野菜を洗う時のNG行為3選!知っておくべき正しい洗い方とは

料理をする際、衛生面を考え、野菜を調理する前に洗うことが大切です。しかし、皆さんは野菜の正しい洗い方をご存知でしょうか。意外と「なんとなくで洗っている」という方も多いはず。そこで、今回は野菜を洗う時のNG行為や、知っておくべき正しい洗い方をご紹介します。

野菜は洗って清潔にしてから調理が基本!

野菜は洗うべき

毎日の料理に欠かせない野菜は、水洗いしてから調理する順序が基本ですよね。野菜によっては、家に来た時点で土が付いている物もあり、それらを洗い流してからでなければ、衛生的に問題が生じる恐れがあるからです。

特に、日本の野菜は農薬を使って栽培されている物が多く、スーパーに並んでいる野菜であっても、しっかり洗わなければ、農薬が付着したまま口に入れることになりかねません。小さなお子様やご高齢の家族がいるご家庭では、特に心配ですよね。

このように、さまざまなリスクを回避するためにも、調理する前に野菜を水洗いする工程は非常に重要です。

間違った洗い方は汚れ残りや栄養を損なう原因に

しかし、野菜の水洗いは、単純に水で洗えばいいというだけではありません。水に濡らすだけでは、野菜に付着した汚れを綺麗に取り除けなかったり、反対に、野菜を洗いすぎてしまうと栄養損なう原因にもなりかねません。

そのため、野菜を洗う際は、正しい洗い方と、洗う時のNG行為を理解しておくことも大切です。正しい方法と間違った方法を知ることで、より野菜を安全に調理することに繋がります。

野菜を洗う時のNG行為3選

では、野菜を水洗いする際、どのような行為が間違いに当たるのでしょうか。先ほど軽く触れた部分も含めて、1つずつ詳しく確認していきましょう。

1. 水で洗い流すだけ

洗い流すだけ

野菜を水洗いする時、シンクの蛇口から流れ出た水にサッと通して終わり…という人もいるのではないでしょうか。しかし、よく考えてみると、サッと水に通しただけ、あるいは水で軽く汚れを払うだけでは、しっかり汚れや土を取り除くことはできていません。

野菜によっては細かい凹凸の部分に土が挟まっていることもあります。先ほども触れたように、日本で作られている野菜の多くは、農薬が使用されています。そのため、しっかり洗わなければ、水に通しても農薬が付着したままです。

また、土には食中毒を引き起こす最近が混ざっていることもあります。食中毒を引き起こさないためにも、水に通したり軽く流すだけではなく、丁寧に汚れを落とすことが大切です。

2. 60℃以上のお湯で洗ってしまう

熱いお湯はNG

野菜を洗う際、60℃以上のお湯で洗ってはいませんか。特に冬場は、シンクから出る水が冷たいという理由から、できるだけ高い温度のお湯を使う方は多いです。

しかし、通常、蛇口から出るお湯の温度は60℃ほどとされています。もちろん、使っているメーカーや商品によっても異なりますが、基本的に蛇口から出るお湯の温度は60℃ほどです。

実は、野菜を60℃以上のお湯にさらしてしまうと、野菜に含まれているビタミンや酵素が破壊されてしまいます。そのため、本来摂取できるはずの栄養が減ってしまうのです。

野菜から、できる限り、しっかり栄養を摂取したいと考えている場合は、高温での水洗いは避けるべきでしょう。

3. 必要以上に洗いすぎてしまう

先ほど、水に通すだけ、軽く水で洗い流すだけでは、土や汚れを綺麗に取り除くことができていないという話が出ました。では、しっかり強めにゴシゴシと洗えばいいのでしょうか。実は、必要以上に野菜を洗いすぎる行為も控えるべき行為です。

野菜には、ビタミンやミネラルなどの栄養分が多く含まれています。しかし、これらの栄養分は、水に溶けやすいという性質を持っている成分が多いです。そのため、洗いすぎてしまうと栄養を損ねてしまう恐れがあるのです。

土や汚れを綺麗に取り除くことは非常に重要です。しかし、強めにゴシゴシと擦ってしまったり、水に長時間さらしてしまうと、栄養価が下がってしまう恐れがあるため、丁寧に優しいタッチで適度に洗うようにしましょう。

野菜の正しい洗い方とは?ポイントを押さえよう!

野菜はどう洗えばいいの?

意外とやりがちな野菜を洗う時のNG行為、皆さんは当てはまっていませんでしたか。では、野菜の正しい洗い方には、どのようなポイントがあるのでしょうか。最後に、野菜を洗う際に意識したい正しい洗い方のポイントをご紹介します。

土汚れが付いている場所は丁寧に指先で洗う

まず、野菜をパッと見て、土汚れが付いているとわかる部分は、指先を使い、優しく丁寧に洗い落としてください。特に凹凸のある野菜は、凹凸部分に土や汚れが溜まっていることが多いです。その部分を指先を使い、優しく擦るように水で洗い落としていきましょう。

葉もの野菜は1枚ずつ水洗いして

キャベツやレタス、白菜などの葉ものの野菜は、できるだけ1枚ずつ切り取り、水洗いしてください。基本的に、スーパーに置かれている葉もの野菜は、葉の内側に土などの汚れが入り込むことは少ないとされています。しかし、可能性が0ではありません。

小さいお子様がいるご家庭の場合、少しでも安全に野菜を摂取するために、できる限り、1枚1枚の葉を水洗いするよう心掛けるべきでしょう。

土が付着しやすい野菜は野菜用ブラシを活用

野菜用ブラシを活用して

じゃがいもや人参などの土が付着していることの多い野菜は、凹凸が多く、その部分を毎回指先を使って擦ることにストレスを感じる人も多いでしょう。

しかし、今はさまざまな便利ツールが販売されています。野菜の汚れを確実に、簡単に落としてくれる野菜用ブラシなども販売されているため、野菜ブラシを使うことで確実に、しかし楽に汚れや土を水洗いすることができますよ。

50℃前後のお湯に浸してから水洗いが推奨されている

50度で浸ける

60℃を超えるお湯で野菜を水洗いしてしまうと、栄養を破壊してしまう恐れがあります。しかし、少し温度を下げ、50℃前後のお湯を使うことで、ヒートショック効果を作用させることができます。

ヒートショック効果は、野菜を新鮮な状態へと戻すことができたり、酵素が破壊されることを防いだりと、さまざまな効果を生み出します。

このヒートショック効果を生み出すためにも、野菜は一度、50℃前後のお湯にさっと浸け、その後で水洗いすることを推奨します。こうすることで、より美味しく、栄養価の高い野菜を食べることができますよ。

正しく野菜を洗って安全に美味しく食事しよう

野菜は正しく洗おう

いかがでしたでしょうか。意外と見落としがちな野菜の洗い方。間違った洗い方をしていると、しっかり汚れを落とせていなかったり、栄養を損ねてしまったりとデメリットが生じます。野菜の正しい洗い方を意識して、美味しく安全に栄養を摂取しましょう。

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