巣でも狙わないだろう」という考えが通用していました。だからこそ、仏壇や神棚に隠す人が多かったのです。

しかし、現代の空き巣はそのようなことを気にも留めません。いくらこちら側が「罰当たりだ!」と言っても、聞く耳を持っていません。

現金を家で保管する際に注意するべきポイント

現金保管の注意点は?

現金を置いてはいけない場所を5箇所見てきましたが、皆さんは当てはまっていませんか。もしも上記の場所に隠しているのであれば、すぐに別の場所に隠すことをおすすめします。しかし、具体的にどのような場所に隠すべきなのか、戸惑ってしまいますよね。

「金庫などもピッキングされてしまうのであれば、どこに隠しても意味ないのでは…」とも思ってしまいます。たしかに、基本的には家に置いているお金は、空き巣が入ってしまえばくまなく探されるため、どこに置いていても盗難されてしまうと考えるべきでしょう。

ですが、少しでも盗難される額を少なくするためには、分配してさまざまな場所に隠すことです。別の場所に少しずつ隠しておくことで、空き巣はある程度探したところで「もうこの家にはないかもしれない」という心理が働きます。そのため、盗まれる額を少額に抑えられることがあります。

また、金庫も重量のあるものや、構造が複雑な物を選ぶことで、持ち去りやピッキング被害を防ぐことができます。

また、銀行から預金を引き出されないためにも、通帳と印鑑、カードは、すべて別々の場所に保管してください。一緒の場所に保管していると、いざ見つかった場合に、家にあるお金だけでなく、銀行の預金まで引き出されてしまう恐れがあるからです。

家で現金を保管する場合、いざ空き巣に入られてしまったら、盗まれてしまうことを前提として考えるべきです。しかし、少しでも盗難額を抑えるためにはどうするべきかを重点的に考えましょう。

多額の金額は家で保管しないことが最重要

多額は厳禁

いかがでしたでしょうか。タンス預金が増えている現在、特に盗難対策を考える必要があります。しかし、多額の金額を家で保管しないことが最も重要です。必要最低限の現金だけを家で保管し、後はきちんと銀行に預金するようにしましょう。

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