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水菜はしっかり洗おう
鍋物にもよく使われる水菜。火を通すので、さっと洗うだけでいいと思っている方も多いかもしれません。
しかし、しっかり洗っておかないと、鍋を煮込んでいる間にゴミや虫が浮いてきます。火を通す料理でも、調理前にしっかり洗うようにしましょう。
水菜は畑に植えられている状態の時は根元が土にかぶさっていることが多いです。根に土がかぶさっていると虫がよってきたり、細かいゴミが根っこの奥深くに入りやすくなります。
水で流すだけでは、根の奥に入り込んでいるゴミや虫は取れません。丁寧にしっかり洗うことが大切です。
《 ポイント 》
- 水菜は料理を問わず洗う
- ゴミが入り込んでいるので流すだけでは落ちない
水菜の洗い方
ここからは水菜の洗い方を紹介します。洗い方は全部で、4つ。自分に合った洗い方を探してみてください。
基本の洗い方
まずは基本の洗い方です。最低限これから紹介する洗い方は知っておきましょう。
- 根元を切り落とす
- ボウルに水を張る
- 根元部分の茎を広げて流水で洗う
- カットする
水を張っておくことで、根に入り込んでいるゴミを浮かせることができます。1度の洗いでちゃんと落とせているか不安な方は、カットした後に再度流水で洗うようにしましょう。
《 ポイント 》
- 水を張ることでゴミを浮かせることができる
- カットした後にまた洗う
虫や汚れを叩き落とす洗い方
続いては、叩きつけてゴミや虫を取る方法です。プロの料理人もやっている技なので、ぜひ試してみてください。
- ボウルに水を張る
- 束の根元の部分を持って、葉先を1のボウルに叩きつける
- 葉先を手に持って、根本をボウルに叩きつける
叩きつけることで、こびりついていた虫やゴミを落とすことができます。叩きつけるときは、力を入れすぎないように注意しましょう。
《 ポイント 》
- 料理人もやっている効果的な方法
- こびりついていた虫やゴミを叩き落とせる
50度洗い
水の温度を50度まで上げて洗うという方法もあります。
- 50度のお湯をボウルに用意する
- 束を入れてふり洗いする
50度のお湯で洗うため、通称野菜の50度洗いと言われています。お湯で洗うことによって、鮮度や水菜の甘みが増すなどのメリットがあります。
温度は50度を守りましょう。少し温度が高いので、お子さんに手伝ってもらうときにはやけどに充分注意してください。
《 ポイント 》
- 野菜を50度のお湯で洗う
- 鮮度や甘みが増す
- やけどに十分注意する
重曹を使う
重曹を使って洗う方法もあります。野菜に付いた農薬も洗い流したい方は、是非試してみてください。
- ボウルに水を張る
- 小さじ1〜2杯重曹を入れる
- 1分間水菜を浸ける
- 水でよく洗う
水に浸けるときは1分程度で大丈夫です。長時間つけてしまうと、栄養が逃げてしまいます。最後に水で流すときは重曹が残らないように、丁寧に洗うようにしてください。
《 ポイント 》
- 1分浸ければOK
- 重層が残らないようにきちんと洗い流す
水菜の保存方法と保存期間
ここからは、水菜の保存方法を紹介します。保存期間も紹介しますので、自分が保存したい日数に合わせて選んでみてください。
4~5日で使いきる場合
まずは一番短期間で使い切るときの保存方法です。保存期間は4〜5日です。
- キッチンペーパーを湿らせる
- 水菜を湿らせたキッチンペーパーで包む
- ポリ袋に入れる
- 立てて野菜室に保存する
湿らせたキッチンペーパーで包むことによって水菜の乾燥を防ぐことができます。立てて保存するときは2Lのペットボトルを切って使うと、安定して立てることが可能です。
《 ポイント 》
- 水菜の乾燥を防ぐ
- 2Lのペットボトルを使うといい
シャキシャキのまま長持ちさせたい場合
シャキシャキのまま約10日間くらい保存させる方法もあります。
- 水菜を洗う
- 食べやすい大きさにカットする
- 水を張ったボウルに2分程度浸ける
- ザルにあげる
