雑草対策の方法!有効なアイテムやおしゃれに見せるコツとは

スコップで雑草を掘り上げる

庭のある家にあこがれて、やっと手に入れた広い庭付きのマイホーム。しかし、春から夏にかけて勢いよく生える雑草に、毎年頭を悩ませている…という方も多いのではないでしょうか。草むしりばっかりでは、ガーデニングを楽しむ時間も無くなってしまいます。だからといって、除草剤を使うのは抵抗がありますよね。そこで今回は、手間をかけない雑草対策の方法や、雑草対策に有効なアイテムなどの紹介をしていきたいと思います。

雑草対策の方法

草むしりをする主婦

狭い場所にちょこっと生える程度の雑草なら、そのつど手で取れます。しかし、広い範囲に生えた雑草の駆除を手作業で行うには、膨大な時間と労力が必要です。

「塩や塩水、熱湯をまくと雑草対策になる」といった情報もありますが、建物の基礎や植木などを傷めてしまう可能性があるので、おすすめできません。

雑草は待ったなしでグングン成長します。花が咲くまで放っておけば、種が付いてあっという間に一面雑草だらけに…。雑草対策は、最初が肝心なのです。

ここで、効率よく雑草対策をする方法を4つ紹介します。

タイルやレンガを敷く

【DIY】レンガ敷

タイルやレンガを敷き詰めておけば、雑草は生えてきません。タイルやレンガの高さより少し深めに地面を掘り、平らにならしてからすき間なく敷き詰めます。

タイルやレンガのすき間から雑草が生えてきますが、小さな雑草なら違和感なく風景に馴染みますよ。自分で作業する自信がない方は、施工会社に依頼しましょう。

すき間なくきっちりきれいに仕上げてもらえます。

メリット

タイルやレンガを置くと、雑草が生える範囲が限られるので、施工後は雑草対策に頭を悩まさずに済みます。さらに趣のあるおしゃれな庭が手に入るので、アウトテリアにこだわりたい方はきっと満足するはず。

タイルやレンガのバリエーションもたくさんあるので、とことんデザインにこだわることができます。

デメリット

DIYでの施工は、労力と時間が必要です。また、庭が広ければタイルやレンガが大量に必要となり、コストもそれなりにかかります。素人作業なので満足いく仕上げにならない可能性も。

かといって施工会社に施工を依頼すれば、作業料やもろもろの手数料が発生するため、ある程度の予算を用意しなければなりません。初期投資の費用が高くなる点が、大きなデメリットといえます。

《 ポイント 》

  • タイルやレンガを敷いた部分からは雑草が生えてこない
  • DIYには労力と時間がかかり、コストもそれなりに発生する
  • 施工会社に頼むのは、かなりの予算が必要

防草シートを敷く

除草シート

土がむき出しにならないように防草シートを張ることで、日光を遮り雑草の発芽を抑えます。防草シートをすき間なく張り専用の杭で打ち込めば、雑草が生える余地はありません。

防草シートの素材でおすすめなのが、丈夫なポリエステル製のもの。ポリプロピレン製の防草シートは、紫外線にあまり強くありません。

いずれの防草シートも、職布ではなく不織布タイプを選ぶと、強度があり劣化しにくいです。

メリット

防草シートはとても軽量なので、広範囲でも自分で張ることができます。庭の手入れがなかなかできない場合は、とりあえず雑草と石を除去し、土を平らにして防草シートを張っておきましょう。

デメリット

防草シートを張っただけでは味気なく、景観的にも殺風景な庭になってしまいます。雰囲気のある庭に仕上げたいなら、防草シートの上に砂利やウッドチップを敷くといいでしょう。

防草シートと防草シートの間にちょっとでもすき間があると、そこから雑草が生えてしまうのですき間なく敷くようにしてください。

《 ポイント 》

  • 簡単に張ることができ、広範囲の雑草対策も可能
  • 防草シートだけだと殺風景な庭になってしまうので、砂利などを敷く必要がある
  • すき間なく敷くことが大切

