オリーブオイルがダメになる『NG行為』4選

オリーブオイルは通常、1~2年ほど保つと言われています。しかし、中には「想像以上に早く傷んでしまった」という経験を持つ方もいるのではないでしょうか。今回は、オリーブオイルがダメになるNG行為をご紹介します。正しい保存方法もご紹介しているので、参考にしてくださいね。

オリーブオイルは洋食料理に合う万能オイル

オリーブオイルは万能調味油

洋食の仕上げとしてそのままかけたり、料理に使う油として使ったりと、さまざまな使い方ができるオリーブオイル。「洋食を作る時は欠かせない!」という主婦の方も多いのではないでしょうか。最近では、料理のレシピを見られるサイトやアプリも多く展開されているため、使い方の幅も広がりましたよね。

なぜか早くに使えなくなってしまった…そんな経験ない?

しかし、オリーブオイルを所有している人の中には、「賞味期限よりも早く使えなくなってしまった」という経験を持つ方も。皆さんも同じような経験ありませんか。

オリーブオイルは光や空気、高温、低温に弱い油です。そのため、これらに関わるNG行為を継続したり、繰り返したりしてしまうと、賞味期限よりも早く使えなくなってしまう恐れがあるのです。

オリーブオイルがダメになる『NG行為』4選

では、どのような行為がオリーブオイルをダメにしてしまうのでしょうか。ここでは、オリーブオイルをダメにしてしまうNG行為を4つご紹介します。

1.冷蔵庫に保存する

冷蔵庫保存はNG

オリーブオイルを開封したからといって、冷蔵庫に保管している方はいませんか。オリーブオイルは、16~18℃の環境で保存することが推奨されています。10℃を下回った場合、白い粒が発生し始め、5℃以下になると固まって使えなくなってしまいます。

基本的に冷蔵庫の庫内は4℃以下に設定されています。そのため、オリーブオイルには適していない環境なのです。

オリーブオイルが固まってしまったとしても、再度常温で戻すことで、オリーブオイルとして使用することができるようになります。

しかし、何度も固まったり液体に戻したりを繰り返していると、徐々に品質が落ち、味も悪くなってしまいます。そのため、冷蔵庫には入れず、常温で保管するようにしましょう。

2.直射日光を当てた状態で保存

直射日光もNG

オリーブオイルは、常温保存が基本であるという話が少し出てきました。しかし、常温保存する場合も、置き場所が悪いと、オリーブオイルを傷める原因となってしまいます。

直射日光が当たる場所に置いてしまうと、オリーブオイルが酸化してしまうため、賞味期限よりも早く使えなくなってしまう恐れがあります。基本的に、オリーブオイルは黒や深緑色などのガラス瓶に入っていることが多いですが、これは日光を遮光するための工夫です。

透明なガラス瓶で販売されている物や、ご家庭で透明なガラス瓶に入れて保管しているご家庭もありますが、こちらの場合は日光を遮光できていないため、必ず日光に当たらない場所に置くようにしてください。

3.プラスチック容器に詰め替えする

詰め替えも良くない

遮光瓶に入っているオリーブオイルを使いやすいよう、わざわざご家庭でおしゃれなプラスチック容器に詰め替えているという人もいるでしょう。しかし、これはNGです。

プラスチック容器は日光が当たってしまうと遮光することができない上、酸素を中に取り込みやすい構造となっています。オリーブオイルは酸素に触れると酸化してしまい、賞味期限が早まってしまいます。

そもそも、オリーブオイルはオリーブオイルに適した容器(遮光瓶)に入っていることが多いので、基本的には詰め替えが不要です。詰め替える作業で酸素に触れてしまうことで、酸化を進めてしまう恐れもあるため、推奨できません。

4.コンロの周辺に置く

最初にお話しした通り、オリーブオイルは低温にも弱い油ですが、高温にも弱い性質を持っています。そのため、火を扱い高温になりやすいコンロ周りに置いてしまうと、すぐに酸化してしまい、劣化を早める原因となります。

ガラス瓶に入っていたとしても、熱は少なからず影響を与えるため、ガラス瓶に入ったオリーブオイルであってもコンロ周りは避けるべきでしょう。

オリーブオイルの正しい保存方法は?

どう保存する?

高温や低温、さらに酸素、日光など、天敵の多いオリーブオイル。とても繊細な油のため、保管する際は正しい保管方法を理解しておく必要があります。では、オリーブオイルはどのような場所に保管するべきなのでしょうか。

直射日光が当たらない涼しい場所に常温保存

オリーブオイルの正しい保管方法は、ここまでにもさまざまな部分で触れてきました。ここでは、基本的な正しい保管方法をおさらいしましょう。

オリーブオイルは前述したように、

  • 高温・低温
  • 酸素
  • 日光

に弱い性質を持っています。これらに触れてしまうと、酸化が進み劣化を早めてしまう原因となるのです。酸化を回避するため、直射日光の当たらない常温保存が基本です。

それに加えて、黒や深緑色の瓶に入った状態でオリーブオイルが販売されている場合は、空気に触れることを避けるため、詰め替えは控えましょう。そのまま遮光瓶で保管する方法が望ましいです。

また、冷蔵庫などの低温(5℃以下)場所やコンロ周りなどの高温(30℃以上)場所には置かないよう注意してください。

これらのポイントを押さえ、ご自宅のキッチンで適した場所を探し、オリーブオイルにとって適切な場所で管理しましょう。

開封後はなるべく早めに使い切って

速めに使い切ろう

オリーブオイルは、1~2年保つ物が多いです。しかし、それは未開封の状態に限ります。一度開封した後は、一般的に2~3ヶ月が賞味期限となりますので、早めに使い切ることを意識しましょう。

オリーブオイルは、サラダにドレッシング替わりにかけたり、お肉に仕上げとしてかけたり、さらにフライパンにしく油として活用することも可能です。さまざまな使い方があるので、ぜひインターネットやアプリなどで調べてみてくださいね!

オリーブオイルを正しく保存して美味しさを長持ちさせよう

美味しく正しく使おう

いかがでしたでしょうか。今回は、意外と知られていないオリーブオイルのNG行為や正しい保管方法をご紹介してきました。オリーブオイルは繊細な油であるため、できるだけ長持ちさせるためにも正しい保管場所を見つけましょう。

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