観葉植物の水やり方法!枯れさせない4つのポイントと注意点

観葉植物に水をあげる女性

観葉植物を上手に育てるには、水やり方法を知っておくことが不可欠です。お部屋のインテリアのひとつになっている観葉植物ですが、たっぷり水やりしていれば丈夫に育つかというと、決してそうではありません。間違った水やりをしていると、植物を枯らす原因になってしまうのです。枯れさせない4つのポイントと注意点を参考にして、緑豊かな癒しの空間を作って楽しんでくださいね。

観葉植物の水やり方法4つのポイントとは

観葉植物とジョウロ

1.土がカラカラに乾いてから

観葉植物の水やりのタイミングは「土の表面がカラカラに乾いたら与える」が基本ですが、実際のところ、土が乾いたか乾いていないかを見極めるのは、そう簡単ではありません。

ここで「土が乾く」とは、どんな状態なのかをしっかりと把握しておきましょう。観葉植物にたっぷりと水やりをした後は、土を触ると手につくので、土が湿っている状態だとわかります。

観葉植物を日当たりのよい場所で約1週間経過すると、土の色に変化が表れます。水やり直後は黒っぽかった土が、時間の経過と共に茶色から白っぽい茶色に変化し、水分を多く含んで湿っていた土だったものが、触っても手につかなくなり、パラパラした土になります。この白っぽい茶色のパラパラした状態の土が、いわゆる「乾いた状態」なのです。

観葉植物の「土が完全に乾いてから水やりする」というのは、逆に言うと「土が湿っている状態では水を与えない」ということです。頻繁に水を与えすぎて常に土がジメジメと湿っている状態だと、根が酸素不足になり、根腐れを起こす可能性が非常に高くなります。

また、いつも土に湿気がある環境だと、土から養分や水分を吸収するための根毛が機能せずに、観葉植物そのものが貧弱になってしまいます。それを阻止するためにも、水やりの前に表面の土をかき分けて様子を見てから判断するのが最もよい方法でしょう。

2.適量は鉢底から水が出るくらい

では、観葉植物に「たっぷりと水を与える」の「たっぷり」とはどれぐらいなのでしょうか?正解は鉢底から水が流れ出てくるまでという意味です。屋外やベランダで観葉植物に水やりをするときには、鉢から水が流れ出てくるまでたっぷり与えます。

観葉植物の置き場所が室内であれば、鉢の下に置いてある受け皿に、水が浸みだしてくるまで水を与え、その後に必ず、受け皿にたまった水を捨てます。

鉢底から水が流れるまで水やりをする理由は、土を湿らすだけが目的なのではなく、根のすみずみまで水を行き渡らせることにより、新鮮な空気を入れ替えながら根に呼吸させるためです。

水やり時の水圧で押し出したスペースに、水と一緒に新鮮な空気が送り込まれてくるので、土中の環境が改善され、その結果、観葉植物の根が健康に育ち、葉もイキイキと茂ってくるのです。

逆にいつも土が湿った状態、または受け皿の水を捨てずにいると、観葉植物の根が呼吸できずに腐り、しまいには枯れてしまいます。

3.植物の大きさや季節でタイミングは変わる

一般的に、観葉植物は「夏場はたっぷりと、冬は控えめに」というのが「水やり」の基本です。観葉植物にとって夏は、勢い良く枝や葉を伸長させる成育期にあたりますので、当然、休眠状態の冬とは、水やりの回数や量が違ってきます。

また、鉢植えの観葉植物では、使用している用土の種類によっても、水やりの頻度や、与える水分量に大きな違いが出てきます。排水の良し悪しによっては、与える水の量は3倍も異なってくることがあるからです。

日光の当たる場所かどうかによっても変わってきます。直射日光が照りつける昼間に観葉植物に水やりをすると、土の中の水分が蒸発し、その熱によって葉が蒸れてしまい、観葉植物がダメになってしまうこともありますので注意してください。

