目次
1.牛乳やお茶の葉を入れる
牛乳やスープ、お茶、アルコール類など水以外の液体を電気ケトルに入れて温めるのはとても危険です。特に、牛乳は泡立ち薄い膜のように広がって火傷の恐れや、膜によって水路が詰まり故障の原因にもなります。
これは牛乳に含まれるたんぱく質が原因のため、牛乳以外でもたんぱく質を含む液体は同じようになります。また、ティーバッグやお茶の葉を直接電気ケトルの中に入れると、色がついてしまうことや焦げ付きの原因となります。
一度ついた色素はなかなか落ちないため黒ずみになることや、細かいお茶の葉が蒸気経路に入ると沸騰の検知が作動しなく故障の原因となります。さらに、匂いも残り洗ってしまいます。どんな種類の液体でも、電気ケトルでは水以外に使うのはやめましょう。
2.レトルト食品や缶コーヒーの湯せんする
電気ケトルをレトルト食品や缶コーヒーの湯せんに使うと、お湯が吹きこぼれてやけどの危険があります。また、蒸気口がふさがれると本体の内部は温度が上昇して、自然にお湯が出てきたり、蓋が破裂してしまう可能性もあり大変危ないです
3.インスタント食品やゆで卵を調理する
鍋の代わりにインスタント食品を調理したり茹で卵を作ったりすると、内容物がポンプやパイプに詰まり故障の原因となります。また、泡立って吹きこぼれて火傷の危険もありますのでやめましょう。
4.蓋をしない、目盛より多い量を入れる
蓋を閉めずにお湯を沸かしたり、満水の目盛を超えた水量を入れるとお湯が飛び散ったり、吹きこぼれたりして火傷の原因となりますのでやめましょう。
5.本体ごと冷蔵庫で冷やす
電気ケトルの本体ごと冷蔵庫で冷やしたり氷を入れて保冷用にすると、結露が生じ故障の原因となりますのでやめましょう。
6.電気ケトルにミネラルウォーターは使わないほうが良い?!
電気ケトルの内側は使っているうちに黒い斑点のような汚れが付いてきます。一見カビのように見えますが、この斑点などはカビではなく「水垢」です。水垢が付く原因は、水に含まれるミネラルやカルシウムなどの成分が水分の蒸発によって結晶化してこびりついてしまうからです。
体に害はありませんが、熱効率が下がったりすることが考えられます。ミネラルウォーターは水道水に比べて、この水垢の原因となるミネラル分が多いため、よりつきやすいと考えられます。
硬水のミネラルウォーターは小さな浮遊物が水面に浮くこともあるようですので、気になる方は水道水を使うほうが良いかもしれません。
7.残ったお湯をそのままにしない方がいい
電気ケトル内に沸騰したお湯をそのまま残しておくと、雑菌が繁殖しやすくなることと水垢が付きやすくなります。
その理由は、水道水には塩素が入っているため殺菌されていますが、沸騰したお湯は塩素が抜けて温度がさめてくると、菌が繁殖しやすい環境になってしまうからです。安全に衛生的に使うためにも、残ったお湯はその都度すべて捨てるようにしましょう。
電気ケトルに付いた水垢の取り方
水垢は体に悪影響はありませんが、そのまま放置しておくと熱効率が下がってしまう恐れもあります。スポンジでこするだけでは簡単に取れませんので、定期的に水垢をとるお掃除をしたほうが良いでしょう。洗剤などを使わずクエン酸やお酢を使ってキレイに落とす方法をご紹介します。
- 電気ケトルに水を満水まで入れます。
- 水1リットルに対してクエン酸約20~30g加え水と混ぜます。
- 沸騰させてから2時間くらい放置しておきます。
- 時間になったら中の水を捨てて、電気ケトルを数回すすぎます。
- 汚れが気になるときはスポンジで優しくこするか、もう一度洗浄を繰り返しましょう。
お酢を使う場合は水1リットルに対して大さじ1杯程度のお酢を混ぜてみて下さい。お酢の場合はにおいが残る場合があるためその場合はすすぎを何度か繰り返してください。
さいごに
電気ケトルはお湯を沸かすものなので水以外に物を入れるのは、故障の原因となりますのでやめましょう。水垢が付いてしまった場合は、クエン酸やお酢などを利用してキレイにできますが、市販のポット専用の洗浄剤を使うのも良いでしょう。
本体を丸洗いするすると、ショートや感電の恐れがありますので、外側は水ぶきでキレイにしてください。