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キッチンスポンジの『買い替えサイン』5選
1.泡立ちが悪くなる
スポンジ内部の繊維がすり減りスカスカになっていると、空気を含まなくなりきめ細やかな泡が出てきません。泡は洗浄力の目安となりますので、泡立ちが悪くなったスポンジでは食器の汚れがキレイに落ちません。泡立ちが悪くなったら、買い替えましょう。
他にも泡立ちが悪くなる原因として、油汚れをそのまま洗ってスポンジに油が付いてしまうことも考えられます。スポンジに付いた油はしっかり落としましょう。
2.スポンジがつぶれてくる
スポンジがつぶれてきたり、厚みがなくなってくるのは繊維の劣化が原因です。繊維の劣化によりスポンジの中の空間がつぶれて、何回絞っても水分が残っているような感じになります。
湿った状態のスポンジは雑菌が繁殖しやすい環境のため、衛生的にも良くありませんので、スポンジがつぶれ始めたら新しいスポンジを買い替えるタイミングです。
3.破れたり裂けてくる
すり減って破れたり裂けているスポンジを使うと、食器などの汚れが十分に落とせないため買い替えのタイミングです。破れたスポンジではきちんと洗えないうえに、洗いものに余計な時間がかかってしまうのですぐに交換するのが良いでしょう。
4.不織布部分が変質してくる
スポンジの不織布部分に毛玉ができてきたり、表面の繊維が整わず変質してきたら、買い替えタイミングです。
不織布部分に毛玉ができやすくなる原因の一つは、ザルや網目を洗う時に使っていることです。凹凸している表面で洗っても洗浄力は落ち、十分に洗えませんので早めに買い替えましょう。
5.汚れやシミが目立つ
食器や調理器具を洗ったときに食べカスや油汚れが残ったままにしておくと、汚れがシミのようになります。汚れが落ちていないスポンジは雑菌の栄養となり、水分や湿気の条件も加わり、みるみると菌が繁殖しとても不衛生です。
食器をキレイにするためのスポンジなので、シミや汚れが出てきたら買い替えましょう。
スポンジを長持ちさせるコツ
洗うものによって使い分ける
コップや軽い汚れの食器を洗う時は通常のスポンジを使い、油汚れや焦げ付きの食器や調理器具を洗う時はかためのスポンジやタワシを使いましょう。
前述したように、ザルや網目の洗浄に不織布のスポンジを使うと、摩擦で表面の繊維が変質してしまいますので、タワシなどで落とすことをおすすめします。このように洗うものによってスポンジを使い分けすることで、汚れたり破れてしまうことが防げます。
前処理をしてから使う
カレーやミートソースなどの油性の汚れは、そのまま洗うとスポンジにシミができたり油汚れが付着してなかなか落ちないことがあります。
そうならないように、スポンジで洗う前にキッチンペーパーや新聞紙で食器や調理器具の表面をふき取り、熱湯につけてから洗うのがおすすめです。汚れた食器や調理器具は前処理で、ある程度の汚れが落とすよう心がけましょう。
使用後のお手入れも大切
使った後のスポンジは食べかすや汚れ、水分などで雑菌が繁殖する条件が整っています。キッチンは高温多湿な環境のため、使った後のスポンジもお手入れしておかないと菌がどんどん繁殖します。
使用後は、スポンジをぬるま湯でしっかりすすぎ汚れを落とします。そして水気をしっかりと切っておきましょう。できたら、風通しのよいところで陰干ししておくとさらに衛生的です。スポンジは直射日光には弱いため、日陰で乾燥させてください。
スポンジを長持ちさせるための除菌方法
スポンジを長持ちさせるには定期的に除菌するのがおすすめです。除菌ができる洗剤や漂白剤を使って除菌もできますが、洗剤などを使わず熱湯を使った方法もあります。
- スポンジをキレイに洗い、耐熱性ボウルにスポンジを入れます。
- 沸騰した熱湯をスポンジ全体にゆっくりとかけ1、2分放置します。
- スポンジはとても熱くなっているので、冷水で冷ましてから絞ってください。
汚れ具合によっては完全に除菌するのは難しいかもしれませんが、減菌の効果はあるでしょう。
さいごに
スポンジは思った以上に汚れているものです。買い替えのタイミングが過ぎたものを使い続けていても、しっかりと洗浄できず、衛生的にも心配な点もあります。また、洗浄力が落ちることで洗いものに時間がかかってしまいます。
新しいスポンジに交換するタイミングは3週間に1回くらいが目安のようです。替え時のサインを見逃さず、清潔なスポンジを使うようにしましょう。