ゆずの使い方バリエーションを知ろう!ゆずを使ったレシピ5選

ゆず 木目背景

ゆずの使い方は料理以外にもバリエーション豊富なので、日常の様々な場面で活躍してくれます。保存方法によっては数ヶ月もたせられますので、時期を過ぎても楽しめます。ゆずの奥深い使い方や、長持ちさせる保存方法を詳しく紹介していきます。

ゆずの使い方のバリエーションを知ろう

温泉 ゆず湯 風呂桶と柚子

ゆずの使い方と聞くと、お風呂に入れたりゆず胡椒のように薬味として使ったりと、他の果物とはちょっと違った使い方のイメージを持つ人も多いかと思います。

ゆずの使い方を改めて確認して、ゆずの魅力に触れてみましょう。

料理に使う

ゆずは柑橘系の食べ物ですので、やはり基本的な使い方は料理に使うことです。

ゆずは香りが強く独特な味もあるので、香辛料や薬味として使われることが多いですが、果肉は焼いたり果汁も絞って使ったりもできます。

皮を風味付けとして使えることからわかるように、ゆずの使い方は他の果実と比べても多彩なので、新しい使い方を知ることでバリエーションは一気に増えるでしょう。

消臭剤・芳香剤に使う

ゆずは強い香りが特徴的で、消臭剤や芳香剤としての使い方も考えられます。

切ってしまうと保存性が悪くなってしまい、頻繁に取り替える必要が出てくるため、皮ごとそのまま置いておくとよいでしょう。直射日光が当たらない冷暗所に置いておくことで数ヶ月持たせられるので、置き場所にも工夫をしてみましょう。

ゆず風呂に使う

ゆずの代表的な使い方で他の果物と大きく違うのは「ゆず風呂」でしょう。

日本でのゆず風呂の歴史は長く、江戸時代の文献にも発見され、江戸を中心に当時の関東地方で盛んに行われていたようです。冬至の日にはゆず風呂に入ってじっくり肌を温めたり、「ゆず風呂に入れば1年風邪をひかない」といった言い伝えが残るようになりました。

ゆずをお湯につけることで天然のアロマ効果が発揮され、リラックスできますよ。

化粧水に使う

ゆずの種は化粧水として使う文化があります。

種の使い方まで知っておけば、ゆずまるごと捨てるものがない果実になります。ゆずの種を果実3個分ほど集めてきれいに洗い、日本酒か焼酎に漬け込み、1日に一度振って混ぜながら1週間ほど冷蔵庫で熟成させれば完成です。とろみがでてきたらフィルターで濾して使いましょう。

肌質によっては合わない場合もあるので注意が必要です。

ゆずの保存方法と保存期間の目安

半分に切ったユズ

常温で保存する場合

ゆずは保存性が高い果実なので、常温でも保存可能です。ただし、高温多湿な環境では日持ちしづらいため、直射日光を避けて温度変化の少ない冷暗所に保存するのがいいでしょう。

常温の保存は1週間を目安にしましょう。

香りが飛ばないようにするのと水分を確保するために、ポリ袋に入れて密封すると長持ちしやすいです。新聞紙に包んで保存するやり方もあります。

冷蔵で保存する場合

ゆずは香りが強いので、周囲の食べ物にうつってしまわないようにする意味でも、ポリ袋に入れて密封するといいでしょう。

冷蔵した場合の保存期間の目安は2週間ほどです。

皮だけや種だけで保存する場合でも、しっかり洗って余計な水分を取り除いておけば、半月ぐらいは香りも保存できますが、長持ちさせたい場合には果実をそのまま保存したほうが有効です。

冷凍で保存する場合

ゆずは冷凍すればかなり長いこと保存することが可能です。果肉は料理に使って、皮だけが残っているような場合にも、冷凍庫に入れれば1ヶ月ぐらいは香りも保存できます。

ラップでしっかりくるむか、チャック付きのボリ袋に入れてしっかり密封すれば数ヶ月単位で保存できるので、大量に買って余ってしまった場合や季節外れの時期に残しておきたい場合には冷凍がおすすめです。

果肉を冷凍する

ゆずを冷凍すると、使うためには解凍を行う必要があります。

果肉を使うために凍ったゆずの皮むきをするのは大きな手間になるので、冷凍する前に皮を剥いておくのがおすすめです。果肉や果汁を保存するためには、カップの容器がよいでしょう。

潰れたりしない安定した場所に、ラップか保存用のポリ袋に入れてしっかり密封して保存しましょう。保存期間は1~2ヶ月を目安に使い切りましょう。

皮を冷凍する

皮を冷凍する場合には、一枚一枚取り出して使えるように並べて冷凍するのがコツです。

固めて冷凍してしまうと個別に解凍できず、再度冷凍すると日持ちも香りも悪くなってしまうからです。香りを十分に保たせるようにするには、大きめに切って冷凍するのがおすすめです。

