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『スプーン・フォーク・ナイフ』のNG行為8つ
1.床に落としたとき自分で拾うのはNG
スプーン・フォーク・ナイフを誤って床に落としてしまったとき、自分で拾ってはいけません。もし落としてしまったら、静かに手をあげホールのスタッフに拾ってもらいましょう。
2.片手に持ったまま飲み物を飲むのはNG
片手にスプーン・フォーク・ナイフを持ちながら、飲み物を飲むことや、ナプキンを使うのはNGです。話に夢中になりジェスチャーをしながら振り回したり、人を指すような仕草も要注意です。
3. フォークにさした料理をかじって食べるのはNG
フォークを使って食べるときはひと口で食べるようにします。かじって食べるのはNG行為となりますので、切り分ける料理は一口で食べられるような大きさに切り口に運ぶようにしましょう。
4.フォークとスプーンでパスタを食べるのは子供の食べ方
パスタを食べるときに左手にスプーンを使って食べることがあります。しかし、この食べ方は子供の食べ方とされているためスプーンを一緒に使う食べ方は正式なマナーとしてはおすすめできません。
5.ナイフやフォークをなめるのはNG
食べ終わったナイフやフォークにソースなどが付いたとき、ナイフやフォークをなめるのは絶対にNGです。この行為はとても見苦しいので美味しいあまり、うっかりやってしまわないよう気を付けましょう。
6.スープなどをスプーンの満杯まで入れるのはNG
スープなどをすくうスプーンですが、満杯に入れると口に運ぶまでにこぼれやすくなります。また、見た目もスマートでないため入れ過ぎはNGです。目安はスプーンの2/3程度にとどめる量を意識しましょう。
7.音を立ててすするのはNG
スープを食べるときに熱いのでフーフーと息を吹きかけたくなりますがこの行為はNGです。また、音を立ててすするのもやめましょう。
熱いときはスープの表面の冷めている部分をすくうようにスプーンに乗せるのがよいでしょう。そして、そのままスプーンを口元に近づけ、口の中に流し込むように飲むのがスマートです。
8.スプーンでかき集める行為はNG
スープなど量が少なくなってきた場合、かき集める行為は、音も立ちますのでNGです。正しくは、スープボウルを奥に傾けてから、残っているものを静かにすくいます。
すくいきれず器の底に少々残っても問題ありません。残っているスープをかき集める行為やパンを残っているソースに付けて食べるのもNGです。
フランス料理でNGな『スプーン・フォーク・ナイフ』の使い方
1.フォークの背の部分に料理をのせて食べるのはNG
ライスなどをフォークの背中に乗せ、そのまま口に入れるスタイルは、フランス式ではマナー違反です。正しくは、ナイフを添えながら左手のフォークをスプーンのように使います。
日本でよく見かけるフォークの背の部分に乗せて食べる方法はイギリス式で、イギリスでは背の部分に乗せるのがマナーとなっています。
2.スープを飲むときスプーンを手前からすくってはNG
フランス料理ではスープを飲むときのスプーンの使い方は、奥からすくうようになります。手前からすくう飲み方はイギリス式ですので、こちらも混同しないようにしましょう。
3.切り分けた後フォークを持ちかえるのはNG
肉料理など、ナイフで切り分けたあと、食べる時にフォークを利き手に持ち替えるのは間違ったマナーです。また、最初に食べやすいサイズに全てを切り分けるのではなく、食べる分だけその都度切るようにします。
なお、切るときは左側から切り分けるのが一般的です。利き手にフォークを持ち替えるのがNGというマナーはフランス料理を含むヨーロッパのスタイルで、アメリカ式は持ち替えて食べるスタイルもマナー違反ではありません。
さいごに
知らず知らずのうちにやってしまうようなNG行為もあり、時と場合によっては恥をかいてしまうこともあるでしょう。
また、スプーン・フォーク・ナイフのカラトリーのNG行為ではありませんが、使い終わったナプキンをきれいに畳んで置くのも実はNGです。これは「料理がおいしくなかった」という合図になってしまうので、こちらも気を付けましょう。