しめじの賞味期限は種類によって違う?冷蔵保存の手順4つ

しめじ

しめじは家庭でもよく使われる定番食材の1つです。しかし、しめじの種類によっては賞味期限が短いものがあります。ですが、正しい方法で保存することで、しめじを美味しい状態に保つことができます。また、しめじの保存方法にはいくつかの方法があります。

しめじの賞味期限は種類によって異なる

ブナしめじ

きのこにはたくさんの種類があります。そのきのこの種類の中でも、じめじは家庭でもよく使われる定番の種類となります。

また、しめじの中にも、さらにいろいろな種類があります。しめじは種類によって、見た目や香り、味などに違いがあります。そのため、料理に合わせて種類を選ぶこともできるので、重宝される食材の1つでもあります。そのしめじは種類によって賞味期限も異なります。

安全に、正しく、美味しく食べるためにも、しめじの種類による賞味期限や特徴を把握しておきましょう。

ぶなしめじ

ぶなしめじ

しめじの種類の中でも、定番の種類でよく見かけるのはぶなしめじです。ぶなしめじはきのこの香りが強く、ほのかな苦味を持っていることが特徴です。

また、ぶなしめじがしめじの種類の中でも定番となっている理由の1つに、他のしめじよりも賞味期限が長いという特徴を持っていることがあります。

ぶなしめじは日持ちするように品種改良された種類で、その賞味期限は冷蔵保存をしていれば1週間ほどです。購入しても使い切る前に傷むということも少なく、使い勝手の良い品種といえるでしょう。

ほんしめじ

ほんしめじ

ほんしめじは近年になって見かけるようになったきのこの1つです。

これまでにほんしめじがスーパーや八百屋などに並んでいなかった理由は、栽培することが難しかったためです。ですが、近年ではほんしめじの栽培ができるようになったため、市場でも見かけるようになりました。

ほんしめじの特徴はぶなしめじと比べて、1本が非常に大きく、小ぶりなエリンギほどの大きさがあります。賞味期限は1週間ほどといわれていますが、他の種類に比べて温度変化に弱く、傷みやすいので保存方法には注意が必要です。

ひらたけしめじ

ひらたけしめじはカサが平たく広がったヒラタケの1種です。そのため、厳密に言うとひらたけしめじはしめじの種類ではありません。

ヒラタケにしめじという名前がついているのは、ヒラタケが多く流通していた当時に、まだしめじがそれほど多く流通していなかったことと、しめじは味も香りも良いきのこというイメージをヒラタケに持たせることが理由でした。

ぶなしめじが流通してくると、ヒラタケのは賞味期限が2〜3日と短いこともあり、その流通量は減少していきました。「ひらたけしめじ」という名前は現在に残っているものの、現在ヒラタケとして流注します。

はたけしめじ

はたけしめじ

畑や路地によく生えることから、この名称がついたといわれるのがはたけしめじです。シャキッとした歯ごたえがあり、カサも大きくて食べ応えがあります。

他のしめじと比べると、お店で見かける機会は少ない品種です。賞味期限が冷蔵保存で2〜3日ほどといわれています。

しめじの冷蔵保存方法

しめじ

しめじは種類によって賞味期限が異なるため、保存方法には注意が必要です。また、しめじを美味しい状態に保つためにも、正しい保存をする必要もあります。

しめじの保存は常温でも保存できますが、数日は保存するという場合には冷蔵の方が適しています。

また、しめじを保存する際に、少しでも賞味期限を延ばしたいのであれば、購入したままの状態で冷蔵庫に入れてはいけません。しめじの賞味期限をきちんと守るための保存方法にはいくつかの手順とコツがありますので、確認していきましょう。

保存の前には洗わない

しめじに限らず、きのこは水分に弱いです。そのため、保存前に水洗いをしないようにしましょう。また、しめじを含むきのこ類は、水洗いしてしまうと栄養分も流れてしまいやすい食材です。そのため、しめじの風味を保つためにも、保存の際は湿気に注意しましょう。