均等な大きさにするためには、手で剥かず包丁を使って皮を剥くといいでしょう。表面の汚れを洗って余計な水分をとってから保存すると長持ちします。こちらも保存期間の目安は1~2ヶ月です。

丸ごと冷凍する

ゆずを丸ごと冷凍すると香りも含めて最も保存期間が長くできますし、冷凍するまでの手間は省けます。1つずつラップや保存袋に入れて密閉すれば、取り出して使うことも簡単です。丸ごとであれば最大で3ヶ月もたせることも可能なので、ゆずの保存期間の最大と覚えておくといいでしょう。

解凍してから一度に使い切れない場合には冷蔵庫で保存となりますが、長持ちはしにくいので注意しましょう。

乾燥させて保存する場合

ゆずは一度天日干しで乾燥させるとさらに長持ちます。そのまま丸ごと干すのは難しいので、皮を剥いたり果肉をバラしたりする必要があります。

乾燥させてからポリ袋に密閉して保存すれば、冷蔵なら1ヶ月、冷凍なら3ヶ月ぐらいはもちます。

ですが香りは飛びやすいので、香りを残して使いたい場合には大きめにカットしておきましょう。

ゆずを使ったおすすめレシピ5選

柚子茶

ゆずの香りや独特な味は様々な料理に合いますし、皮と果肉と果汁の3つの使い方があるので、使い道は多いです。

ゆずを簡単に上手く使えるレシピを5つ紹介するので、チャレンジしてみましょう。

ゆずジャム

材料

  • ゆず:1つ
  • 砂糖:大さじ3
  • 水:適量

作り方

  1. まずゆずの皮を剥き、果肉は果汁を絞って、皮は白い部分を取り除いて千切りにしておきます。
  2. 皮はそのまま使うとアクが出るので3回ほど茹でこぼしをしておきます。
  3. 皮の処理が済んだら、皮と果汁を水と砂糖と一緒に15分ほど煮詰めて完成です。

種を一緒に煮るととろみが付きますが、完成前に取り除きましょう。

ゆず練り

材料

  • ゆず:1つ
  • 砂糖:大さじ3
  • 水:適量

作り方

  1. ゆずをよく洗って余分な部分を取り除き、皮を剥きます。
  2. 果肉は果汁を絞って別にとっておきます。
  3. 皮の表面を薄く削いで、残った部分を水に30分ほど漬けてから太い筋を外します。
  4. 下処理が終わった皮を2~3回茹でこぼししてたら、食べやすい大きさに切ります。
  5. 果汁と皮と砂糖と水を鍋で煮込み、時折アクを取り除いていけば完成です。

味付けに塩を加えることもありますがお好みで調節しましょう。

ゆず皮を飾りに

材料

  • ゆずの皮:適量

作り方

柚子の皮をしっかり洗って剥き、みじん切りにして薬味として使います。カルボナーラに乗せたり、漬物に乗せたりと和洋折衷様々な料理に使えます。

冷凍しておけば数ヶ月単位で保存できるので、冷凍庫にある薬味として作り置きをしておくと料理の幅も広がります。とはいえ新鮮なゆずと比べると香りは強くないので、香りを重視する場合には新鮮なものを使いましょう。

冷凍ゆずのパウダー

材料

  • ゆず:1つ

作り方

丸ごと冷凍してカチコチになったゆずを、おろし金でパウダー状にして粉末調味料として使います。薬味として様々な料理に合います。

冷凍をする前によく皮を洗うことと、傷んでいる部分はきっちりと取り除けば安全に作れます。生の状態のゆずをおろし金ですりおろすのはめんどうなうえに危ない作業なので、粉末状にして使いたい場合は冷凍をした方がやりやすいです。

ゆず味噌

材料

  • ゆず:適量
  • 味噌:適量
  • 砂糖:味噌と同量くらい
  • みりん:少々

作り方

  1. まずゆずはよく洗って皮を剥き、皮はすりおろして果肉は果汁を絞っておきます。
  2. 鍋に味噌と砂糖を入れて混ぜ合わせ弱火で5分ほど煮込んだら、みりんを加えて再度弱火で煮込みます。
  3. とろみがでてきたらゆずの皮と果汁を加えて混ぜ合わせたら完成です。

大根ステーキにかけたりして食べると美味しいです。消毒したビンなどの容器で保存すれば、冷蔵庫で長期保存することも可能です。

料理以外にもゆずを使ってみよう!

ゆず 木目背景

ゆずの使い方は皮、果肉、果汁、種と果実全体を余すことなく使えるほど豊富です。料理以外にもその独特な香りを活かす方法はたくさんあるので、アイデアを知っておくと生活が豊かになります。

余ってしまう場合には、冷蔵庫や冷凍庫に入れておけば数週間~数ヶ月保存できるので、旬の時期を過ぎても無駄なく楽しめます。

ゆずをよく知り、生活の中で活用をしてみましょう。

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