4.葉っぱの状態を観察する

観葉植物の葉っぱの角度、張りやツヤからも水やりのタイミングを判断することができます。水やり直後の元気な葉っぱは、ピンっと張っていて、45度ぐらいの理想的な角度でのびのびとしています。

反対に、観葉植物が水を欲しがっている場合は、葉っぱに張りがなく、重力に負けて下を向いています。このように観葉植物の葉っぱの様子からも、水やりのタイミングを知ることができますので、土の状態と一緒に観察するようにしましょう。

《 ポイント 》

  • 土の表面がカラカラに乾いたら水を与える。
  • 白っぽい茶色のパラパラした土が乾いた状態。
  • 鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与える。
  • 受け皿の水は必ず捨てる。
  • 夏場はたっぷりと、冬は控えめに。

観葉植物の水やり方法

水やり

必要なもの

観葉植物に水やりをするときに必要なものは、

  • ジョウロ
  • 霧吹きスプレー

の二つです。この二つがあれば観葉植物の水やりには困りません。

観葉植物の土に水を与えるのに、ジョウロはもちろん必要ですが、葉に水を与えるためには、霧吹きスプレーを使います。

水の与え方

観葉植物に水やりをするときは、気候の良い時に、ベランダや戸外に移動させて、たっぷりと与えるのが理想的です。そのまま1時間程度置いて水を切り、鉢底から水が滲み出なくなったのを確認したら室内に戻しましょう。

観葉植物を室内で与える場合は、ある程度深さがある、大きめのプラスチック製の受け皿を用意してください。ホームセンターや100均で販売しているもので十分です。

水やりをする前に、観葉植物を鉢ごとプラスチック皿の上に移してから水やりをします。約1時間そのままにして水を切り、鉢底から水が出なくなったら元の受け皿に戻しましょう。

手順を間違うと観葉植物を枯らす原因になりますので、受け皿に水を入れっぱなしにしないように注意してください。

葉水のやり方

葉水(はみず)は、霧吹きで観葉植物に水を吹きかけることをいいます。

熱帯雨林など、空気中の湿度が高い地域が原産の植物の場合は、根からだけでなく、葉っぱからも水分を補給します。葉水を与えると、ツヤのあるイキイキとした葉を育てるだけでなく、病害虫を防ぐ効果があり、湿度調整もできるようになります。

観葉植物の多くは、熱帯湿潤地帯に自生していますので、その環境に近づけるために葉っぱだけでなく茎や幹もうっすらと濡らすように、粒が水滴にならない程度に霧吹きをします。

注意点として、夏場の直射日光があたる場所での葉水は、熱くなっている葉を急激に冷やす事になり、光合成をする力も弱くなってしまいます。

水やりと同じく日中の葉水は控え、朝か夕方の風通しの良い場所で行うのが良いでしょう。

ちなみに、葉水をしても根腐れの心配はありませんので、シダ類など特に乾燥に弱い観葉植物には、積極的に葉水をしてあげてください。その一方で、多肉植物には葉水を与える必要はありませんので、気を付けてくださいね。

《 ポイント 》

  • 観葉植物の水やりに必要なのはジョウロと霧吹きスプレー。
  • 観葉植物の受け皿に水を入れっぱなしにしない。
  • 観葉植物は根と葉っぱから水分を補給する。
  • 観葉植物の葉、茎、幹に水滴にならない程度に霧吹きする。

観葉植物に水やりをするときの注意点

観葉植物水やり

土の乾いた状態をしっかり見極める

観葉植物は「土が乾くまでは水を与えない」ことが大切です。そこで、土の乾き具合を調べるには、土が白っぽい茶色になったら乾いていると判断してください。

観葉植物をエアコンを使用している室内や、直射日光が当たる場所で育てていると、土の表面はすぐに乾き、水やり後1~2日で白っぽい茶色になってしまうことがあります。

このような場合、乾いているのは表面のみで、土の中はまだ湿っていたりします。ということは、土の表面だけを見て、乾いているかどうかを測るのではなく、割り箸などを土の中に差し込んで、土が付着する様子から判断するこができます。