ウッドチップを敷く

ウッドチップ

ウッドチップとは、ヒノキやスギ、クスノキなどの木材を粉砕したものです。天然素材なので、ナチュラルな雰囲気の庭にしたい方におすすめ。

ウッドチップを敷くことで、土に日光が当たるのを防ぎ雑草の生育を阻止できますよ。土の上に直接ウッドチップを敷くと、数年後には分解され土に還ります。

ウッドチップによく似たもので、アカマツなどの皮部分のみを粉砕した「バークチップ」もありますが、ウッドチップよりも劣化スピードが早いです。

メリット

ウッドチップの魅力は、独特の風合いです。庭に敷くことで、センスのいいおしゃれな庭に仕上がります。

クッション効果やリラックス効果もあるので、ドッグランスペースとして敷くのもおすすめです。犬の足腰の負担を減らし、体に汚れが付くことを防げます。

デメリット

日陰や水が溜まりやすい湿っぽい場所にウッドチップを使うと、まれに害虫やカビが発生することがあります。

また、ウッドチップはあくまでも「天然の木」なので、経年劣化は避けられません。2~3年に一度は新しいウッドチップを補充する必要があります。

《 ポイント 》

  • ウッドチップは景観がよくなるのでナチュラルガーデンにおすすめ!
  • ドッグランとしてウッドチップを敷いてもおしゃれ
  • 数年ごとに新しいウッドチップを補充する必要がある

砂利を敷く

砂利

広い庭の場合は大量の砂利が必要になりますが、ちょっとしたスペースなら、ホームセンターで販売されている袋入り(15~20kg)の砂利を購入して、自分で敷くことができます。

砂利の色や形にこだわれば、より素敵な庭に仕上がりますよ。

メリット

砂利を敷くメリットは、タイルやレンガ、コンクリート舗装と比べて費用が安く済む点でしょう。また、砂利を踏むときに音がするので、防犯対策としても有効です。なかには、防犯用の砂利もあります。

デメリット

砂利を敷いても、砂利のすき間から雑草が生えてくることがあります。雑草の生育を完全に阻止するためには、砂利の厚みは最低でも5~6cmは必要。砂利の下に防草シートを敷くと、防草効果がアップします。

砂利の上は自転車や三輪車で走りにくいこと、転ぶと痛いので子どもが遊ぶ庭としてはあまりおすすめできないこともデメリットです。

《 ポイント 》

  • 砂利は比較的安価で、簡単に自分で敷くことができる
  • 防草シートの上に砂利を敷くと、防草効果がアップ
  • 砂利の上は自転車や三輪車の走行が困難

コンクリート舗装する

コンクリート舗装

コンクリート舗装をすれば、ひびが入らない限り半永久的に雑草を根絶することが可能です。ただし、一度コンクリート施工をすると「やっぱりナチュラルな庭にしたい」と思ったとき、簡単には剥がせません。

コンクリート舗装にするかどうかは、長いスパンで庭の使い方を考えてから決めましょう。

メリット

コンクリート舗装にすることで、駐車場として利用できます。宅配ボックスや簡易物置の設置もしやすいです。なにより、メンテナンスフリーなので、施工後の管理が楽な点が、大きなメリットでしょう。

デメリット

自分でコンクリート舗装するのは、かなり難しい上に重労働です。コンクリートを流す前の基礎作りも、コンクリートを練ることも素人には大変な作業。しかし業者に依頼すると、それなりのコストがかかります。

コンクリート舗装した場所は、日に当たると真夏はかなり高温になるため、照り返しにも注意が必要です。

《 ポイント 》

  • コンクリート舗装は、もっとも効果の高い雑草対策法で、メンテナンスフリー!
  • DIYは難しく、施工業者に依頼するとコストがかかる
  • 真夏の晴れた日にはコンクリートが高温になり、照り返しにも注意が必要

雑草対策をおしゃれに見せるコツ

雑草の生える空き地

雑草対策をしながら、おしゃれな庭を目指すなら、すべての雑草を除去して無機質にするよりも、グラウンドカバーになる植物やハーブを植栽するといいでしょう。

一部にレンガや石を敷き、すき間を埋めるようにプラティアなどを植えると、デザイン性がアップします。

以下の5つは見た目がかわいいので、とくにおすすめです。

  • クラピア
  • プラティア
  • クリーピングタイム
  • ツルニチニチソウ
  • ヒメツルソバ

クラピアやヒメツルソバは、花が咲くとさらに可愛らしい雰囲気。繁殖力が旺盛なので、うまくいけば雑草の発芽を阻止できます。

クラピア ヒメツルソバクリーピングタイムも、春にかわいらしいピンクの花が咲き、カーペットのように広がるので、歩くたびに爽やかな香りを楽しめるでしょう。

クリーピングタイムクリーピングタイム

きれいに保つためのコツは、定期的にカットすることです。伸びすぎないようにある程度の丈になったらカットすると、乱れることもなくきれいな庭を保てます。

ツルニチニチソウ プラティアグラウンドカバーと合わせて、板の端材を利用してDIYで棚をつくり、ブリキやアンティークの小物をバランスよく配置すると、よりセンスのいい庭に。最初は小さなスペースからはじめるのがおすすめです。