特に、しめじを購入した状態の未開封のパックのまま冷蔵庫に入れるのは禁物です。袋の内側で水分が溜まってしまうので、そのまま冷蔵庫で保存することは避けましょう。

石づきは残したままにする

しめじ 石づき

使いかけのしめじは空気に触れていると、酸化が進んでしまいます。

劣化しやすい状態なので、ラップで包むか冷蔵の保存バックに入れて空気から守ってあげましょう。その際には、石づきは残したままにしておきます。また、しめじの冷蔵保存は野菜室やチルド室で行いましょう。

ただし、しめじを冷凍保存する場合には石づきは切り落として、小分けにしてから冷凍するようにしましょう。

キッチンペーパーで包む

しめじを保存する際には、ラップで包んだり、冷蔵バックに入れたりなどして保存をします。しかし、これでも内側で水分が出てしまう可能性はあるので、しめじはキッチンペーパーに包んでおきましょう。

キッチンペーパーで包むことで湿気を吸収してくれます。また、ラップや冷蔵バックに少しだけ隙間を開けておくと良いでしょう。

ビニール袋に入れて冷蔵庫へ

しめじを冷蔵保存する際には酸化を防ぐために、ラップや冷蔵バックを使います。また、冷蔵庫で保存する場合には、野菜室かチルド室を使います。

これらの場所では急な温度変化が起こりにくいので、常温保存よりもしめじの賞味期限を延ばすことができるでしょう。

また、温度差による結露や、しめじから出る水分も包んだキッチンペーパーで対策ができているため、万全な保存方法です。

使いかけのしめじはラップに包んで保存

食用ラップ

購入したばかりのしめじの保存方法を説明してきましたが、使いかけのしめじはどのように保存するべきでしょうか。使いかけのしめじでも、基本の考え方は変わりません。水分に触れさせないように注意して保存する必要があります。

買ってきたばかりのしめじ同様に、石づきを落とさず、キッチンペーパーに包んでから、ラップで包むか冷蔵バックに入れて、野菜室かチルド室で保存しましょう。

冷蔵以外の保存方法2つ

冷凍しめじ

しめじの保存方法は冷蔵が適しています。しかし、他の方法で保存することもできます。その保存方法によっては、しめじの賞味期限をさらに延ばすことも可能です。

また、調理方法によって保存方法を変えた方が良いという場合もあるので、いろいろなしめじの保存方法を知っておきましょう。

冷凍する

しめじは冷凍保存することもできます。しめじを冷凍保存する場合には、石づきを切り落とし、小分けにして、冷凍バックに入れて冷凍をします。しめじは冷凍をすれば1ヶ月ほどは保存可能ともいわれています。

ただし、しめじの冷凍する前の状態や、保存状況などによって賞味期限は前後するので食べる前には必ず状態を確認しましょう。

また、しめじは冷凍すると常温よりも賞味期限が延びるだけでなく、旨味もあがるといわれています。冷凍した際に、しめじの細胞が壊れるからではないかと考えられているようです。

自然解凍する方法もありますが、しめじの栄養は水で流れやすい性質があります。炒め物や汁物などで凍ったまま調理することをおすすめします。

加工して保存する

冷凍保存以外にしめじの保存期間を延ばす方法として、干ししめじにしてしまうという方法があります。

干ししめじの作り方は石づきを切り落とし、しめじを1本ずつにほぐします。ほぐしたしめじはザルやカゴに重ならないように広げて、3〜5日ほど天日干しにして水分を抜き切ります。

干したしめじは乾燥剤と一緒に密閉容器に入れて、冷暗所で保存すれば1ヶ月ほどは保存できます。ただし、冷凍保存の場合と同様に、食べる前には状態を確認しましょう。

干ししめじを食べる際には、10分ほど水で戻してから使いましょう。その戻し汁にはしめじの旨味や栄養が流れ出ているので、調理に使いましょう。

冷蔵保存でしめじの賞味期限を延ばそう

和風きのこスパゲッティ

しめじは家庭でもよく使われる定番食材の1つですが、しめじの種類によっては賞味期限が短いものがあることを紹介しました。

正しく保存すればしめじは美味しい状態を保つことができます。また、冷凍や干したりなどの方法で賞味期限を延ばすこともできます。

正しくしめじを保存して、美味しくしめじを食べましょう。

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