こまめな水やりはダメ

観葉植物の水やりというと、こまめに行ったほうがよいと思い込んでいる人もいるようですが、これが観葉植物を育てるうえでの間違いのひとつでしょう。

植物を枯らしてしまう原因は、水不足だけに限らず、頻繁に水を与えすぎることもその一つです。その結果、根腐れが起き、カビが発生したり、葉先から枯れてきたりする可能性も出てきます。

受け皿の水は必ず捨てる

観葉植物に屋内で水やりをする場合ですが、先にもお伝えしたように、鉢の底から水が流れ出るくらいたっぷりと与え、根のすみずみまで水を行き渡らせた後は、鉢の受け皿に溜まった水を必ず捨てるようにします。

そのままにしておくと、雑菌が繁殖したり、加湿によって根腐れを起こしたりするので注意しましょう。

置き場所あった時間を考える

観葉植物の生育期に当たる春から秋は、早朝のうちに水を吸い上げてとても活発に活動するようです。

水やりをするのには、その時間帯が理想的ですが、朝に間に合わなかった場合は夕方になってから与えても構いません。水切れしてしまった時には、日向に置いてあったものは日陰に移してから水を与えます。

観葉植物の真冬の水やりは、水の冷たさがストレスを与えてしまうので、できるだけ暖かい日の午前中に行うようにします。タイミングとしては、寒波が来ているような寒い日は避け、午前中に暖房の効いた暖かい環境で与えるとよいでしょう。

《 ポイント 》

  • 土の表面が乾いていても土の中は湿っていることがある。
  • 水不足だけでなく与えすぎるのも枯れる原因。
  • 春から秋は早朝に水を吸い上げて活発に活動する。
  • 真冬の冷たい水はストレスを与える。

観葉植物に関するQ&A

観葉植物葉水

Q.葉水にはどのような効果がありますか?

A.葉っぱから直接給水できることで観葉植物の乾燥対策、ウドンコ病やハダニなどの害虫予防、真夏に外気温を下げて高温から守る、ほこりを取り除いて光合成をしやすくするなどの効果があります。

Q.肥料はいつ与えればよいでしょうか?

A.植え替え直後の観葉植物に、すぐに栄養を与えると肥料焼けを起こして枯れてしまいますので、静かにそっと休ませておきます。次に肥料を与えるタイミングは、植え替えをしてから2週間経過してからが良いでしょう。

ほとんどの観葉植物の追肥は、春先の5月から初秋の10月にかけての育生期のみ施します。一方で寒い冬は、ほとんどの観葉植物が休眠に入り成長しなくなりますので、肥料を与える必要はありません。

Q.水やりの頻度が少ない観葉植物はどのような種類でしょうか?

A. 乾燥した環境を好むサンスベリアやアロエ、サボテンなどは、水やりの頻度が少なくてすむ観葉植物です。中南米が原産のエアープランツはその名前の通り、空気中の水分を吸収して育つ植物で、土がなくても育つ不思議な植物です。

《 ポイント 》

  • 葉水は、乾燥対策、害虫予防、高温から守る、光合成しやすくする効果がある。
  • 追肥は春先から初秋にかけての育生期のみ。
  • サンスベリア、アロエ、サボテンは水やりの頻度が少ない。

最後に

観葉植物に水をあげる

観葉植物を健やかに育てるにあたり、水やりのポイントをいくつかあげてみました。

普段、何気なく済ませてしまいがちな観葉植物の水やりですが、簡単そうに見えて意外に奥が深いようです。観葉植物の種類や置かれている環境によって、一度に与える量とタイミングが違ってきます。

この記事を参考にしてコツさえつかめば、今後の水やりで枯らすことはなくなるはずです。加えて、水やりをしながら植物の状態をチェックすることも忘れずに。

時には話しかけながら、植物とのコミュニケーションを楽しんで、それぞれの性質に合わせた方法で、お気に入りの観葉植物をいきいきと育ててみてくださいね。

観葉植物に水をあげる女性

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