《 ポイント 》

  • グラウンドカバーを植栽すると、センスのいいナチュラルな庭になる
  • アンティークの小物や手作りの棚を置くと、よりおしゃれに

雑草対策にかかる費用

防草シート

ある程度の広さがある庭は、何かしらの雑草対策が欠かせません。でも「なるべくお金をかけたくない」と考える方も多いでしょう。

必要な費用の相場がわかると計画も立てやすいですよね。雑草対策にかかる1平方メートル当たりの費用の相場は、以下のとおりです。

コストが安い順に紹介します。

1平方メートルあたりの費用の目安

  • 防草シート:300円~500円
  • 砂利(5cm厚み):2,000円~5,000円
  • レンガ:5,000円~10,000円前後
  • ウッドチップ:4,000円~8,000円前後
  • コンクリート舗装:10,000円前後

防草シートと砂利の組み合わせは、コスパがよく雑草対策としても効果が高いです。防草シートのなかには、1平方メートルあたり約2,000円のものもあります。

値段が高いものは品質も良く、劣化スピードが遅くてかなり長持ち。後々のことを考えると、高いものを選んだほうがいいでしょう。

どの施工方法も、業者に依頼するとコストがアップします。業者によっても値段はまちまち。依頼するなら、数社から見積もりをとって比較することが大切です。

《 ポイント 》

  • 雑草対策にかかる費用は、方法によって変わる
  • 一番安い方法は、1平方メートルあたり300円~500円
  • コンクリート舗装は、1平方メートルあたり10,000円!一番費用がかかる

対策すべき雑草の種類とは

生命力と繁殖力が強い雑草は、一度生えるとものすごい勢いで増えていきます。庭に生えてくる雑草にはたくさんの種類がありますが、とくにやっかいな雑草は以下の7つ。

  • スギナ:痩せた土でもどんどん生えてくる
  • クズ:つるが伸びてテラスや植木に絡みつく
  • スベリヒユ:生命力があり一面に広がる
  • カタバミ:種が付くと触れただけで種がはじけて四方に飛ぶ
  • エノコロ草:場所を選ばずに増えて秋の花粉症の原因になる
  • ドクダミ:地下茎で年々広がっていく
  • ススキ:一度根付くと大きく育ち除去するのが大変

カタバミ-クズ_-エノコロ草_スベリヒユ

ススキ6-1.スギナ-6.ドクダミ

どの雑草も非常にタフなので、放っておくと根絶するのが困難です。手遅れになる前に、見つけたらできるだけ早めに根っこから抜きましょう。

《 ポイント 》

  • 生命力の強い雑草は、小さいうちに除去しなければ後々根絶するのが大変!

雑草対策が必要な場所や理由

刈払い機で草を刈る

家のすぐ近くにクズなどのつる性の雑草が生えていると、テラスの柱に絡みついたり外壁にある通気口から入り込んでしまったりするので要注意。

家同士が密集している住宅地の場合、隣の家までつるが伸びてしまい、ご近所トラブルの原因になることもあります。

雑草は早い段階で根っこから根絶しなければ、どんどん伸びてあっという間にひざ丈ほどに。雑草が生い茂る場所は虫やヘビ、獣の格好の隠れ場所です。小さい子供がいる家庭ではとくに、こまめな雑草対策が必要です。

雑草対策がおこなわれていない家は、死角が生まれるので防犯上もよくありません。安心安全で快適な生活を送るためにも、雑草対策は早めにおこなうことが重要です。

《 ポイント 》

  • 住宅が密集した場所では、つる性の雑草が隣家に伸びてトラブルの原因になる
  • 雑草が伸び放題だと死角ができ、防犯上よくない!

さいごに

雑草のある庭でハンモックに揺られてくつろぐ

雑草対策は、最初が肝心です。一通り雑草を抜いてきれいに平らにならしてから、防草シートを敷いたり、タイルやレンガを敷きつめたりしましょう。

最初の作業をいい加減におこなうと、地面がボコッと盛り上がり、すき間から雑草が生えてしまいます。必ず雑草を根っこから抜き、地面を平らに整えたうえで丁寧に施工するように心がけましょう。

また、庭の施工を業者に依頼すると高額な費用がかかります。しかも一度大がかりな施工をすると、簡単に模様替えすることはできません。依頼する前に、理想の庭を明確にイメージしておくことが大切です。

植物のなかには、グラウンドカバーになるかわいいものや、薬効成分のある野草などもあります。レンガやタイル、DIYでつくった棚と植物をうまく合わせてもおしゃれな庭になりますよ。雑草対策も工夫しながらやると、楽しいお庭になるでしょう。

スコップで雑草を掘り上げる

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