- キッチンペーパーで水気を拭き取る
- タッパーにキッチンペーパーを敷いて水菜を入れる
- フタをして冷蔵室に保管する
保存中にキッチンペーパーが濡れてしまったときにはその都度交換するようにしましょう。この方法を使うことで10日経ってもシャキシャキの水菜を食べることが可能です。
《 ポイント 》
- キッチンペーパーが濡れたらその都度交換する
- 10日間ほどシャキシャキのまま保存できる
冷凍保存もできる
水菜は冷凍保存することも可能です。冷凍保存することで、1カ月間ほどもたせることができます。
- 3分の1のサイズに切る
- フリーザーバッグに平らに入れる
- 冷凍庫に入れる
平らにして入れることで冷気が水菜全体に行き渡りやすくなります。鮮度が落ちる前に凍結させることが可能です。料理に使うときは凍ったまま鍋やフライパンに入れてください。
《 ポイント 》
- 1カ月間日持ちする
- 平らにして入れると早く冷凍できる
- 解凍は凍ったまま料理に入れればOK
水菜の選び方
ここからは、水菜の選び方を紹介します。チェックする項目は以下の通りです。
- 葉先がピンとしている
- 葉っぱと茎の境目がしっかりしている
- 茎にハリがある
上記3つの項目に当てはまる水菜を選ぶようにしましょう。葉先が乾燥して枯れ始めているものは鮮度がよくありません。長持ちさせたい場合には避けるようにしましょう。
葉と茎の境目がはっきりしているのは新鮮な証拠です。茎にハリがあるとシャキシャキの食感を味わうことができます。
《 ポイント 》
- 選び方の項目に当てはまるものを選ぶ
- 枯れ始めている水菜を選ぶと長持ちしない
水菜の下ごしらえ
ここからは、水菜の下ごしらえについて説明します。料理に合わせて使い分けてください。
水菜をシャキシャキのまま食べる
まずは、水菜をシャキシャキのまま食べる方法です。
- ボウルに水を張る
- 根元を1に浸けておく
- カットして使う
茎や葉がしんなりしてしまったら試してみてください。水に浸けるタイミングは調理前で大丈夫です。サラダなど、生で水菜を食べるときに試してみてください。
《 ポイント 》
- 調理前に水に浸ける
- 生で水菜を食べるときに使える
茎の部分をみじん切りで食べる
茎の部分もひと工夫すれば一気に食べやすくなります。
- 白い茎の硬い部分を分ける
- みじん切りにする
水菜の茎の白い部分が苦手な方にもおすすめの方法です。サラダのドレッシングと一緒に混ぜたり、ソースの具として使ったりして食卓に出してみてください。
《 ポイント 》
- 白く、硬い茎はみじん切りにする
- ドレッシングやソースに活用できる
塩もみして食べる
塩もみをして食べやすくする方法もあります。
- 水菜の根元をカットして洗う
- 食べやすい大きさに切る
- 塩を振って混ぜる
- 5〜10分置いておく
- 水気を絞って料理に使う
塩もみをすることで、水菜から水分が出て量が減るので、たくさん食べることができます。和え物やサラダに使うのがおすすめです。大量に消費したいときにぜひ是非試してみてください。
《 ポイント 》
- 塩もみをすることで水分が出て量が減る
- 大量に消費したいときにおすすめ
水菜に関するQ&A
ここからは水菜の洗い方に関するよくある質問にお答えします。ぜひ参考にしてみてください。
A.ハモグリバエ・アブラムシ・コナガなどが付いています。
A.虫が付いていた場合は、水にしばらく浸けておきます。その後、叩きつけて洗うようにしてください。
《 ポイント 》
- ハモグリバエ・アブラムシ・コナガなどが付いている
- 水にしばらく浸けておいて、叩きつけて洗う
さいごに
今回は、水菜の洗い方について紹介しました。水菜は土やごみがつきやすい野菜です。今回紹介した方法で、水菜をきれいに洗って調理してみてください。
また、水菜は冷凍保存もすることができます。冷凍保存をすると1ヶ月間もつので、新鮮な水菜が手に入ったら、冷凍保存してみるのもおすすめです。
今回紹介した内容をぜひ参考にして、おいしくきれいな水菜を食べてくださいね。